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厳かな一階ロビーのテミス像(ギリシャ神話の公正正義の女神)に迎えられ、会議室へ移動、今回の研修を担当してくださった関広報官から、地方検察庁の組織・役割、刑事手続きの流れから裁判について、また刑の確定から出所に際しての更生保護の役割についてとてもわかりやすい説明をいただいた後、普段決して入ることのできない事件の証拠品や事件記録が保管されている保管記録庫、模擬取調べ室など庁舎内の見学をしました。
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この場面は、実際の手錠や防弾チョッキなどの見学の光景です。
昨年12月に神奈川奈川県内にも地域定着支援センターが開設されましたが、地検をはじめとする更生・矯正保護は私たちにはどのように関わりをもってよいかわからず、司法福祉もあまり身近ではなかったように思います。現在地検では、知的障害者が検察に送致されて以降の対応について模索しているという話がありました。『知的障害者への支援』という観点だけでなく罪を犯し刑に服して後、また私たちと同じ地域で生活をする『余刑者支援』についても社会福祉士としての役割を考えるよいきっかけとなった1日でした。
〈横浜支部研修担当:酒入織雅〉
地方検察庁ツアーに参加して
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横浜支部 内田 和美
「地検」と聞くとついドラマのシーンを思い浮かべてしまう。ツアーでは、講義や見学を踏まえ地検についてよく理解することが出来た。
まず講義では、警察が送致した事件はすべて検察庁に送られ、検察庁でも捜査(被疑者の取調べ、被害者の事情聴取、参考人の事情聴取や証拠品の分析など)を行い、それによって起訴・不起訴の判断をする重要な役割があることがわかった。その後、DVDで事例を学習し内部見学も行った。見学では、証拠品の山を見たり、記録庫では100年間判決文を保管するとのことで、膨大な資料があった。
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一方、障害者の取調べについては検察庁でもまだ勉強中であるとの事だった。聞き取りが誘導尋問に陥りやすくなるため、障害者の話を正確に聞けるようにしていくとの事だった。
今回のツアー参加が、どのように支援に活かせるかわからないが、犯罪を起こさない社会を作っていくための支援が出来るとよいと思った。