昨日の朝、個性的なクルマとすれ違った。
遠くからでもそれとわかる斬新なデザイン、しかしアクの強すぎるセンスは賛否両論というより圧倒的に否が多いと思われる。
そのクルマは「フィアット・ムルティプラ」。

スポーツカーや未来をイメージしたショーカーではなく、一般の人が乗る普通のクルマとしては、大胆すぎるデザインといっていい。
イタリアから正規に輸入が開始されたが、売れ行きは悪く、あまり見かけることはない。
よく言われるのは、「保守的な日本人には、このデザインは理解出来ないのだろう」という意見だ。
だが、僕の見解は少し違う。
・イタリア車の持つイメージ
・輸入車全般の値段の高さ
・このデザインが受け入れられなかったのは日本人だけではない
まずイメージだが、かつてイタリア車といえば「壊れる」と同義語と言われるほど品質が悪い印象があった。
同じイタリア車で、誰が見てもカッコイイと思われるアルファ・ロメオでさえ、品質の低さゆえに購入をためらう人は多い。
さすがに、現在ではかなり改善されていると思われるが、ムルティプラが発表された当時は、まだまだ壊れるイメージが強かっただろう。
次に輸入車の価格設定だが、仕方がない部分があるとはいえ、まだまだ高すぎるように思う。
この値段だと、ちょっと面白そうだから買ってみようか、という気にならない。
そして、ドイツ車や一部の高級車を除いて、下取り値段は恐ろしく安い。
10年以上輸入車に乗っていた僕に言わせれば、日本で乗るクルマとして日本車に勝るものはないわけで、それが安価で買えて故障もしないのなら、外車の出番はない。
3番目のデザインについてだが、これが受け付けないのは日本人だけではないのだ。
イギリスの自動車雑誌にて「世界一醜いクルマランキング」というアンケートをとったところ、ムルティプラは2位なのだ。
古今東西、あらゆるクルマの中で2位というのは、ほとんどの人間が「このクルマのデザインは酷い」と思っているということだ。
さらに、フィアットの人間ですら「このクルマを運転するのは素晴らしい。特に車内にいるのがベスト。なぜならその酷い姿を見なくてすむからね」と言っている。
しかし、ここまでボロンチョに言われるクルマは、一部の少数派の人に大変人気があるのも事実だ。
よーく見ていると、ちょっとシロイルカみたいで愛らしい気さえしてくる。

ただ、あまりにも売れ行きが悪かったため、マイナーチェンジで普通になってしまった。
僕は非常に残念な気分になったのだった。

(おまけ)
「世界一酷いクルマランキング」の1位はどんなクルマなのか?
僕は深海生物か、怪奇植物みたいなオドロオドロしいクルマを想像したが、そうでもなかった。
ポンティアック・アズテック。
たしかに変ではあるが、ムルティプラにはかなわないな。

遠くからでもそれとわかる斬新なデザイン、しかしアクの強すぎるセンスは賛否両論というより圧倒的に否が多いと思われる。
そのクルマは「フィアット・ムルティプラ」。

スポーツカーや未来をイメージしたショーカーではなく、一般の人が乗る普通のクルマとしては、大胆すぎるデザインといっていい。
イタリアから正規に輸入が開始されたが、売れ行きは悪く、あまり見かけることはない。
よく言われるのは、「保守的な日本人には、このデザインは理解出来ないのだろう」という意見だ。
だが、僕の見解は少し違う。
・イタリア車の持つイメージ
・輸入車全般の値段の高さ
・このデザインが受け入れられなかったのは日本人だけではない
まずイメージだが、かつてイタリア車といえば「壊れる」と同義語と言われるほど品質が悪い印象があった。
同じイタリア車で、誰が見てもカッコイイと思われるアルファ・ロメオでさえ、品質の低さゆえに購入をためらう人は多い。
さすがに、現在ではかなり改善されていると思われるが、ムルティプラが発表された当時は、まだまだ壊れるイメージが強かっただろう。
次に輸入車の価格設定だが、仕方がない部分があるとはいえ、まだまだ高すぎるように思う。
この値段だと、ちょっと面白そうだから買ってみようか、という気にならない。
そして、ドイツ車や一部の高級車を除いて、下取り値段は恐ろしく安い。
10年以上輸入車に乗っていた僕に言わせれば、日本で乗るクルマとして日本車に勝るものはないわけで、それが安価で買えて故障もしないのなら、外車の出番はない。
3番目のデザインについてだが、これが受け付けないのは日本人だけではないのだ。
イギリスの自動車雑誌にて「世界一醜いクルマランキング」というアンケートをとったところ、ムルティプラは2位なのだ。
古今東西、あらゆるクルマの中で2位というのは、ほとんどの人間が「このクルマのデザインは酷い」と思っているということだ。
さらに、フィアットの人間ですら「このクルマを運転するのは素晴らしい。特に車内にいるのがベスト。なぜならその酷い姿を見なくてすむからね」と言っている。
しかし、ここまでボロンチョに言われるクルマは、一部の少数派の人に大変人気があるのも事実だ。
よーく見ていると、ちょっとシロイルカみたいで愛らしい気さえしてくる。

ただ、あまりにも売れ行きが悪かったため、マイナーチェンジで普通になってしまった。
僕は非常に残念な気分になったのだった。

(おまけ)
「世界一酷いクルマランキング」の1位はどんなクルマなのか?
僕は深海生物か、怪奇植物みたいなオドロオドロしいクルマを想像したが、そうでもなかった。
ポンティアック・アズテック。
たしかに変ではあるが、ムルティプラにはかなわないな。

真ん中のうす水色の写真がモデルチェンジ後ですか?
普通ですし、日本車みたいです。。。。
ここまでだとフルモデルチェンジですね。ドアミラーしか
名残がない。。。
ちなみににゅーめんさんが10年ほど乗っていたクルマ
とは何ですか?
フィアット・ムルティプラは結局どの国でも受け入れられなかったようで、大きなマイナーチェンジをしましたが、ここまで無個性にしなくてもいいのにと思いました。
よく見るとドアから後ろは前のままっぽいですね。
室内は前3人後ろ3人それぞれ独立したシートがある6人乗りで、横幅はかなり広いものの、全長は4mくらいしかないようです。
僕がアクセラの前に乗っていたのは、フォルクスワーゲンのヴェントというクルマです。
ゴルフ3のセダン版でして、当時欧州かぶれの評論家は大絶賛してました。
良くも悪くもドイツ大衆車でして、トヨタ車の真逆をいく価値観のクルマでした。
頑丈なボディ、硬いがしなやかな乗り味、強力なブレーキ、安定感抜群の高速性能、トルクフルなエンジンなどが気に入って11年乗りました。
しかし、市街地での燃費の悪さ、古くなるとあちこちから故障、それに維持費の高さがネックになって手放しました。
今の型のゴルフはなかなかカッコいいので、ちょっと気になりますが、高級になりすぎた気もします。
実は私もあれのVR6が欲しかった輩です。
諦めて180SXを乗り続けましたが。。。
今、もしクルマを再び持つとしたらジェッタを選びますね。
お金が有り余ってたら・・・やっぱり911が欲しいです(笑)
ヴェントは1代限りで、次はボーラになりましたが、その次にはジェッタに戻りましたね。
僕はゴルフ2型のジェッタが好きでした。
ドイツでは何の変哲もないセダンですが、日本ではなんとなく存在感があって良かったと思います。
ビリーさんはVR6を狙われてましたか。
あれ、けっこう高かったですよね。
たしか360万円くらいしたと思います。
僕の2000GLIでも300くらいでしたから。
あの頃のワーゲン車だと、コラードも好きでした。
顔つきはヴェントと似てましたが、カッコ良かったですね。
でも、値段が高かった。
あれは400を超えてたと思います。
ポルシェは10数年前にカレラ2を借りて乗ったことがありますが、実に素晴らしいクルマでした。
なデザインですね
モデルチェンジしたら全く別の車になってしまいましたが、どうせなら奇抜なデザインを貫いて欲しかったとこですよね。
外車は維持費が大変だし、不況な世の中、乗る人減ってますね。
僕が初めてこのクルマを見たとき(自動車雑誌だったと思います)、まさかこのままの姿で市販はされないだろう、と思ったのですが、そのまま売られました。
でもね、鈴鹿で何台かは走ってるんですよ。
僕が知ってるだけでも、黄色、ミドリ、青の3台はいたはずです。
もし家族持ちの人がこのクルマを買うと言ったとき、他の人の反応はどうだったのかな?と考えてしまいます。
奥さんとか反対しなかったのかな?とか(笑)
ある意味、自分らしさとか、自分を貫いていると思います。
僕は買いませんけど、世の中にはこういうクルマはあったほうがいいと思います。
そういえばトヨタからピンク色のクラウンが発売されるようですが、これも反対意見が多いでしょうね。
外車といえば、以前ジャガーに乗ってたといってましたよね。
ジャガーは今みても惚れ惚れするほどカッコイイですが、やはり品質の悪さをどこまで我慢できるかが維持のポイントでしょうか。
外車はまた乗りたいとは思うものの、今の通勤距離ではちょっと維持するのが大変かもです。