goo blog サービス終了のお知らせ 

Music Mania

No Music No Life

歴史考証

2020年05月23日 | 日常
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、6月初めくらいに一時中断するという。
かなり好評なドラマだけに、これまでの流れが中断するのはもったいないけれど、このご時世なので仕方ないだろう。
5月末時点でまだ桶狭間の戦いまで来てないのは、ちょっとペースが遅い気はするけど、これがさらに遅れるとなると年内に全て放送するには無理があるのではないだろうか。

さて、今回のドラマもそうだけど、おそらく2014年の『軍師官兵衛」あたりから、戦国時代の城がある程度正しく考証されるようになってきたように思う。
城に天守が建てられるようになったのは、織田信長の安土城以降で(天守っぽい建物があったと思われる城はいくつか確認されてるようだけど)、それまでは基本的に土の城である。
空堀と土塁に囲まれて、いくつかの郭(くるわ)があり、主郭に住居があったりする。
大河ドラマに出てくる主郭内の住居は、あきらかに大きすぎるけど、その辺はセットの関係で仕方ない。
昔のドラマだと戦国時代半ばであっても、近世城郭みたいに立派な石垣と天守が建ってたものだが、今はだいぶ史実に近くなったと思う。
こういうのは、あまり細かいことは言ってはいけないのはわかってるつもりだけど。

3年ほど前、天正伊賀の乱を題材にした映画「忍びの国」を見に行ったけど、映画の冒頭で下山甲斐守城が出てくる。
これがこの手の映画にしてはとてもよく出来ていて、戦国時代の伊賀によくある単郭方形城が再現されていた。
実際の下山甲斐守城はもっと山にあって、主郭以外の郭もあるんだけど、そこまでの再現を望むのは贅沢だろう。

たかがドラマや映画なんだけど、きちんと考証されてお金がかけられてるというのは、わかる人にはわかるのである。
この記事についてブログを書く
« ジェイムス・ブラウン「ラブ... | トップ | 罪の轍 »
最新の画像もっと見る