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Music Mania

No Music No Life

ディスカバービートルズ その32

2021年01月30日 | ビートルズ


1月24日放送のディスカバービートルズは、先週に続きアルバム「レット・イット・ビー」からB面。
以前のようなバンドとしての絆が失われつつあるなか、もう一度原点に戻ろうよというポールの提案から始まったセッションは、結局はきちんとした形にならないまま、次のアルバム「アビーロード」の制作に入ってしまう。
未完成のテープを完成形にしたのは先日亡くなったフィル・スペクターだが、ここでジョージ・マーチンではなくフィルに任せたのは、ポールがジョンとジョージに気を使ってのことだとも言われている。
このセッション時、ポールは久しぶりにヘフナーのバイオリンベースを使用しているが、これも初期の頃の感覚に戻すためだという。

B面1曲目は「アイブ・ガッタ・フィーリング」で、これはポールの作った曲とジョンの作った曲を合体させたもの。
この曲の後半、この2曲が違和感なく混ざり合うところは、事情を知ってるものからするとグッとくる部分だ。
続いて「ワン・アフター・ナイン・オー・ナイン」は、デビュー前のロックンロールナンバーで、このタイミングでこれを持ってくるのも原点回帰の一つだろう。
「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」はこのアルバムでは曰く付きの曲で、ポールはこのバージョンが気に入らないため、数十年後「レット・イット・ビー・ネイキッド」が作られることになる。
この曲に関しては、僕はポール主導のネイキッド版より、オリジナル版のほうが好き。
ジョージ作の「フォー・ユー・ブルー」、影の薄い曲だけど、ジョンのスライドギターがいい味を出している。
最後は『ゲットバック」、シングル版とは違うバージョンだ。

ビートルズの影響が濃い、ピートリーなアーティストのコーナー、今回は杉真理のバンド、ボックスだ。
本当にビートルズが大好きな人が集まって、ビートルズの影響を音で表現している。
これについて、僕はネタとしてやる分にはいいけど、全部こういうのばかりというのはちょっと好みじゃない。
それに日本語でビートルズ風の曲をやるとグループサウンズっぽくて、あまりカッコいいとも思えない。
杉真理の音楽はシティポップのアルバムの方が好きだ。

さて昨日だったかな、みのミュージックで中級者向けのビートルズという動画があがった。
ビートルズ全曲聴いて、それぞれのメンバーの声の違いがわかり、ざっとビートルズ史がわかるくらいななったら、次に何を聴くべきか、という内容。
みのさんは、次はアンソロジーシリーズをお勧めしている。
はい、僕もこれをお勧めします。
そして、ビートルズ出演映画を勧めている。
普通はそうだろう、それについて意義はない。
ただ個人的にはビートルズ映画は興味ない。
それと、異色のリミックスアルバム「ラヴ」。
これ、かなり面白いです。
まだ聴いてないビートルズ中級以上の人がいたら、是非オススメ。
ただし、あんまり何回も聴くものでもないかな。

中級者向けのザ・ビートルズ
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