のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



コミュニティーカレッジ

2015年07月14日 | つれづれ日記
1か月ぶりの市民講座、朗読講座に参加しました。
3回で1作品を完成させるのです。

今日は「よだかの星」最終回
先生のアドバイスを受け、みなさん、間の取り方、ポイントを置いた発声等初めに比べると
表現がとても上手になっていきました。

作品に込められた作者の思いをくみ取って、自分らしく表現することが大切なのです。
と、先生は、柔らかい言葉で指導してくださいました。

いつでも、どこでも、だれにでも、自分らしく気持ちを込めて表現するのは難しいことです。
私はいつもつっけんどんになってしまうことが多く、反省しているのですが。

この前の日曜日には、劇団青年座公演を見に行きました。
水上 勉原作「ブンナよ、木からおりてこい」という作品です。
      
広い世界を求めて木に登ったブンナが見たものは、厳しい生死の現実でした。
テーマは「命」ですが、これは宮沢賢治の作品にも通じるテーマです。
今生きている事実をしっかり見つめ、真摯に生きる・・永遠のテーマでしょう。

前から2列目の席での鑑賞、演技をしている人のしたたり落ちる汗が、客席まで飛んでくるほどの熱演でした。
今を、このときを100%表現している姿がそこにありました。
      
演技者の中には、けっこう年配で60代とおぼしき方もいました。
形は違っても、表現することで充実感が得られるのは確かでしょう。
エネルギーをもらって、少しでも自分に注入できたらいいなと思いました。