たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

自民党造反議員の復党

2006-11-26 20:14:01 | Weblog
 郵政民営化法案に反対し自民党を除名処分となった議員が復党を希望しているが、その扱いに対して賛否両論が出ている。現在のところ自民党幹事長は、復党にあたって郵政民営化法案に反対した過去の行動を総括し、反省文と誓約書を提出するよう求めるなど厳しい条件を示している。これに対し自民党内部でも幹事長の対応が厳し過ぎるなどとの批判が出ている。
 これら議員の復党に対する意見は、大きく三つに分かれるようだ。一つは復党させるべきではないというもの。二つは復党に当たっては筋道をきちんと立てるべきだというもの。三つ目はもっと情を持って対応すべきだというものである。これらの意見も主張する議員個々の事情により分かれているもので、次の衆議院選挙で復党する議員と対立することになるグループ、復党を希望している議員を快く思わないグループ、安易な復党は国民からの支持を失いかねないと心配するグループ、来年の参議院選挙で従来どおりの支援を期待するグループなどなどだ。
 復党を希望する議員達の真意も分かりにくいところがある。自民党に所属していないと自分の志が達成できないからか、それとも政党助成金の問題があるのかなどいろいろ憶測されている。
 政治は常に一つの価値観だけで動くのではなく、多くの価値観の妥協で動くものであるようだ。そのうちに落としどころが見えてくることだろう。