たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

お伊勢さん

2006-03-19 10:13:39 | Weblog
 一昨日から鳥羽方面を旅行し、昨日は伊勢神宮を参拝した。伊勢神宮では2,013年に20年に1度の第62回式年遷宮に向けて準備が進んでいる。昨年はご神木3本が長野県上松町から切出され、内宮に「川曳き」で運び込まれた。現在ご神木は神域内の五丈殿に安置されている。この遷宮のためのご用材は全部で1万本近いヒノキ材を必要とするそうだ。
 伊勢神宮は日本人の心の原点である。巨大な杉木立に囲まれ、森閑とした雰囲気のなか、参道の玉砂利を踏みしめて歩いていていると心が洗われ清々しい気分になる。参道では東南アジア観光ツアーの一団に出会った。観光ガイドが時々立ち止まってはハンドスピーカーで観光案内していた。広大な森に溶け込むように白木の大鳥居と社殿があるだけで、色彩的は派手さのない神宮が外国人の目にはどのように映るのだろうか。
 参拝後門前町の「おかげ横丁」を見て歩く。未だ春浅く、観光シーズンほどの賑わいはないが、それでもかなりの人が道の両側に並ぶ土産物店に立ち寄っていた。赤福本店でぜんざいを食べる。心の古里へ戻った心持になった。