たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

意欲の低い日本の高校生

2006-03-02 09:49:22 | Weblog
 日本青少年研究所が日、米、中、韓各国の高校生を対象に意識調査をした結果を発表した。
 調査項目は「希望を持つ対象」、「悩み事」、「関心事」などで、中日新聞のまとめによると、差異が際立ったのは、「希望を持つ対象」として挙げられている「友人関係」、「成績の向上」、「異性との交遊」の項目で全て最下位、特に「成績の向上」を挙げた割合は各国の半分に過ぎなかった。悩み事では、「特に悩みはない」が米とほぼ同率で、中、韓より圧倒的に多かった。また、別の設問で「食べていける収入でのんびり暮らしたい」と答えた割合は日本が最多だった。「関心事」では「容姿」と答えた割合は日本が2位、「家族」と答えた割合は最下位だった。
 同研究所は「日本の高校生の意欲の低さと勉強離れの傾向が出ている。ゆとり教育との関係なども分析したい」としている。
 この調査結果から今の日本の平均的高校生像が浮かび上がってくるが、無気力というか、気概に欠けるというか、少なくとも切磋琢磨して向上しようとする意欲は感じられない。個人個人の生き方については他からとやかく言うことではないが、国際社会における日本国として見た場合これで良いのかと思わざるを得ない。