今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

権威なんて今も存在するのかな?

2015-08-06 | Weblog
たまに関係者席といって真ん中の一番見やすい席をズドンとあけてるのがあって、あれってお金を払って入ってる人からすると、え?てなるよね。特に指定席ならまだしも、自由席でやられるとなんだかなあと思う。このカンパニーは関係者、ひいては権威に向かって芸を奉じてるのかと。しかし、スポーツと違って演劇とかアートの世界は明確な勝ち負けがない。たまに「なんであいつが売れてんだ?」て人もいる。そういうのを見ると、ある程度は昔から脈々と続く「タニマチ」の世界であることを理解し、コネクションがものを言ったりすることも受け入れないといけないのかもしれない。けど、それはそれで、僕は同時に観客であり消費者でもあるわけで、そういう一演劇ファンからすると、そんなことはどうでもよいよー。それに、僕が知ってる限り、関係者席に偉い人たちがたくさん座ってる芝居が面白い芝居であるってわけではない、というかそこに基準は全くない。あの人たち寝てることも多いからね。
つまり僕が尊敬する成功しているアーティストのほとんどはそういう次元で(誰かの強いプッシュなどで)成功したわけではなく、やっぱり常に面白いことしているし、芯がぶれてない。技術と個性が両立している。思想が新しくオリジナルだ。
だから僕は僕なりにやっていくしかあるまいよー。なんか終演後の挨拶回りなんか基本したくないのよー。
(まあ僕だって、ふと寂しくなって、「いわゆる演劇界」で認められたいと思ってしまう瞬間があり、いかんいかんと言い聞かせる。どうでもいいのだ!そんな世界は!(でもやっぱり寂しくなるときはある))

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