アメリカのイラク迷走、それは第2次世界大戦のせい 戦後日本とイラクの違いは――フィナンシャル・タイムズ(2)(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
ブッシュ政権は第2次世界大戦をやたらと引き合いに出したが、しかし第2次大戦並みの犠牲を払ってほしいと米国民に呼びかけることは、一切しなかった。残念なことに。呼びかけるべきだと、考えもしなかった。サダム打倒は「第2次世界大戦・ライト版」的な、軽量級のお手軽な経験で終わるはずだった。栄光たっぷりで、苦しみは何もなく。徴兵の必要もなく。経済的な犠牲を払う必要もなく。詳しい戦後復興計画を立てる必要もないと思われていたようだ。戦争では、社会や政治に絡む壮大な「イベント性」が重要なんだなと納得する。動機自体は、中東の政治地図再編だろうけど、戦争には、やってみたくなる(若者は参加したがる)吸引力がある。広告代理店(屋さん)にとっても活躍時だ。