ネット版には出ていない様だが、日経朝刊(7面)に「米景気対策効果は限定的」との記事が出ていた。民間予想では、経済押し上げ効果は1.8%にとどまるとの見方が強いとのことだが、先日の4兆ドル必要という見方をオバマ大統領は否定したという話もあり、バブル崩壊時の日本政府の様に、結果的に後手後手に回る対応に終始する可能性が出てきている。
○米景気対策効果(0.8兆ドル)は限定的
・民間予想では2009年の経済押し上げ効果は1.8%にとどまり、オバマ政権が掲げる3.7%には届かない
・GSのエコノミスト ハチウス氏ら 「5年で2兆ドル」「今後2年で1.2兆ドル」要
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=AIG&t=5d
「AIG救済=終わりの始まり」
不良企業が我も我もと救済を求めてくる構図。
AIGに追加のミルク代を払うのか?(払えるのか?)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36286720090204
ストロスカーンIMF専務理事も先週ワシントンで「銀行システムの改革がなければ(金融・財政の)刺激策は無駄になる」と主張。
銀行システムの改革が進行すれば、^BKX(KBW銀行株指数)は上昇してくる筈ですよね。
米景気対策、銀行の不良資産処理進まなければ無駄の可能性も
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200902040110.html
銀行の不良資産処理に関する明確な計画がなければ無駄になる可能性がある。
「バッドバンク」については、ジョゼフ・スティグリッツ氏を浮含め否定的な意見が多いですね。
商業用不動産などの米銀の評価損が600億ドルに=ゴールドマン
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30147020080204
ゴールドマンは、商業用不動産(CRE)、サブプライム以外の住宅ローン、消費者ローン、企業向けローンから生じるクレジット損失は
3300億ドルに達する見込みで、サブプライム関連損失の2210億ドルを上回ると予想。
これでもまだ、予想元本6万兆円の規模からすると、蚊に刺された程度ですね。