一緒に世界の将来について考えよう

世界の将来について、一緒に考えていくブログ
-2006年から大恐慌の到来を予想
-6年半ぶりに投稿

地球温暖化の実感

2007-02-14 12:52:27 | 環境問題

日経の記事(※1)で面白い比較が出ていた。気象庁によると、1月の世界の気温は、過去最高を更新する見込みと言う。

世界の気温上位10位を見ると、1998年以降の過去10年間の年が6年(1998年、2002年、2003年、2004年、2005年、2007年)、上位5位は全て過去10年以内となっており、ここのところの温暖化が顕著に見て取れる。

一方、日本の気温上位10位、上位5位とも、1998年以降の過去10年間の年が2年(2000年、2007年)のみしかでていない。

このことからも、世界レベルの温暖化が進行していても、それぞれの地域ではその実感が感じにくい現実が読み取れる。まさに茹で蛙と称される由縁で、なかなか実感が湧いてこない。今年の1月は、温暖化の影響を感じる人が多いとしても、まだ第4位であり、1972年とか1989年とかの方が暖かかったのだ。地球温暖化の実感を感じることの難しさの一因には、全体と部分のこのギャップがあるのであろう。 

 

※1 世界の気温 1月も最高

(日経朝刊2/10 38面) 

1月の月平均気温の順位(平年差プラス、摂氏)

世界

1位 2007年 0.45

2位 2002年 0.44

3位 1998年 0.36

4位 2005年 0.31

4位 2003年 0.31

6位 1988年 0.29

7位 2004年 0.27

7位 1944年 0.27

9位 1983年 0.26

10位 1995年 0.22

 

日本

1位 1989年 2.09

2位 1972年 1.65

3位 2000年 1.46

4位 2007年 1.44

5位 1932年 1.38

6位 1993年 1.28

7位 1903年 1.26

8位 1916年 1.21

9位 1992年 1.19

10位 1905年 1.18