この「修正力」なる言葉が、造語なのかそれとも普遍的な意味合いを持つものなのかどうかは知らない。
されど、作家にして人材育成コンサルタントの大西みつる氏の同名の書を読むと、
なんだかそれは、ビジネスパーソンにとって当たり前に求められるスキルのようにも感じた。
◆序文がこの書の集大成だと感じた
序文とか、前書きだとか、あるいはプロローグとかを読んで、その書の仮評価をする方は、多いことだろう。
おいらもその一人で、その序文に感心し、同書を読み込んでみた。
ビジネスパーソンにとっては、この3つによって仕事の成果が最大化するそうだ。
それは、①基本を見直す、②小さく変える、③できることをやる、だという。
①について差がつくのは容易に判断できるし、②での微調整が大きな差となることもわかる、
③で現実的にできることをやるのもその通りだろう。
振り返ってみれば、ビジネスパーソンにとっての「仕事」とは、「問題解決をすること」にほかならない。
これをすれば絶対だという正解はない、常に複数の正解があるものだ。
だからこそ、正解だと思われる解を進め、それが正解でなければ修正を繰り返していくわけで、
これこそが「修正力」であり、必要なスキルなのだ。
世の中というものは、上手くいかないことの方が圧倒的に多く、それを解決していくことが仕事なのだ。
→まったくその通りで、仕事の成果と氏の言われる「修正力」が比例するのは同意できます。
でも、序文がこの書のピークで、本文はページ数を稼いでいるだけのような気もしました。
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