「地上げ」という言葉をよく聞く。
その多くは、あまり良いイメージではない。
強引に、土地を取りまとめる印象だ。
だが、こういう話を聞くと、前向きに考えてもいいのかもしれない。
◆質素な生活が快適な生活に変わった
おいらと同じ名古屋市内に住む友人だ。
彼は、幼くして父を亡くし母との二人暮らしだった。
そして、彼自身はフルタイムの正社員だが、母はパート勤務だった。
幸いなことに、経緯は不明だが、自宅はわずかな土地建物(古屋)とも自己所有だった。
そんな彼の日当たりの悪い不便な自宅が地上げの対象となったのだ。
その土地を含め周辺一帯で、マンション建設計画が持ち上がったようだ。
当初は、それに応ずる気持ちはなかったそうだ。
だが具体的計画になるとそれは、「等価交換」という制度で、税金がかかることなく、
古屋とその敷地が、近代的な3LDKのマンション2室に変わるという。
それでも難色を示すと、+300万円を出すのでそれで引っ越しや仮住まいの費用としてくださいとのこと。
なので、それに応じたそうだ。
結果は大正解で、日当たりの悪い古屋が、近代的なキッチンをもつ3LDKのマンションの一室に変わり、
もう一室は賃貸に出し、月間10万円ほどの賃料収入が得られているという。
ここで得られる知見とは、「振り込め詐欺」等は警戒しなければなりませんが、
やはり他人からの提案は、じっくりと検討して、その可否を判断すべきなようです。
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