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ECの弱点

2019-07-03 19:52:12 | 日記
おいらは、リアルの店舗小売業に勤めています。
なので、EC(電子商取引:アマゾンや楽天それにZOZOですね)プレイヤーとの競合はすごく気になります。
今日は、販売革新誌で力強い記事を見つけました。
その仔細は下記に。

◆ECのアキレス腱となるのか
 ここ何年かは、ECがすごい勢いで伸びて、もうリアル店舗は必要ないんじゃないか、という風潮です。
 しかし、神風は吹きました。
 ただでさえ人不足の折、さらにいわゆる働き方改革で、既存のサプライチェーンやビジネス環境は以前のままでは維持できません。
 特に顕著なのが、物流システムです。
 物流ドライバーは、8時間勤務+残業2時間までしか勤務できません。
 穴埋めは、他の社員か非正規社員の採用が必要です。
 人不足と再配達頻度の高さに耐え切れず、ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便と値上げのラッシュです。
 一般消費者向けは15%アップ、大口法人向けは24~46%アップとも聞きます。
 追い打ちをかけ、倉庫作業費や物流倉庫コストも上昇し、トータルの対売上高物流関連比率が急上昇との事。
 
 アマゾンの対売上高物流費率は13.3%に達しているという。
 また、ZOZOのそれは、かっての11.6%が19年3月期には15.7%に増加しているという。
 ECは、リアルの店舗を持たないためコストが低いと言われていました。
 本当でしょうか。リアルの店舗はそれを維持するための不動産コスト(税・賃料・保険・償却等)は、約10%という。
 さらにいわゆるオペレーションコスト(人件費・宣伝費等)がかかりますが、これを合算してECと比較するのは無理があります。
 オペコストは、売上を上げるための販促費的な側面があるからです。

 そして、ワークの結論を急ぎます。
 リアル店舗を維持する不動産コスト10%対、EC企業(アマゾン)の物流コスト13.3%。
 な~んだ、EC恐れるに足りずじゃないか。
 つまり物流関連費用がEC企業のアキレス腱になるであろうということです。
 世の中の趨勢は尊重しますが、ワークはリアル店舗の将来性に望みを持ち続けています。