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ケイセイ遺跡の鞍

2013-02-03 11:31:11 | 日記もの
静岡市の埋蔵文化財センターで馬具の特集をやっている。HPに載っていなかったけど、展示替えしてるんだなぁ。
古墳から出て来た馬具が中心だったけど、奈良平安時代の木製の鞍の輪が1つだけ展示されていた。シンプルでやや小ぶりの鞍だ。日本古来の馬は、現在競走馬としておなじみのアラブ種と異なり小型だから、このくらいの鞍が実用的な鞍の大きさなのだろう。そう考えると、古墳から出土する馬具ってちょっと大きい感じがするのだけど、本当に実用的だったのだろうか? おそらく、馬を飾りたてるためのものであって、実際に乗馬して乗り回すにはちょっと・・・という感じがする。ケイセイ遺跡は静岡市南部にあり、有度郡の郡衙に比定されている遺跡だ。当然、国府との連絡に馬が必要なので、このような実用的な馬具も出土したのだろう。

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