たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

兜川の生きものさがし~里山体験プログラム~

2018年05月15日 | 旧NPO法人むさしの里山研究会

photo by sachibaa

 5月12日(土)は小川町へ。



 里山体験プログラム「兜川の生きものさがしとトンボの羽化の観察」です。


photo by sachibaa

 たか爺は、みんなでガサガサやる前に岸辺で羽化しているトンボがいないか探してみましたが、抜殻が1つ見つかっただけ…。残念ながら「トンボの羽化の観察」はできませんでした。



 この羽化して間もないヒメサナエは、参加者の方が見つけてくれたのかな?


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 講師はもちろん、NPO法人ノア(旧むさしの里山研究会)代表でトンボの専門家の新井さんです。
 新井さんのお話のあとで、たか爺のほうでは刺されると痛ぁ~いギバチとナベブタムシの話を。でも、毎年見つかっていたギバチが今年は見つかりませんでしたねぇ…。
 

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 川へ入って、いよいよ生きものさがしがスタート!


photo by sachibaa

 参加者は5家族18名です。


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 年間予約では、定員30名のところ12家族42名で締めきって、キャンセル待ちも4家族12名…。新井さんにお願いして追加日程を設けました。ちょうどいい感じに分かれてくれたかな?


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 とりあえずは親子で、川の生きものたちを捕まえてみてください。


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 何が入っていたのでしょうか?


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 入れものの中にはすでに、アオハダトンボかハグロトンボのようなヤゴが入っていますね。


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 手前に見えているシマドジョウを捕まえたときだったのかな?


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 捕まった生きものたちを持って、再集合してもらいます。


photo by sachibaa

 新井さんのレクチャータイムですね。
 アメリカザリガニです。



 この子がこのとき捕まえたやつだったかな。


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 エビつながりでスジエビとヌカエビも。



 ひと網でこんな感じです…。たか爺はスジエビ以外はヌカエビとしてしまっていますが、ヌマエビの仲間はちゃんと調べると数種類になるのかもしれません。
 貝はカワニナとマシジミかタイワンシジミか、あと向きを見てなかったけどモノアラガイかサカマキガイの3種類。魚はドジョウとシマドジョウの2種類だけでちょっとさみしい結果でしたが、けっこう捕まっていましたね。


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 ここから水生昆虫へ。



 モンキマメゲンゴロウは個体数も多かったです。



 コシマゲンゴロウはたまに見つかる程度。


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 写真は撮っていませんでしたが、他にはカワゲラやガガンボの仲間、ヒラタドロムシの幼虫などが見つかっていました。

 以下は、この日見つかったトンボの幼虫のヤゴたち。まだ小さかったコオニヤンマは撮り忘れてしまいましたが、7種類でしたね。ストロボを使って、自動修正とトリミングもしたので、少しは見やすくなったでしょうか…。


 
 ガサガサ中心だと当然、個体数ではハグロトンボが№1になります。
 大きな方は時期的に、アオハダトンボの可能性もあるかな。


 
 コヤマトンボです。
 ワンダースクールが川の生きものさがしで使っている川ではよく見られます。オオヤマトンボのほうは、秋ヶ瀬公園の池や彩湖でたまに見つかる程度ですね。


 
 アオサナエは成虫も何頭か飛んでいました。
 次のオナガサナエとの違いは、触覚の形が平らな棒状。第2~9腹節に側棘があって、体の両端に上から下まで棘がある感じです。



 これは新井さんが捕まえた成虫。きれいですよねぇ~。



 オナガサナエも、アオサナエのように翅芽(翅になるところ)が大きく八の字に広がっていますが、触角の形は楕円形。側棘は第7~9腹節にしかありません。



 オジロサナエは、三角形の触覚が独特ですよねぇ~。
 似たものは南方の島にのみ生息しています。


 
 ダビドサナエです。


photo by sachibaa

 成虫はヒメサナエとアオサナエの他に、ニホンカワトンボも捕まっていました。


photo by sachibaa

 最後に、ヤゴの飼いかたや持ち帰りかたなども教えてもらって解散。新井さん、ありがとうございました! そのままお弁当まで食べていかれたご家族も多かったのかな。たか爺は例によっておにぎりの運転食いで、嵐山町の都幾川へと移動しました…。
 「兜川の生きものさがしとトンボの羽化の観察」は、今週末の19日(土)にも追加開催予定です。現在6家族19名なので、参加希望の方は早めにご連絡ください。ちょっとお天気のほうが心配ですけれどもねぇ…。
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