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たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

食べられる野草の観察会~里山体験プログラム~

2015年05月08日 | おごせ昆虫と自然の館


 越生といえば梅です。4月12日にはまだ小さかった梅の実も、もうここまで大きくなっていました。でも、種が固くなるまでは青酸配糖体が多いのでまだ食べられません。
 5月5日(日)は、里山体験プログラム「食べられる野草の観察会」で越生町。たか爺の虫の師匠たちが運営するおごせ昆虫と自然の館のプログラム利用ですね。
 今年は参加者が少なくて、ワンダースクールからは4家族13名。他にも1家族3名と、ちょっと顰蹙ものの婆さんも2名参加していました。講師の話の腰を折りながら、「これ何? あれ何?」と名前ばかりを知りたがる他の観察会でもよくいるタイプ…。でも、博識で経験豊かな巣瀬さんの対応はさすがでしたね。たか爺には無理だなぁ…。



 昆虫と自然の館の向かい側の梅林だけでも、セリ・ヨモギ・タンポポ・ハルジオン・カントウヨメナ・カラスノエンドウなど、食べられる野草の種類は多かったですね。ノビルも太い茎のものが多かったけれども、農薬がたっぷりまかれた梅林の野草は食べる気はしません…。



 野草の観察をしながら、よしざわ自然農園まで。ペースもゆっくりなので、小さなお子様連れでも大丈夫です。



 暑くて日陰で休んでいたヒツジさんも、たか爺が呼んだら出て来てくれました。試しにカキドオシやカラスノエンドウをあげてみたら、食べてくれましたね。連休明けには毛刈りをするそうなので、少しは涼しく過ごせるのかな? まあ、刈るほうも刈られるほうも大変な作業なんだろうなぁ…。



 よしざわ自然農園の庭では、今年も江村さんが食べられる野草の天ぷらをあげてくれていました。



 まずは野草摘み。ここなら安心して摘めますね。



 野草の天ぷらはセリ・ヨモギ・カキドオシ・ユキノシタの4種。クワの葉とニセアカシアの蕾も+して計6種類です。今年は吉澤さんもネギ坊主やエシャロットなどの天ぷらをふるまってくれました。



 抹茶塩でいただきます。



 おいしかったですねぇ~。食べられる野草の試食会のあと、ワンダースクールのご家族はお弁当タイムです。



 子どもたちは、スリル満点のブランコやハンモックでも遊んでいました。



 午後は目の前を流れる越辺川で川の生きものさがし。14時半までお借りしているプライベイトリバーなので、あとは自由に過ごしてもらえればいいですね。
 8月2日には10時から15時まで貸切で川遊びの予定ですが、定員40名のところ16家族53名で締め切って、キャンセル待ちも7家族21名となっております…。



 まだ数は少なかったけれども、ミヤマカワトンボやニホンカワトンボもひらひら飛んでいました。



 今回はたか爺のかわりに生きものを捕まえてくれるキッズアシスタントもいなかったので、久々に自ら川へ。カワムツは4匹捕まりました。



 このジュズカケハゼは、ひろパパが捕まえてくれたものです。逃げられてしまったようですが、シマドジョウも見つかったようです。ウシガエルのでかオタマも…。カジカガエルの鳴く清流にウシガエルは似合いませんよね…。



 一時「ヌマエビ北部-中部群」とかになったようですが、またヌカエビに戻ったようなので、ヌカエビということにしておきます。まあ、ワンダースクール的にはヌマエビの仲間で十分だと思いますけれどもね。



 コヤマトンボのヤゴ。



 ミヤマカワトンボのヤゴです。



 フタメカワゲラの仲間の幼虫。



 トビケラの幼虫はいくらでも見つかりますが、エグリトビケラの仲間までにしておかないと…。

 週間予報ではあやしかったお天気も良くなって何よりでしたが、たか爺は帰り際に何だかちょっと体の調子がおかしくて、帰宅してビールを飲んだらすぐに寝込んでしまいました…。熱がある感じじゃなかったのに、夜には汗びっしょりになってしまって、2回も着替えるはめに。熱中症にでもなりかけていたのかなぁ…。

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春のチョウの観察会~里山体験プログラム~

2015年04月14日 | おごせ昆虫と自然の館
 4月12日(日)は、里山体験プログラム「春のチョウの観察会」で越生町。なんとキャンセルは0家族で、参加者は9家族26名です。アシスタントはまさパパですね。



 午前中は、たか爺の虫のお師匠さんたちが運営する昆虫と自然の館利用です。まずは室内で「春に見られる白い蝶」(ツマキチョウ・モンキチョウ・モンシロチョウ・スジグロシロチョウ)の見分け方等のレクチャーを受けました。埼玉昆虫談話会の会長の江村さんが監修した『親子で楽しむ環境学習ガイドブック』もプレゼントしてくれましたね。



 そのあと展示室を見学。3名の講師の方たちがていねいな解説もしてくれました。



 11時からは屋外へ。このエノキはまだ芽吹いていませんでしたが、アカボシゴマダラの幼虫はもう上がってきていました。まだこの大きさです。まあ、ありがたくない「要注意外来生物」ですけれどもねぇ…。



 ミノムシの観察中かな。



 コガタルリハムシの観察中です。



 ギシギシの葉っぱの上では、コガタルリハムシたちが交尾中。メスのお腹はもう卵でぱんぱんなのになぁ…。メスの奪い合いをしているオスたちもいましたね。



 写真はピンボケでしたが、ヨコヅナサシガメの幼虫の観察中です。たか爺は成虫で体験済みですが、刺されると痛いんだよなぁ…。



 越生と言えば梅ですが、梅の実ももうこんな感じです。



 チョウがとまるか網が届くところまで来るか、ちょっと待てばいいのに…。子どもたちはひたすら追いかけまわしておりました。



 いつもいろいろと捕まえてくれるパパも苦戦中!?



 捕まったかな?



 講師の方が捕まえたスジグロシロチョウを観察中ですね。



 途中の畑に咲いていたダイコンの花です。



 シロバナタンポポ。



 いつもは人懐っこいよしざわ自然農園のヒツジさんは、菜の花のお食事中でした。そういえば、菜の花に産みつけられたモンシロチョウの卵も観察できましたよ。



 よしざわ自然農園のお庭に到着して、講師の方からまとめのお話。たか爺としてはツマキチョウが見られなくてちょっと残念でしたが、モンシロチョウ・モンキチョウ・スジグロシロチョウ・キチョウ・ベニシジミの5種類は観察できましたね。



 チョウの写真は、このベニシジミしか撮らせてもらえなかったけど…。



 そのあとお弁当タイムです。越辺川沿いの竹林ではたけのこが5~6本出ていましたが、今年はチャレンジャーなし。1本300円で掘らせてもらえるので、たか爺が掘らせてもらえばよかったなぁ…。



 キランソウ。



 クサノオウ。



 ヤブタビラコ。



 食べられる野草摘みもできるので、一応サンプルを並べておきましたが、せっせと摘んでいたのはまさパパだけだったかな!? 左からノビル・ツクシ・タンポポの花・カラスノエンドウ・カキドオシ・ヨモギ・ノカンゾウ・セリの7種類です。



 きれいな川なので、やっぱり午後は川の生きものさがしが中心ですね。



 将来が楽しみな女の子です。



 あたたかい日になってくれたので、長靴の必要はなかったようです…。



 ヌマエビの仲間が多い場所ですが、この2人はミヤマカワトンボ・コシボソヤンマ・コヤマトンボ・サナエトンボの仲間等のヤゴも捕まえていましたね。



 この子はなんと、カゲロウとカワゲラの幼虫の違いがわかる子でした! 今回は生きものの写真はまともに撮っていませんが、魚の仲間は1匹も捕まらなかったのが不思議です。



 スリル満点のブランコ。



 ハンモックです。この春の土日は久しぶりにお天気にも恵まれた感じで、たか爺もビールでも飲みながらゆらゆらしたかったなぁ…。
 次回の里山体験プログラムは、5月5日の「食べられる野草の観察会」でやはり越生です。今年も江村さんがおいしい天ぷらを食べさせてくれるかな? お天気次第では、午後は長靴ではなく川に入れる靴で案内したほうがよさそうですね。 

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冬の虫の観察会~里山体験プログラム~

2015年01月17日 | おごせ昆虫と自然の館
 1月17日(土)は越生町。おごせ昆虫と自然の館の「冬の虫の観察会」です。参加者は6家族16名。今回はワンダースクール専用の日程として開催していただきました。感謝です!
 しかも、3名の講師の方たちはみんな、たか爺も幽霊会員になっている埼玉昆虫談話会の虫のお師匠さんたちですからねぇ~。おごせ昆虫と自然の館のプログラムは、たか爺にとっても勉強になるし、とても楽しみな日程となっております。



 まずは室内でのレクチャーから。
 冬の虫の探し方、オオムラサキ・ゴマダラチョウ・アカボシゴマダラの幼虫の見分け方やエノキの樹高と越冬場所の関係、カマキリの卵鞘の種類、ウスバフユシャクとクロテンフユシャク、冬芽と葉痕等についてのお話がありました。

 

 オオムラサキの幼虫は、講師の方が越生町内で採集されてきたものです。



 ウスバフユシャクも。



 屋外での観察は梅林が中心。越生町ですからね。



 オオミノガの幼虫・ハラビロカマキリやオオカマキリの卵鞘・イラガの繭・クモの卵のう等が見つかっていました。



 スイバの葉裏にはベニシジミの幼虫。冬でも暖かい日には葉っぱを食べて成長するそうです。たか爺は幼虫の写真を撮っておかなくて大失敗…。



 最後に盛りあがったのは、プールでのヤゴ探しでしたねぇ~。



 プールで見つかった生きものたちです。



 ギンヤンマのヤゴはサイズもいろいろ。けっこう大きく育ったものもいました。もう1種類見つかっていたヤゴはコシアキトンボあたりかな。



 なんとミズカマキリまでご登場!



 バックスイマーのマツモムシも。



 表はこんな感じです。
 予想外の水生昆虫たちにも会えてラッキーでしたね。



 よしざわ自然農園のヒツジさん。昨年もっとよく見ておけば、もう少しまともな年賀状用の作品が作れたのになぁ…。



 こちらもよしざわ自然農園のヒツジさんです!?



 ロウバイの花もきれいでしたねぇ~。いい匂いだし。



 午後、希望者はよしざわ自然農園へ移動して、庭でたき火をしながらお弁当。そのあと「魔法の小枝でキーホルダー作り」です。4家族10名が参加してくれました。



 越辺川で水切りをしたり、ブランコやハンモックで遊んだりしていた子どもたちもいます。



 それにしても、なんだかやっぱり寒いよなぁと思ったら、途中から雨がぱらつき始めて雪に…。ベランダへ避難です。
 本当は午後もそのまま昆虫と自然の館で開催できたらよかったのですが、地元の寺子屋教室かなにかがあって使えず、朝日のあたる家のほうも地元の老人会の新年会があって使えず…。まあ、いい加減なワンダースクールとしては、これはこれでまあいいかぁ~という感じ!?

 そういえば、冬の虫に関しては、昔『クーヨン』の取材を受けたときの記事がありましたね。「冬越ししている虫を見つけに行こう!」もご参考までに。

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里山体験プログラム「ミツバチの話と蜂の子の試食会」

2014年11月10日 | おごせ昆虫と自然の館

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 10月31日(金)は、イチョウ並木も色づきはじめた光が丘公園です。「空とぶ魔法のフシギダネ」の事前調査に行ってきました。この何年か使っていたクスノキ広場発だと、未就学児中心の場合は移動距離が少々長くなってしまうため、今回は昔よく使っていたユリノキ広場発のショートコース中心に調査。今年は、トウカエデやイロハモミジの種が不作なのはちょっと残念でしたが、風散布の木の種類的にはまったく問題なくてよかったですね。
 光が丘公園には、こんな松ぼっくりをつける木もあったんですねぇ~。初めて気がつきました。下向きにつく大きな松ぼっくりって、めずらしいですよね。アカエゾマツになるのかな? 考えてみればこの15年、たか爺も広~い公園のごく一部しか歩いていないわけで、冬休みや春休みにでも一度、キッズアシスタントの子どもたちといっしょに隅から隅まで歩いて調べてみたくなりました。

 
 11月1日(土)は、けん兄のお引越しで小平まで。再び爺婆+爺犬のみの家となり、さち婆はやたらとさびしがっております。大学卒業後2年間は宇都宮で1人暮らしも経験しているので、何の心配もないんだけれどもねぇ…。
 まあ、母親というものは子どもがいくつになってもそういう生きもののようです。たか爺としては、そんなに遠くに行ってしまったわけではないので、お花見旅行の際にはくん爺の面倒をよろしく! っていう感じだけなんですけどね。

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 11月2日(日)は越生町。おごせ昆虫と自然の館の「ミツバチの話と蜂の子の試食会」です。講師は、たか爺のハチの師匠のsundogさん。到着するとすでに、駐車場にオオスズメバチの巣盤を並べて店開き中でした!?
 確か本業は別にあったと思うけど、スズメバチの巣の駆除やミツバチの養蜂もやっていて、今はどっちがどっちだかわからない!? スズメバチの季節には、テレビに出たりもしています。そういえば昔、チャイロスズメバチの巣探しに同行させてもらったり、モンスズメバチの巣の駆除を見学させてもらったりしたこともあったっけなぁ~。
 ワンダースクール通信№865
 ワンダースクール通信№756
 昔の『ワンダースクール通信』ですが、ご参考までに。

 参加者は、ワンダースクールから8家族24名。アシスタントはまさパパです。地元の方も2家族参加していました。
 

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 オオスズメバチの幼虫たちと、羽化したばかりの成虫です。成虫のほうは、オス蜂なのか新女王蜂なのか確認してからじゃないと、たか爺は迂闊に手を出せません…。師匠は新女王蜂でも全然平気で、手でつまみながら毒針まで出させて、子どもたちに見せてくれておりました。

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 オオスズメバチのオス蜂をつかんで観察中!? 刺さない(刺せない)とわかっていても、ちょっと緊張気味かな? まあ、こんなこと、他ではまずできませんからねぇ~。
 

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 「スズメバチと記念撮影」です。たか爺も2匹もらってきましたが、飼育用にもらわれていったオス蜂たちもいました。水と昆虫ゼリーをきらさず、飼育ケースにタオル等をかけておいてあげると、1ヶ月ぐらいは楽しめますよ。
 昔『子どもと自然大事典』に書いたハチと子ども もご参考までに。

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 館内へ入ってからは、蜂の子の試食会。蜂の子というとクロスズメバチの幼虫や蛹のイメージですが、今回はオオスズメバチです。

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 蜂の子の甘露煮はなかなか好評で、おみやげとしても持ち帰った方が多かったですね。
 たか爺とまさパパは、巣からとりだしたばかりの蛹もそのまま生食でいただきましたが、昔モンスズメバチの蛹を食べさせてもらったときと同じで、プチュっと食べたら皮ひとつ残らず、すべて口の中でとけてしまって実に
クリィミー! 「どんな味?」って聞かれても、「スズメバチの蛹の味!」としか答えようがないんだけれども、クリームシチューに入れたら、まったく気づかずにそれだけで栄養価がとんでもなくアップする感じかな!?
 2枚目は、ミツバチの巣のほうです。

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 蜂蜜も食パンに塗って、試食させてくれました。花が咲く季節の順にサクラ・ニセアカシア・クリの3種類です。たか爺は、ニセアカシアのお花の天ぷらが大好きなんだけれども、蜂蜜もおいしかったですねぇ~。

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 オオスズメバチの蜂の子を乾煎り中! このあと、イナゴの佃煮も試食させてもらいました。
 まあ、基本的に昆虫でも野草でも毒さえなければみんな食べられるわけで、あとは料理の腕次第!? 最近よく食糧危機問題とセットで「昆虫食」も話題になっていますが、そんな時代にはなってほしくないですね。たか爺としてはこのまま、
あくまでもグルメな食材のままであってほしいところです!?

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 午後、希望者はよしざわ自然農園へ移動。お弁当のあと、自由に遊んでいってもらいました。

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 越辺川の生きものさがしが中心ですが、このブランコやハンモックも、子どもたちには人気があります。

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 いろいろと捕まりますよねぇ~。来春から初夏にかけて羽化しそうな大きさのカワトンボ、コヤマトンボ、コオニヤンマ等のヤゴもかなり捕まっていました。

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 長靴で川に入っても結局は…。という子も当然いたので、みのるじぃじがたき火をしてくれました。
 子どもたちはたき火が大好きなので、竹も燃やされちゃう前に、たか爺考案の「タケロッピー」もいくつか切っておきました。よく乾いたら切口の面取りをして、白と黒で目を塗れば出来上がり! あとはキーホルダーにしちゃうことが多いけれども、もっといっぱい切れたらフレームにでも入れて、「タケロッピー合唱団」なんていうのもいいかもね!? でも、「Takeney&Co.」のオープンハートのペンダント向きの竹がなくて、ちょっと残念でしたね…。


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里山体験プログラム「鳴く虫の観察会」

2014年10月03日 | おごせ昆虫と自然の館

 9月13日(土)は、たか爺も幽霊会員になっている埼玉昆虫談話会が運営する、おごせ昆虫と自然の館の「鳴く虫の観察会」です。ワンダースクールからの参加者は3家族7名のみとなり、ちょっとさびしかったかなぁ…。地元越生町の方も何家族か参加されていました。

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 まずは講師の和田さんから、バッタ・コオロギ・キリギリスの鳴き方や耳がある場所などのお話がありました。日本で確認されているバッタ・コオロギ・キリギリスの仲間は約450種。内78種が越生町で確認されているとのこと。昨年の観察会では22種確認できたということです。

 外に出て観察会がスタート。梅の木の上で鳴いているアオマツムシの姿を探してみているところです。なかなか見つかりませんよね。

 唱歌「虫のこえ」では、

あれ松虫が 鳴いている
ちんちろ ちんちろ ちんちろりん
あれ鈴虫も 鳴き出した
りんりんりんりん りいんりん
秋の夜長を 鳴き通す
ああおもしろい 虫のこえ

 ですが、現在の日本では、

アオマツムシが 鳴いている
りぃーりぃー りぃーりぃー りーりーりー
他の虫の音が 聴こえない
りぃーりぃー りぃーりぃー りーりーりー
秋の夜長を 鳴き通す
ああやかましい 外来種

 となっております…。

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 何が捕まったのかな?
 たか爺のいい加減なメモには、コオロギ科のエンマコオロギ・ハラオカメコオロギ・ミツカドコオロギ・ツヅレサセコオロギ・クマスズムシ、マツムシ科のアオマツムシ・スズムシ・カンタン、ヒバリモドキ科のヤマトヒバリ・シバスズ・ヒゲシロスズ、カネタタキ科のカネタタキの名前が書いてありましたが、たか爺の耳にはヒバリモドキ科の虫の音のいくつかは聞こえませんでした…。高い声は子どもにしか聞こえないようです…。

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 まあ今回は、野生のスズムシの鳴き方が飼育されているものと違うことがわかっただけでも、よしとしましょうかね。スズムシを捕まえていた子もいて、これにはたか爺もちょっとびっくりです。彩湖道満グリーンパークのカンタン、いまだに捕まえられない…。

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 よしざわ自然農園のヒツジさんはまだ起きていました。会えてよかったですね。子どもたちは庭でも、虫さがしに夢中になっていました。
 今年度は8月の「夜間採集・観察会」と今回の「鳴く虫の観察会」の2回、おごせ昆虫と自然の館の夜のプログラムのお世話になりましたが、すべて師匠たちにお任せなので、たか爺も楽しませていただいております…。


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里山体験プログラム「昆虫採集と標本作り」

2014年09月01日 | おごせ昆虫と自然の館

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 おごせ昆虫と自然の館の駐車場に咲いていたタカサゴユリです。
 初めて見た小さな花はヒメイワダレソウ。雑草を駆逐するほどの繁殖力があるため、駐車場のグランドカバー用に江村さんが植えたものでした。

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 8月23日(土)は、里山体験プログラム「昆虫採集と標本作り」で越生町。「採集して殺した虫は、きちんときれいな標本にして残してあげる」という話のあと、まずはおごせ昆虫と自然の館の敷地内で昆虫採集です。
 参加者はキッズ3名+ファミリー8家族26名の29名。アシスタントはあきらです。越生町の方も何家族か参加されていましたね。

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 4名の講師の方たちは、皆たか爺の虫の師匠たちです。師匠の師匠のそのまた師匠クラス!? なんとTVチャンピオン「昆虫王」の長畑さんまで来てくれていました。

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 3つのテーブルに分かれて、館内で標本作り。皆それぞれのこだわりや技術を持っている師匠たちにすべてお任せですね。
 意外に思われる方もいるかもしれませんが、たか爺は無精者なので、標本は滅多に作りません…。飼っていたクワガタやオスのスズメバチが死んだ時に、ちょこっと形を整えてネイチャー=アート用に使うぐらいかな。まあ、昆虫の標本自体が「ネイチャー=アート」そのものですからねぇ~。

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 チョウの展翅中。1枚目の画像の子は、「初めてにしてはうまくできている」とほめられていましたね。
 

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 ホソオチョウとショウリョウバッタ。師匠たちのサンプル作品です。
 ホソオチョウは「要注意外来生物」に指定されている外来種で、同じウマノスズクサを食草とする在来種のジャコウアゲハとの競合が懸念されています。31日に巾着田で捕まえていたご家族もいました。ショウリョウバッタのメスは、糞と卵も標本に!?

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 午後は、よしざわ自然農園へ移動。庭でお弁当を食べたあと、越辺川で川遊びです。

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 川の中にかけられたブランコは、子どもたちに人気があります。

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 下流部での生きものさがし。

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 釣りのエサになるニンギョウトビケラの幼虫を見せてあげているところかな。
 あんま釣りですね。

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 ジュズカケハゼ? カワムツもあきらが網で捕まえたものですが、あんま釣りでもよく釣れていました。
 来年は巾着田あたりで、竿と道糸と釣針だけ用意していって、道具の準備からエサの川虫さがしまで自分でできる子限定のキッズ企画「あんま釣り大会」もいいかもしれませんね。でも、ザリガニ釣りのたこ糸も結べない小学生が増えているので、むずかしいかなぁ…。


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里山体験プログラム「夜間採集・観察会」

2014年08月13日 | おごせ昆虫と自然の館

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 おごせ昆虫と自然の館の駐車場に咲いていたミントの花です。スペアミントになるのかな? アカハナカミキリも来ていました。

 8月2日(土)は、里山体験プログラム「夜間採集・観察会」で越生町。たか爺の虫の師匠たち、埼玉昆虫談話会の皆さんにお世話になりました。ワンダースクールからの参加者は7家族19名。アシスタントはまさパパとじゅんです。

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 送迎参加の方と現地参加の希望者は、まずはよしざわ自然農園まで。越辺川で川遊びです。川の中にかけられたブランコで遊んだり、生きものさがしをしたり。シマドジョウがかなり捕まっていました。

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 吉澤さんに魚釣りを教えてもらっていた子どもたちは、カワムツやウグイを釣り上げていましたね。エサには、現地のニンギョウトビケラの幼虫使用です。針を飲みこまれてばかりいたので、子どもたちにはマス針ぐらい大きな針を使ったほうがいいのかな!?

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 ミヤマカワトンボです。ハグロトンボもひらひらと。
 岸辺にはキツネノカミソリが咲いています。

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 「夜間採集・観察会」は19時から。おごせ昆虫と自然の館の駐車場に設置されたライトトラップです。明かりの種類によって集まる虫も変わってきますよね。 

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 夜の観察会へ。
 ハラビロカマキリの幼虫です。

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 移動しながら、隣接する小学校の校庭に入ります。なんだか不思議な気分!?
 たか爺は窓から夜の保健室を覗いてみたけど、そこには…。誰もいませんでした! 誰か寝てたら怖いわなぁ…。

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 何が見つかったのかな?

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 上の子が見ているキヅタを食べていたのは、コスズメとトビイロトラガの幼虫でした。

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 期待していたセミの羽化は見られなくて残念。と思っていたら、たかパパととうまが見つけてくれましたねぇ~。ミンミンゼミです。でも、写真はピンボケで残念…。

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 ライトトラップへ戻ると、ものすごいことになっていました。

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 チャバネアオカメムシ御一行様は大勢でご来店! 帰りにアシスタントのじゅんに、ライトトラップに来ていた虫たちを書きだしておいてもらったら、カメムシは他に3種類となっています。内1種はクサギカメムシでした。
 カブトムシはメスが1頭。他にはコクワガタ・ドウガネブイブイ・アカアシオオアオカミキリ・エンマコガネ・ニイニイゼミ・コガネ系2種類・ゴミムシ系1種類・カワゲラ系1種類・カゲロウ系1種類・ゲンゴロウ1種類・シジミチョウ1種類・シデムシ1種類・バッタ2種類・ガ?種類となっています。さすがですね。

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 コガネ系の内1種はオオスジコガネ。
 クワゴです。以下、写真はピンボケばかりですが、ガは意外と少なかったかな。

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 アヤナミノメイガと、クロシタアオイラガでしょうか。

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 シロヒトリと、オオシラホシアツバです。

 カブトムシやクワガタはあまり期待できないので、どうかなぁと思っていましたが、夜の校庭のお散歩もライトトラップもけっこう楽しいものでした。子どもたちには最後に、カブトムシやノコギリクワガタのおみやげまで付いてよかったですね。


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里山体験プログラム「食べられる野草の観察会&越辺川の生きものさがし」

2014年05月11日 | おごせ昆虫と自然の館

 5月5日(月)は、里山体験プログラム「食べられる野草の観察会&越辺川の生きものさがし」で越生町です。参加者はファミリー8家族で23名。今回もキャンセル待ちのご家族は0になってよかったぁ…。アシスタントはあきらとしおんです。
 連休で遊びに来ていた長男の嫁さんと7月で4歳になる孫も、ようやくワンダースクールデビューを果たしました
。2歳の孫のほうは発熱のため、さち婆とお留守番になってしまって残念…。

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 アカボシゴマダラの幼虫の観察中です。
 午前中は
おごせ昆虫と自然の館のプログラム利用。講師は、たか爺の師匠の師匠のそのまた師匠クラスの巣瀬さんです。埼玉昆虫談話会の方は他にも3名いらしていましたが、なんだか他の参加者はいなかったような?

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 館の外縁にいたミツバチたちです。たか爺のハチの師匠のsundogさんが、巣箱を設置していたようですね。でも、周囲の梅林の農薬散布が始まったらハチたちが逃げ出したため、昨日巣箱を回収したとのこと…。「食べられる野草」も梅林のものは摘めませんよねぇ…。
 ヨコヅナサシガメもけっこう見かけるようになりました。他の昆虫の体液を吸う細長い口で刺されるとかなり痛いので、先に手が出る子は要注意! たか爺は昔、つままなければ大丈夫だろうと、手のひらの上にのせて子どもたちに見せたあと、指先で弾き飛ばした瞬間に手首を刺されたことがあります。毒はなくても消化液を注入されるわけで、激痛が走って1時間以上はしびれ続ける感じかな…。子どもなら大泣きすること間違いなし!? 

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 チューリップとスイセンの球根の話をしているところかな。食糧難の時代にチューリップと間違えて、スイセンの球根を食べて命を落とした人もいるという怖~いお話です…。
 もう1枚の画像のほうは、ギシギシの葉っぱにいたコガタルリハムシの幼虫の観察中です。

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 アカバナユウゲショウとオッタチカタバミ。カタバミはカタバミだけだと思っていたら、外来種もあったわけねぇ…。たか爺もいろいろと勉強させてもらえるので、昆虫と自然の館のプログラムは本当にありがたいです。

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 園芸種のシラー・ペルビアナと、「みんなの花図鑑」のLADYBIRDさんに教えてもらったトラディスカンティア・フルミネンシス。いつもありがとうございます。葉っぱが花のように見えるツユクサの仲間で、これから白い花が咲くようです。

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 ネギの花にはミツバチが来ていました。
 ナナホシテントウの幼虫です。

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 11時半頃、よしざわ自然農園に到着。人懐っこいヒツジさんが出迎えてくれました。吉澤さんの梅林は、「農薬を使わない、自然栽培・有機栽培」ですよ。

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 「食べられる野草の観察会」の締めは、天ぷらの試食会ですねぇ~。庭では、これまたたか爺の師匠の師匠のそのまた師匠クラスの江村さん自らセリ、カキドオシ、ユキノシタ、コゴミなど、おいしい天ぷらを揚げてくれました。写真を撮る前から手を伸ばしていたお母さんはだぁ~れ!?

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 12時には、巣瀬さんにまとめの話をしていただいて、お弁当タイム。越辺川のフジの花もきれいでしたが、手が届く場所に咲いていればこれも天ぷらにできたのにね!?

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 庭のセリバヒエンソウとオオジシバリ。セリバヒエンソウは、もうどこへ行っても咲いている感じです。でも、キンポウゲ科なので絶対に食べちゃダメ…。オオジシバリも食用にはしませんが、乾燥したものを煎じて薬用に使われることはあるようです。

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 午後はフリータイム。越辺川の生きものさがしやスリル満点のブランコで遊んでいる子が多かったですね。

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 あきらが捕まえてくれたシマドジョウの観察中。

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 カワムツとコヤマトンボのヤゴです。まだ小さなコオニヤンマのヤゴや他のサナエトンボの仲間のヤゴも見つかっていました。

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 お祈りするヤゴ!? 目の後ろにトゲがあるので、コシボソヤンマのほうです。

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 カジカガエルの鳴き声が響きわたるきれいな川なのに、残念ながらウシガエルの子ガエルとアメリカザリガニも見つかっておりました…。
 アシスタントの2人が捕まえてくれた生きものたちは、最後にリリースです。

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 羽を広げたクジャクはこっちを向いてくれなくて…。
 ヒツジさんにもご挨拶してから、帰途につきました。これはまさパパが撮ってくれた写真です。途中でちょっと雨がパラパラきましたが、どうにか最後までもってくれてよかったですね。


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里山体験プログラム「春のチョウの観察会&越辺川の生きものさがし」

2014年04月24日 | おごせ昆虫と自然の館

 今年度はまだなんだか落ち着かなくて、写真の整理やブログの更新が追いつかない状況です…。29日の「新宿御苑みどりフェスタ」や5月10日の「練馬こどもまつり」の準備にもかからないといけないので、またまたためこんでしまいそうですね。ぼちぼちといきます…。

 4月12日(土)は、里山体験プログラム「春のチョウの観察会&越辺川の生きものさがし」で越生町。午前中は、たか爺も幽霊会員になっている埼玉昆虫談話会が運営する、おごせ昆虫と自然の館のプログラム利用です。でも、今回の「春のチョウの観察会」は翌日の日曜に日程変更となったため、この日はワンダースクールの会員専用に開催してもらえることになりました。感謝です!
 参加者はキッズ1名+ファミリー8家族23名の24名。キャンセル待ちの方は0になってよかったですねぇ…。午後には川の生きものさがしもあるので、あきらとじゅんがアシスタントです。

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 講師は、埼玉昆虫談話会副会長の巣瀬さん。たか爺は何度か秋ヶ瀬公園での「ミドリシジミを見る集い」の際に、巣瀬さんが講師の班にガキんちょ担当でくっついていったことがあります。シラサギ記念自然史博物館の館長をされていたこともある方なので、昆虫はもちろん、植物や他の生きものにもとても詳しい方ですね。まずはおごせ昆虫と自然の館の中を案内してくれました。

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 外へ出ると、やっぱりこの時期は「食べられる野草」のお話が中心となります。大先輩のお師匠さんだってそうなんだから、たか爺もそうなっちゃうの、わかるでしょ!? 

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 ツクシはもう伸びすぎで、胞子をとばしたあとのものが多かったけれども、摘んでいる子どもたちもいました。
 このお父さんは、モンキチョウを捕まえていましたね。

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 「春のチョウ」のほうは、成虫で越冬したウラギンシジミとキタテハ、この春成虫になったヤマトシジミやツマキチョウなどを観察できました。たか爺としては、ツマキチョウの写真が撮れなくて残念…。この時期しか出てこないからなぁ…。
 12時には、越辺川のほとりのよしざわ自然農園さんに到着。巣瀬さんにまとめのお話をしていただいてから、お弁当タイムとなりました。よしざわ自然農園代表の吉澤さんは、菜の花・セリ・ホウレンソウの和えものをボールいっぱい差し入れてくれましたが、ほんとにおいしかったですねぇ~。

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 お弁当のあとは、庭でカキドオシを摘んだり、ブランコやハンモックで遊んだり。

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 目の前を流れる越辺川へおりて、自由に遊んでもらいました。川の生きものさがしのほうは、ベテランのアシスタントの2人にすべてお任せです…。

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 小さな子どもたちでも安心して遊べる川ですね。

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 カワムツです。
 カジカは捕まっていませんでしたが、卵塊は見つかっていました。絶滅危惧種のカジカやホタルの幼虫のエサになるカワニナは、吉澤さんが大切に保護している生きものたちなので、捕まえてもリリースしてあげてくださいね。

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 ヌマエビの仲間はかなり捕まっていましたが、スジエビは少ない感じ。
 オオヤマカワゲラの幼虫は、ワンダースクールでは風布川の「沢の生きものさがし」の際によく見つかる生きものです。

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 ヘビトンボの幼虫もやはり、川というよりも沢の生きものです。吉澤さんによると、地元では昔から「川ムカデ」と呼んでいたとのこと。納得でしょ!?
 サワガニも見つかっていて、指標生物的には日高市の高麗川や小川町の兜川よりも、水がきれいな川になるかな。

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 コシボソヤンマと(ニホン)カワトンボのヤゴです。

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 川沿いの竹林では、たけのこを見つけたお父さんも。1本300円で掘らせてくれるので、掘らせてもらいました。石が多くてかなり苦労していましたが、吉澤さんの手助けもあって、きれいに掘れましたねぇ~。ワンダースクールでの今年の初たけのことなりました。

 次回の越生町でのプログラムは、5月5日の「食べられる野草と越辺川の生きものさがし」。食べられる野草も増えるし、たけのこ掘りもできそうだし、今からとても楽しみです。当日のお天気次第では、そろそろ川遊びもできるかな? あと2~3家族はOKだと思うので、お申し込みはお早めに。


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おごせ「昆虫と自然の館」

2013年12月14日 | おごせ昆虫と自然の館

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 12月13日(金)の午前中は、2013年度東京都・一般財団法人セブン-イレブン記念財団≪東京の緑を守ろうプロジェクト≫の助成事業「パークdeアート」の最終回で光が丘公園です。「葉っぱでアート」で今回も幼児親子が対象ですが、とりあえずカエデの仲間の紅葉はまだ残っていてよかったですね。
 11日のワンダーキッズの子どもたちに聞いてみたら、4校の内3校の小学校でインフルエンザによる学級閉鎖が出はじめたようです。もうそんな季節なんですねぇ…。キッズアシスタントのはるくんのクラスも学級閉鎖とのことで、お手伝いにきてくれました。でも、本当は外出しちゃいけなかったのかな? 荷物運びや準備と片づけ、あとはプレーパークのたき火のほうのお手伝い中心にがんばってくれていました。

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 12月14日(土)は、午前10時から越生町の「昆虫と自然の館」へ。たか爺も一応会員にはなっていますが、いわばたか爺の虫の師匠たちばかりの埼玉昆虫談話会が運営する施設です。そんな話を聞いたことがあったなぁと思っていたら、もうオープンしてから2年になるのかぁ…。梅林で有名な越生町ですが意外と近くて、坂戸西スマートIC利用でたか爺ンちから1時間というところ。来年度はここの昆虫教室や自然教室も利用させてもらう予定で、打合せに伺いました。

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 現在、「故・北杜夫氏『どくとるマンボウ昆虫記』その他の作品に登場する虫たち、北杜夫氏が1940年代に自ら採集した信州の蝶をはじめとする昆虫の標本、北杜夫氏自筆のメッセージなどを展示」している『どくとるマンボウ昆虫展』、特別企画展『疎まれし者達の素顔 驚異の蛾類展』を開催中! ちゃんと自分でも標本を作るぐらい本当に虫が好きな子どもたちは、冬休みにでも連れてきてあげたいところですが、残念ながら土日しか開館しておりません…。

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 たか爺のハチの師匠sundogさんの常設展示と、乾燥中のコガタスズメバチの巣です。そういえば、今年もオオスズメバチのオス蜂たちをもらいに行くのを忘れてしまいましたが、来年はここで受けとることができるかな?

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 近くを流れる越辺川は、水もきれいな清流です。橋の上から自分のシルエットも入れて撮ってみました…。
 2枚目は、埼玉昆虫談話会会長の江村さんのご紹介で伺った、「よしざわ自然農園」さんの川沿いにある施設です。

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 この施設の岸辺の風景。木の枝にロープをかけただけのワイルドなブランコもありました。真下の川原はこんな感じで、川幅も狭くて浅く幼児でも楽しめそうです。

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 下流側には、小学生向きのもう少し深い場所もありました。たか爺としては、どんな生きものたちがいるのか今からとても楽しみです。

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 河原から建物を見上げたところ。バルコニーの突きあたりの扉はトイレです。
 よしざわさんが善意で使わせてくれている施設のようで、午後だけの利用なら1人300円でいいですよということです! 「昆虫と自然の館」から歩いても10分はかかりませんが、近くに駐車スペースもあり。最高のロケーションですねぇ~。こんなこと書いちゃうと、埼玉昆虫談話会や江村会長に怒られそうだけど、たか爺としては思いがけずにここだけでもいいなぁ~という感じです!? ボーイスカウトや幼稚園等でも利用しているところがあるようなので、知る人ぞ知るでやっぱり夏は混んじゃうのかな?
 たか爺は、「昆虫と自然の館」の午前中や夜のプログラムをちょっとはお手伝いもさせてもらいながら利用させてもらって、その前後に車なら30分程度の巾着田で川の生きものさがしや川遊びでもいいかなと思っていましたが、そんな必要はないというか、むしろこっちのほうがいいよなぁという感じです。

 とりあえずは来年度、昆虫or自然教室+川の生きものさがしや川遊びで6~7回は予定にいれたいところですね。これで来年度の「里山体験プログラム」のほうも、今まで通りのNPO法人むさしの里山研究会+新たに国分牧場さん+新たに昆虫と自然の館等を利用させてもらって、どうにか年間20回は開催できそうです。
 帰りは予定通り、巾着田方面へ。もう1ヵ所そば打ちやこんにゃく作り等で予定に入れたい施設があったのですが、この日はノーアポなので、残念ながら担当者の方には会えずに現地の確認だけとなりました。
 まあ、ワンダースクールは元々、たか爺お気に入りのフィールドで今の子どもたちにやらせたいこと、子どもが小さいうちに親子で楽しんでおいてもらいたいことが中心なので、どうしても虫やら川の生きものやらお遊びやらネイチャー=アートやらが中心になってしまって、かなりかたよった活動にはなってしまっております…。それでもOKな方は、これからもしばらくお付き合いくださいという感じかなぁ…。


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