OL主婦の小さな幸せ。

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ノスタルジック東京26~電通銀座ビル~

2019年06月06日 | ノスタルジック東京

電通銀座ビルはいつ見てもレトロモダンで美しい。
近くに寄るとそれがよくわかります。
今日はそんな戦前モダニズム建築のレトロビルをアップしようと思います。

銀座の、百貨店や商業施設などがあるエリアからは
ちょっとはずれたところにあります。
なのでショッピングや観光だとあまり行かない方面かもしれない。
昭和の古い建物が好きでなければ、前を通っても気が付かないかもしれない。

私が銀座へ行くのは仕事か喫茶店かレトロ散歩だから、道中このビルを見ることが多い。
(奥野ビルもしかり)


電通銀座ビル


逆光ですみません。
大手広告代理店「電通」が戦前の1933年に本社として3竣工したビルです。
その後1967年に本社は移転、2002年には再び移転(汐留)。


深緑?青緑?モスグリーン、なんとも形容しがたいレトロな緑色。
窓の形は「シカゴ窓」というそうです。
角にアールを描く流線形も昭和モダン。

ガラスブロックもいい雰囲気。古いガラスブロックはついつい惹きよせられる。

↑↑足元にもガラスブロック。地下階の灯り取りだそうです。
電力が乏しかった時代の対策でしょうか。



玄関の上部には何やらレリーフが。




女性のレリーフが「吉祥天」で、男性が「広目天」だそうです。
吉祥天は商売繁盛の神様、広目天は広告の神様だとか。
いかにも広告代理店らしい神様です。



裏側にも行ってみました。



窓の面格子もレトロ。

そして何より、このモザイクタイル!

遠くから何とも形容しがたい緑に見えるのは、このモザイクタイルの効果かもしれません。



単色ではなく、微妙に色合いの異なる緑や黄色味を帯びた緑などが、不規則に散りばめられています。


このモザイクタイルはエレベーターホールにも使われています。
警備員さんの許可をいただき、2枚だけ撮影できました。




急いでいたので少々ブレてしまいました。
ビルへの入場は禁止なので(しかも以前より厳しくなっていた)警備員さんに交渉しても
8~10秒くらいしかいられません。
この芸術をカメラにおさめたいだけなのですが、向こうからしたら不審者ですもんね^^;

この近辺の昭和遺産であるレトロビルは、どんどん解体されてしまっています。
どこの物件もここは大丈夫、ということはないと思います。

激動の歴史を乗り越えてきた建物を、急いでめぐらなくては。




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