文京区西片というエリアが高級住宅街だということは、
本郷に住んでいた頃、父や近所の方々から聞いていました。
でもその頃はまだ10代とか20代だったから、人様の家という概念しかなく全く興味がなし。
歩いてみようなんて思わなかった。
向丘・白山・春日・小石川は用があって時々行くことはあっても、西片へは踏み込んだ記憶がありません。
この日は白山の花街跡や昭和のレトロ建築を堪能して遅めのランチをした後、腹ごなしのつもりで白山から西片へ入りました。
(土地勘はあるので方向だけはわかります)
そして素晴らしい邸宅の数々、まさかの登録有形文化財にも出会い、ビックリ感激することとなりました。
公園を横切ると、まずは風格のある和風建築!
雨戸は取り替えられたのでしょう、下見板張りの家屋とは雰囲気の異なるものでしたが
門は木製のまま。
いや~すごい。素晴らしい。
2階の「欄干」もいい雰囲気。そして「おたふく窓」があるからには相当歴史がある、と思う。
帰宅して調べたけど情報が無く、詳細不明でした。
その目の前にもすごい邸宅が。
道路側に洋館(切妻屋根+寄棟造り)があって、その奥に大きな木造家屋。
こちらは帰宅して調べると答えがありました。
(もしかしてと思って文京区の文化財一覧を調べた)
昭和5年築、国の登録有形文化財です。
昭和初期はこのような住宅が並んでいたのでしょうか。
残して下さり、昭和初期の面影を今に伝えて下さって嬉しい。
こちらは詳しくは不明。
塀越しにも下見板張りの和風住宅が見えます。
そして、よくは見えないのですが、私的にこの日一番の出会い。
ドイツ壁の洋館!
しかも、
玄関周りとか、なんかもうすごくオシャレ!撮影の手が震えた。
よく見ると2階にはバルコニーが!バルコニーに出る扉もきっとオシャレ笑
なんですか?ここは・・・と多分独り言を言っていたと思う。
右手のあの窓も洋館の雰囲気出てる!
右側面。縦に細長い窓がたくさん。
とにかく木々が生い茂って全容はわからず。
だからこそ惹かれるのか・・
文化財一覧によると国の登録有形文化財で、昭和8年築だそうで元は病院だとか。
冬になって落葉したらまた見させてもらおう。
元は和風住宅だったのかな、門だけ大正か昭和感。
近くには消火器が新旧仲良く並んでました。
古くからある町にはたまに見られる光景。
そろそろ白山に戻ろうと歩いた道には、
何やら背の高いハーフティンバー(外壁に柱や梁などの骨組みを見せている建築)様式の洋館!
しかも同じ敷地内に下見板張りの立派な和風建築。
これが洋館付き和風住宅というやつですな。
こちらも文京区の文化財一覧に載っており、設計者は有名な方でした。
国の登録有形文化財。
面格子かわいい。
戦前の住宅は、今の時代には何かと住みづらいこともあるかもしれませんが、
どの邸宅も古き良きを活かして、大切に住まわれている様子がわかります。
それにしても登録有形文化財の住宅を拝めるなんて思いませんでした。
ちょっと歩いただけでこんなに色々行き当たるとは・・
だから散歩はやめられない!
中入らせてもらえたらいいのになって思うけど、知らない人を自宅に招き入れるなんてまず無いだろうし、もし取材なんかの名目があったとしても、散らかってるからって飛び込みじゃ無理だろうし。
まさに幻の文化財建築ですね。
発見できて嬉しいと思って調べてみたら、わりと有名だったということもあるし
今回のように調べても出てこないことも。
一般の方が暮らしているので中は見られませんが、たまに何年かに一度一般公開してくれる邸宅もあります。
そういったチャンスに恵まれるといいのですが・・
近代建築として知られる建物も貴重だしすごく見たいですが、それは多くの人がアップしていますし
普通の暮らしをしていた人の記憶、日常のなかにある昭和の財産をたくさん見付けられたらいいなと思います。
しまった名前書くの忘れた!wwwww
うなぎでしたwww
万が一ということもあるのでww