福島・宮城の旅、もう少し続きます
気仙沼駅をあとにして、昼食をとるため復興屋台村・気仙沼横丁へ向かいました。
せめて無力な私達にも出来ることは、被災地で直接お金を使うことだと思ったから。
2011年3月11日の東日本大震災では
気仙沼全体で7割、その中の南町はほぼ100%の飲食店が津波で流されたといいます。
駐車場に車を停めて周りを少し歩いてみると、
建物の基礎だけが残る市街地がそこにありました。
津波の傷痕を残したままの街に、立ちすくんでしまいます。
そんな中、一角にこのような場所がありました。
「グラウンドゼロ 風の広場」
震災の記憶・鎮魂の為の慰霊として、どなたか個人の方が作った、震災のモニュメントだそう。
このあたりは地盤沈下もひどく、大潮の際には海水があがってくるそうです><
そして、復興屋台村 気仙沼横丁。※追記:2017年3月閉鎖
2011年4月より“復興屋台村 気仙沼横丁”運営事務局を中心に、
“胃袋から気仙沼を元気にする”ためのプロジェクトとして、気仙沼で一番早くオープンした
仮設商店街です。
プレハブで建てられた居酒屋やうどん店・お土産屋に中華料理店・海産物の定食が食べられる飲食店など充実していました。
復興作業に従事する人々の食事場所として、また名物のマグロ料理など地元ならではのメニューが食べられる観光地として、全国に発信しているそうです。
雨の平日のせいか、お客さんはまばらでしたが東京から来たという男子学生6人組や、
若いカップル、老夫婦など観光客らしき人々が訪れていました。
迷いに迷って、こちらで昼食。
夫は気仙沼のソウルフード「気仙沼ホルモン」
長年、漁師さんたちが親しんできた味だそう。
私は、定番ですがフカヒレラーメン。
美味しくいただいた後は、夫と「ほかにも仮設商店街がたくさんあるようだから行ってみよう」
という話しになり、気仙沼横丁から歩いて行ける場所にある「南町紫市場」へも行ってみました。
こちらのすぐ近くは、
解体中の建物や、、、
そのままになっているビル、、、
今まさに建て直しているビルなど、様々でした。
気仙沼復興商店街 南町紫市場です。
こちらはスナックや喫茶店、法律事務所、80年以上続く老舗もあり、地元で営業してきた
飲食店や鮮魚店、洋品店などかなりの店舗・事務所が並びます。
こちらの菓子店で職場へのお土産を買ったり、
こちらのコロッケ店でもお土産や自宅用のマグカップ・食材を購入、夫が揚げたこ焼きを買って
食べていました^-^;
次は、さかなの駅へ。
こちらでもお土産・食材を購入。
復興商店街でお土産も自宅用も、ほぼ揃いました!
復幸マルシェにも立ち寄ってみました。
こちらも飲食店やお土産・食材はもちろん、お茶・酒・米・クリーニング・タイヤ・トレカなどの
お店やスナックもあり、実に充実していました。
津波でお店を失った商店主が集まったそうです。
「みんなが集まる場所」とあるように、OLさんらしき人がお弁当を買いに来たり、地元の奥さんが
買い物に来たり、子供が遊びに来たり、観光客も立ち寄り、コミュニティ作りの場となっているようです。
お店だけでなく不動産や電気工事を請け負う事務所、レンタルショップなど、被災した方々の助けになる仮設店舗があり、目を惹きました。
市街地はこのような手付かずの地域はあっても、地域のコミュニティは既に取り戻している印象を受けました。
そこまでが大変だったとは思いますが。
復興屋台村や気仙沼市のHPによると気仙沼市は元々、スローフード宣言をしていた町でした。
漁港があるため海産物が有名ですが米どころでもあり、山もある。
海・山・川・里の豊かな自然環境で育まれた新鮮な食材は、地域の郷土料理や固有の食文化を生み出したのだそうです。
風化させてはいけない・忘れて欲しくない、いやもう忘れたい・・地元の方々の思いは
それぞれだと思います。
ですが望む復興の形は様々でも、どのような復興の形でも、
食の町としての文化・伝統は受け継がれていく希望が、仮設商店街に見えました。
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宿泊場所はこだわっていませんので気仙沼一泊が便利かな?という程度です。翌日曜日中に横浜に戻れば良いと思っています。
見ていただきたい、読んでいただきたい記事にコメント下さりありがとうございます!
嬉しく思います。
画像データで確認したところ、
仙台のホテルの朝食画像が8:00、気仙沼復興屋台での画像が13:00~13:30頃でしたので、
ホテルを出たのが9:00過ぎとして、4時間くらいだったかと思います。
でも、気仙沼線の駅やBRの駅など、かなりの駅に立ち寄っているので時間かけています。
公共交通機関利用の方が、地元貢献度は高いと思いますが、
ルート的に車の方がいろいろ寄れていいかなと思います。
良い旅を!!
旅の楽しさは車よりあると思います!
ご報告お待ちしてますね♪