某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

事務所やタレントの接待番組と化した紅白にもはや未来はない

2014年01月08日 | 【徒然随想】

ちょっと遅い話題になってしまいましたが、2013年の紅白歌合戦を一応見ました。

いやぁ~、本当に、心底につまらなかった・・・。こんな音楽好きの私ですが、でも”もう紅白は結構"と呟かざるを得ない内容でした。「歌の力」とか言っていたけど、どこにそんな歌があるの・・・とつっこみたくなるほど、薄~ぺらい(演出だけが見事な)歌が流れていただけだけの印象でした。

思えば、紅白がここまでつまらなくなったのは、事務所のゴリ押しとか(視聴者より)歌手を接待している番組作りが露わになっているからだと思う。それを一番感じたのは、数年前のジャニーズ事務所の無名の3人組(名前も忘れた、NYCとかABCとかそんな感じ)が出た回です。確かCDデビューもない、つまり何の実績もないグループが「紅白歌手」として出た時。その時、事務所の力とはここまで強いんだ・・・と一視聴者として驚いた事を覚えています。

そして今の紅白・・・。そんな事務所間のパワーゲームと化して、出演者の数合わせ、バーター出演者のゴリ押し具合が素人目にも透けて見えています。

今の紅白なんて、(視聴者よりも)大手事務所とその歌手に対する接待特番としか思えません。だから、本当につまらない。歌が主役でない。

「歌の力」なんてコピーが、ジョークかと思えるほど空々しいです。大物アーティストが出演を断るのも当たり前、それが普通の市民感覚だと思う。

子供の頃から大好きで欠かさず見ていた「紅白歌合戦」も、もう見ることはないような気がした2013年の紅白でした・・・。