某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

気になるCMから、その音楽について。

2008年02月16日 | 【徒然随想】

最近立て続けにBPOから指摘を受けている最近の民放TV。BPOの指摘を待つまでもなく、私はここ数年ずっと民放TVは明らかに歪んできているように感じています。このBLOG的に言えば、それはまるで日本の"売れている"大衆音楽のレベルの低下と同期しているかのようでもあります(^^;。でもその民放の歪み方は深刻。国民の公共物である電波を占有するメディアとして、その資質に関わる状況だと思ったりします。深層で何かが病んでいるのだと思わざるを得ません・・・。

そんな訳で私は年毎に民放を見る時間が少なくなってきています。だから当然CMを目にする機会も減少。・・・でもそんな中でも、たまたま目に入ったCMでとても気になるものがありました(^^)。今日はそれを書いて見ます。・

①堀北真希さんが出演されている、サントリー「白いなっちゃん」CMソングで流れている「初恋」!


youtubeでも試聴可能

もちろんあの今は亡き村下孝蔵さんの代表曲です。村下さんの事は以前も詳しく書いたのでここでは触れませんが、歌っているのが 


GOING UNDER GROUND

バンド名がイギリスのザ・ジャム(The Jam)の曲名から来ている事からも伺えるように、彼らの音は生々しい”ロック”系の音が中心。でも私が彼らに惹かれているのは、突き詰めて考えてみると実は(写真の眼鏡の)松本君の声のような気がしています。バンドとしての彼らには申し訳ないけれど、実は私は松本君のこんな曲をず~っと待っていたんだ。だからこの曲を聴いた時、一瞬で彼だと分かった時「そうだ、これなんだよっ」て思った。

 彼の声の持つ叙情性は実は粗いロックサウンドより、素朴なアコースティックの方がしっくりくるんだ。でもきっとそれは彼・彼らの方向性とは一致しないのだとも思います。この辺がアーティストとリスナーとの関係の一番難しい所。聴きたい音楽と演りたい音楽との相違。でも私は長年音楽を聴いて来た者の感として、松本君には、信頼の置ける誰かに身を委ね、ソロ・プロジェクトとして完璧なる叙情性フォークorアコースティック音楽を制作してみて欲しい。それは商業的成功へのアプローチという意味ではなく、新しい次元を拓くという意味です。そこから絶対新しい世界が拡がると私は確信しています。だってこの曲(2バージョンあるらしいけど)にはその片鱗が現れているのだから・・・(^^)。

COMPLETE SINGLE COLLECTION 1998-2008(初回限定盤)

ビクターエンタテインメント

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②小田急(都圏の私鉄)のCMから、ハンバート・ハンバート


【小田急は、次へ。/複々線篇】


ハンバート・ハンバート

私が大、大好きなハンバート・ハンバートがこのCM用に制作した、「待ち合わせ」という曲らしい。彼らは最近ノルエィーのアーティストのハウゴー&ホイロップ(以前の記事ご参照)と一緒にシングルを制作したらしいし、ほんと目が離せない大好きな二人組です!

どちらもご試聴してみて下さ~い(^^)

合奏
佐藤良成
PLANKTON

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