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青空ーすべてはバランス

アレルギー⑳免疫寛容と制御性T細胞(Tレグ)

2022年7月13日(水)晴れのちくもり。
うっかりしていましたが、きのうは七十二候の蓮始開(はすはじめてひらく)に入っています。蓮の花ですね。

夕方の海は雲が多かった。痛風再発から3週間。やっと靴を履いて歩いた。少しだけど。



〇免疫寛容=免疫トレランス
思い出してみる。
毎日毎日外の生命体の侵入を阻止したり攻撃したりしてくれている免疫たち。
この免疫たちの働きは、自分の細胞や組織には反応しないようプログラムされていることで機能している。これが免疫寛容=免疫トレランスでした。

〇ヘルパーT細胞、Th1細胞、Th2細胞、レギュラトリー(制御性)T細胞   
免疫のこともいろいろ分かった。
獲得免疫ネットワークの司令塔と呼ばれるヘルパーT細胞には分泌されるタンパク質(サイトカイン)のパターンにより2種類に分けられる。
・Th1細胞
キラーT細胞の数を増やし、攻撃力をアップする。NK(ナチュラルキラー)細胞にも抗原の情報を伝えて、力を与えるぞ!
・Th2細胞
樹状細胞から外敵の情報をリンパ節で受け取ると活性化し、B細胞に指示を出す。B細胞が抗体を放ち抗原にピッタリと結合させる。

ただし、この2種類はバランスよく存在する必要があるTh2が多すぎて抗体が過剰になりすぎるとアレルギーの原因になる。Th1が過剰では自分の細胞も攻撃してしまう難病になる。不足すると病原体やがん細胞への攻撃力が弱まる。
ここでもバランスなのだ。

免疫にはまだまだ重要な仕事がある。
体に大きなダメージを与えないように敵と戦うよう、行き過ぎた攻撃を制御するレギュラトリー(制御性)T細胞=Treg(ティーレグ)免疫反応を終わらせる指令を出すサプレッサーT細胞がちゃんと存在している。

だから・・・
Th2細胞が多くTh1細胞が少ない人は「アレルギー体質」なのだそうだ。
抗体が多すぎてもいけないのだ。バランス!
そして、これは遺伝とは関係ないらしい。なぜって?1950年以前にはアレルギー体質の人なんてほとんどいなかったんだから。

重要な免疫細胞はレギュラトリー(制御性)T細胞=Treg(ティーレグ)!
これが免疫寛容と呼ばれる働きをするんです。

酪酸菌が作る酪酸は、大腸まで届いてTレグ細胞を増やす!!!
そして、酪酸菌のエサは?
フラクトオリゴ糖や水溶性食物繊維糖でした。
ほとんどの食物繊維は大腸で分解され、作られた物質は大腸で吸収されるというから。
食事で改善できるというのは納得できる。


参考

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