2022年7月8日(金)晴れのち曇り。
お昼前衝撃のニュースが流れた。とんでもないことが起きた。安倍晋三元総理が、奈良市で演説中に銃撃され、お亡くなりになった。
心から哀悼の意を表します。
戦後まもなく、日本人にとって、抗生物質は夢のような薬だった。多くの人の命を救ってきた。
でも、こちらの記事でも書きましたが、いいことばかりでもなかった。
記事の内容☟
「抗生物質は殺したい細菌だけを対象とすることはできません。他の関係のない細菌をも殺すことになります。
だから、多量にあるいは頻繁に使用すると、常在菌のバランスを崩す可能性があります。体内で複雑な生態系を構築している細菌たちのバランスが大きく崩れる。」
だから、多量にあるいは頻繁に使用すると、常在菌のバランスを崩す可能性があります。体内で複雑な生態系を構築している細菌たちのバランスが大きく崩れる。」
前回アレルギー⑭で東京大学名誉教授の小柳津広志氏がアレルギーがこんなに増加した原因を抗生物質だと指摘していると書きました。
小柳津名誉教授は、アレルギーが起きる原因が腸内環境にあると考えている。
それについては、私もアトピー性皮膚炎の原因追及をしてきた結果から大いに納得できる指摘です。
さらに、こう指摘しています。
「抗生物質を摂ると腸内フローラの攪乱により花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、うつ病、自律神経失調症、睡眠障害、発達障害などが起こります。」
もちろん、すべての人が病気になるわけではないけど、腸内フローラが悪くなると、自己免疫疾患や脳に炎症が起きやすくなると指摘しています。
脳腸相関と言いますからね。
これらのことも私には納得できます。私が今までいろいろと調べてきたことと合致します。
安易に抗生物質を飲まないことが大切ですが、
子どもが高熱を出して抗生物質を飲んだら、腸内フローラが崩れていますから、腸内環境を正常にもどすことが大切です。放置していたらいろんな病気の原因になりますから、腸内細菌を元気にする水溶性植物繊維を含む食物を摂ることが必要です。
緑黄色野菜の繊維は不溶性で腸のお掃除はしてくれるが、腸内細菌のエサにはならない。普段の生活では意識して摂取しないと不足するのがこの水溶性繊維です。アボガド、納豆(豆類)、ゴボウ(根菜類)、ジャガイモ・サツマイモ(冷やす)、ニンジン、ワカメ(海藻類)、らっきょ、ひじき、なめこ、キウイなど。
ポテトサラダは冷やして食べる。
ジャガイモのデンプンは、加熱した後冷やすとレジスタントスターチに変化する。この物質は、水溶性繊維と同じ性質があるので、これを繊維に含めるという世界的な傾向があるそうだ。
抗生物質は細菌には効くけど、ウイルスには効かないことも覚えておくことが大切です。
抗生物質の深刻な問題
抗生物質は家畜のえさに混ぜて与えられている。貴重な薬だが・・・。その量は人間が使用するよりはるかに多いという。病気に備えたり、成長を促したりするという。下水などに流れ込み、耐性を持った菌が生れつつあり、抗生物質が効かなくなるという危機にある。
抗生物質など抗菌性成長促進剤は家畜だけでなく、養殖魚など広く利用されている。抗生物質耐性細菌が増え,人間の治療に使う抗菌剤の効果が低下する。
抗生物質にはこのような問題もあるが、抗生物質を飲みすぎると腸内細菌の種類が極端に減少して、アレルギーのリスクを高めるという問題もある。
世界中で大切に使用したいものだ。
参考