「コープはまなか」のソフトクリームに挑戦した後は、再び霧多布湿原に戻り、浜中の町を通り抜けて「霧多布岬」に。
霧多布岬は浜中町の太平洋に突き出した半島の東側に位置している。
先端に灯台があるだけで他には何もない。
相変わらずの曇り空で気温は15℃しかなく、寒かった。
そんな中でも花は咲いていた。
灯台までは歩いて10分ほど、その間はずっと草原が続いていて、ヒオウギアヤメ、エゾカンゾウ、オオハナウド、ヤマブキショウマなどが所狭しと咲いていた。
[霧多布岬灯台]
[灯台から見た風景①]
[灯台から見た風景②とヤマブキショウマ]
[オオハナウド]
[キンポウゲ?]
岬の先端、白波が立っているところに何やら小さな黒い生き物が泳いでいたのが見えた。
双眼鏡を持っている人がいて、あれは「ラッコ」だと。
最近、この岬周辺ではラッコが繁殖しているらしく、小さいながらもその姿が陸上からも見えるということだった。
また今回は見られなかったが、この付近の岩礁にはエトピリカも生息しているらしい。
霧多布岬から浜中町の中心にある「旅館くりもと」まではほんの5分ほどだった。
この近辺には旅館はあまりなく、ほとんどが個人経営のペンションなどで、温泉もない。
「旅館くりもと」もどちらかというと大きな民宿に近いような印象。
でも、この宿は浜中町では老舗旅館ということで、落ち着いた雰囲気になっていた。
この宿を選んだのは食事の評判が良かったから。
その日に獲れた新鮮な海の幸をふんだんに出してくれるということだった。
宿泊した日は花咲ガニ、ウニ、カキなどが食べきれないほどに出た。
さすが海の宿。
でも、花咲ガニは食べるのにちょっと面倒で、苦労した。
お風呂は温泉ではなかったが、リニューアルしたのかとてもきれいになっていて、木の香りがする大きな明るいお風呂だった。
お風呂から上がり、暑かったのでエアコンをつけようと思ったのに、部屋に無かった。
聞いてみたら、一年中涼しいので冷房は必要ないらしい。
暑いと思う日は何に数回ほどなんだとか。
こうして北海道の2日目も無事に終わった。
明日はもう帰る日となった。
釧路発の飛行機が午後1時45分、それまでに行けるところを考えた結果、厚岸原生花園と道の駅「コンキリエ」に決めた。