「バイモ(貝母)」が咲いていました。
バイモは花弁にある網目模様から、『アミガサユリ』とも呼ばれています。
花の色が薄緑色、釣り鐘型で下向きに咲くのであまり目立ちません。
でも、良く見ると細い葉の先端が卷きひげのようなっていて、それを絡み合わせ、風が吹いても倒れないように、お互いを支えて立っているようにも見えます。
こうなると、花の内側がどうなっているのか、見たくなります。
そこで花の内側を覗いて編み笠模様の様子を見てみました。
ちょっとグロテスクかな?
なぜ「バイモ」=「貝母」なのかと・・・
地上の部分が枯れた後、地下に球根ができます。
その球根が2枚貝に似ていて、合わさっている鱗片の中に子どもの貝があるように見えるから母親の貝で「貝母」、その中国語の文字を日本語読みにしたので「バイモ」になったようです。
学名:Fritillaria verticillata var. thunbergii
英名:Zhe bei mu、Fritillary
別名:アミガサユリ(編み笠百合)
科・属名:ユリ科 バイモ属
原産地:中国