長岡花火大会は新潟県長岡市で開催される「長岡まつり」の中で毎年8月2、3日に行われています。
信濃川河川敷で行われる花火大会の観覧席はすべて有料になっているのです。
たまたま8月3日のチケットが手に入ったので、見に行けたのでしたが、当日の新幹線の指定席はすべて満席、宿も新潟県中で全く空いていないといった具合でした。
宿は1年前から予約しないと取れないようです。
ぎゅうぎゅう詰めの新幹線自由席に乗り、どうにか長岡まで。
宿は取れなかったので、知人宅に1泊お世話になりました。
信濃川河川敷にはブルーシートが敷き詰められ、シートは畳半分くらいの大きさにテープで区切られていました。
チケットはシートの番号だけ指定されていて、そのシートの中ならばどこに座ってもいいようになっているので、仲間同士で見たければ早目に行って場所取りをしないと、隣り合わせに座れないかもしれなくなるのです。
1日で50万人ほどの人が集まるようですから、人も車もそれはそれは大混雑でした。
花火開始2時間前の様子、シートは早く来た人が自分の敷物で場所取りをしてあります。
この河川敷に入る際にはチェックがあり、シートの番号札を首に掛けていなければダメなのです。
花火開始30分前になると、人が集まってきて河川敷も埋め尽くされてきました。
写真奥の青いシートで覆った建物?の後ろ辺りから花火が上がります。
他にも打ち上げ場所があるのですが、この場所では4ヶ所あったかな?
その先が信濃川、反対側の河川敷も人でいっぱいになっています。
夜7:20になり花火開始です。
冒頭は『白菊』と名の付いた花火3発、これはこの花火大会の開催目的である、昭和20年8月1日、長岡空襲の際に犠牲になった人たちへの慰霊、鎮魂の花火のようです。
[白菊]
スマホ写真ですから、あまり上手く撮れていません(_ _)
そして信濃川に架かる橋を利用した「ナイアガラ超大型スターマイン」を皮切りに、夜9時半ごろまでびっしりと花火が続きます。
プログラムによると、「白菊」以降39番まで大型花火が続き、最後に「匠の花火」が上がります。
今にも火の粉が落ちてきそうなほど、頭上で花火が広がるのですから、本当に素晴らしいものでした。
打ち上げられる花火には正三尺玉、ナイアガラ、スターマイン、ベスビアスなどの種類で、それぞれに名称が付けられています。
39番までの大型花火のすべてが良かったですが、初めて見学してみて一番感動したのが『復興祈願花火フェニックス・フェニックス2024』という花火でした。
2024となっているので、多分この花火は毎年打ち上げられているのだと思います。
音楽(平原綾香のJupiter)に合わせて、歌っている時間ずっと花火が上がっているのです。(10分弱)
感動ものでした。
動画からのスクショ。
風がなかったため、煙が流れなくて、肉眼ではよく見えるのですが、写真にすると煙が邪魔になってしまいました。
大型花火が上がる前にはスポンサーの名前がアナウンスされます。
その間は尺玉が上がるので、2時間絶え間なく花火が続き、正に花火三昧でした。
途中、川向こうの長生橋がオリンピックカラーにライトアップされた時間もあったりして、プログラムは盛りだくさんでした。
『匠の花火』の後には観覧者全員で、スマホの光をペンライトのようにかざし、花火師さんたちに感謝のメッセージを送って花火大会を終了しました。