とっても懐かしい花です。
ず~っと昔から夏になると空き地や畑の隅にヒマワリやダリアに似たような八重咲の黄色い花が咲いているのは見ていました。
でもこの花の名前は知らなかったのです。
最近になって「ハナガサギク(花笠菊)」という名前だと知りました。
名前を知ったのと同時に、この花が『オオハンゴンソウ』を八重咲きに改良したもので、別名が「ヤエザキオオハンゴンソウ(八重咲大反魂草)」だということも知りました。
オオハンゴンソウならばよく知っていたのですが、まさか同じものだとは思いませんでした。
オオハンゴンソウが八重になってハナガサギクにねぇ~
何だかちょっと違うような気もするけれど・・・
オオハンゴンソウの筒状花を全て舌状花に変えればこの形になるのでしょうか?
元々は庭で栽培されていたようなのですが、逸脱して野生化したのでしょう、あちこちで咲いているものをよく見ます。
よほど生命力と繁殖力が強いのか、既存の生態系に重大な影響を及ぼすからということで、『オオハンゴンソウ』と『ハナガサギク』は共に環境省の特定外来生物に指定されています。
この特定外来生物に指定されると栽培するのはもちろんのこと、植えてある状態のまま移動させることも違法となってしまうようです。
こうしてウォーキング中に見つけた野の花には特定外来種に指定されているものがたくさんあるんです。
普通に見ているので、まさかそれが栽培してはいけない植物だとは思いも寄らなかった、なんてことも・・・
今の時期に目に付く特定外来種に指定されている植物はこのハナガサギク、オオハンゴンソウ、オオキンケイギク、アメリカセンダングサ、アメリカオニアザミ、ワルナスビ、ヤナギハナガサなどなど・・・たくさんあります。
学名: Rudbeckia laciniata L. 'Hortensis'
英名: Golden glow rudbeckia
別名:ヤエザキオオハンゴンソウ(八重咲大反魂草)
科名・属名:キク科 オオハンゴンソウ属
原産地:北アメリカ