「玉子湯」のある信夫高湯は、蔵王高湯、白布高湯と共に奥州三高湯と呼ばれている。
湯量豊富で400年間、自然湧出の温泉を他の数軒の宿と共に守り続けている。
「玉子湯」は古くからあり、かつては湯治宿だったようだ。
福島駅から送迎バスで40分ほどで「玉子湯」に着いた。
大きくて立派な宿で、客室数は49室となっていた。
スタッフが若くてキビキビと動いていたのが印象的だった。
宿の裏が広い庭園になっていて、その中に湯小屋が点在していた。
バスの運転手さんが送迎時にいろいろと話してくれ、毎分3,000リットル以上もの豊富な湯量があり、全く手を加えていない自然に湧出した源泉のままの温泉だとか。
泊まった日は満室のようだったが、お風呂の数があるので、人と会うこともなくお風呂に入れた。
すべてのお風呂が同じ泉質で、硫黄の臭いがする白濁した硫黄泉、PH2程度の酸性泉だった。
もちろん源泉掛け流しだった。
[瀬音]
女性専用風呂。
[野天岩風呂 天渓の湯]
同じ場所に「天翔の湯」があり、1日おきに男女が入れ替わりになっている。
[玉子湯]
かつての湯治場の雰囲気の残った湯小屋になっていて、中は男女別。
[玉子湯の内部]
[内湯]
これらの他に足湯もあった。
これだけあるお風呂を管理するのも大変だと思った。
食事は大広間でいただいた。
最近よくある、座敷にテーブルと椅子だった。
特に特徴のある食事ではなかったが、十分満足した。
温泉好き、特に硫黄泉のような特徴のある温泉が好きな人に向く宿だと思った。