現在、新聞紙面やテレビのニュース番組を賑わせている旬なニュース「陸山会を巡る政治資金規正法違反事件」をみていて、ふと思い出した映画がある。ジュリア・ロバーツがデンゼル・ワシントンと共演している「ペリカン文書」だ。
<ペリカン文書 US版>

昨日の記事でも書いたように、WaraシアターではDVDソフトからBlue-Rayソフトへのリプレイスが加速中だが、これはBlue-Rayソフトに画質、音質共に大きなアドバンテージがあるからであり、特に大画面視聴ではその差を顕著に体感できるからだ。DVDソフトが初めて世に出たのが14年前の1996年。以来、1~2年間の黎明期のDVDソフトには画質がボケボケのDVDソフトも結構あった。また、黎明期にはディスクの両面に記録されている映画もあったため、途中でディスクをひっくり返す必要があるDVDソフトもあった。主に長尺時間の映画で「風と共に去りぬ」、「アマデウス」、「ライト・スタッフ」、「JFK」等が該当するが、実際に映画の視聴中にディスクを返すのは面倒くさいし興ざめでもある。その後「アマデウス」、「ライト・スタッフ」、「JFK」は片面収録のバージョンが発売されたが、「ペリカン文書」は、とうとうバージョンアップがされず、Blue-Rayの時代を迎えてしまった。昨年2月に日本語字幕はおろか日本語吹替音声までも収録されている、US版(米国版)のBlue-Rayソフト発売がアナウンスされたときには、思わず飛びついたのも、この両面記録の煩わしさがあったからだ。もちろん愛するジュリアの映画でもあるしね。
改めてBlue-Rayソフトで視聴する。結末が予想できたり、色々とツッコミ処も沢山あるがサスペンスフルな展開で面白い。大統領への政治献金と便宜供与、最高裁判事の暗殺と事件捜査への圧力・・・・暗殺こそ無いが、(オザワ氏は国家元首ではないが)ニュースと良く似た状況だ。政治献金額が420万ドル、日本円で約4億円と金額まで類似しているところも面白い。日本語吹替版で見ると人物の相関関係が良く把握できるのでオススメだ。