Inspiring

スキーの中心地★東京神田★より
ワンゲルスポーツのスタッフがお届けするBlog。
現在は月曜日と金曜日更新予定です。

“頭もFREEに!!”の巻

2010年08月13日 | お知らせでございます。

ここ数日の天候は、強い陽射しによる暑さというよりは、高温・
多湿による酷暑という表現の方がピッタリかもしれません。
熱中症など体へのダメージが心配される状態がまだまだ続くと
思われますので、どうぞ皆様、お気をつけ下さいませ。

いつもInspiringをご覧いただき、誠にありがとうございます。

お盆の帰省ラッシュもピークを迎え、高速道路・新幹線などの
交通機関も想像どおりの混雑ぶりでございます。
しばしのお休みを利用して帰省されている皆様にとりましては、
『休みに行ってるのか、疲れに行ってるのか』分からなくなる
心境だとは思いますが、どうか良いお盆休みをお過ごしいただ
きたいと思います。

さてさて、まさに“お盆期間中”でございますので、帰省する方
もいらっしゃれば、この期間を利用されて“東京”にお買い物を
しに来る方も当然いらっしゃいます。

ですので、本日は明日・明後日、ご来店・お電話いただくご予定
の皆様に向けまして、大変恐縮とは存じますが、ワタクシから
ちょっとしたアドバイスをお送りさし上げますので、ご参考にして
いただければと思います。

先日、基礎スキーをメインとした“長さ選び”に関しまして、ワタ
クシの《独断と偏見》満ちた考えをご提示させていただきました
が、いわば本日はその続きとなります。

本日のタイトルは、

『“頭もFREEに!!”の巻』

ということでございますが、そこ副題を付けさせていただくと
すれば、『スキーの長さ選び-もう迷わないで!!PARTⅡ-』
いった感じでしょうか。

ではでは、早速“PARTⅡ”を始めたいと思います。

Twin01コチラ、最近お父さんもお母さんもお兄ちゃん
もお姉ちゃんも大好きなフリースタイル用のスキーでごさいます。

Twin02いわゆる“ツインチップ”と呼ばれているスキー
でして、簡単に言ってしまいますと『跳んだりハネたりする』ため
のものでございます。時には『コスったり回したり』っていう目的
で使われる方もいらっしゃいまして、まさに何でもありの“フリー
スタイル用”スキーなのであります。

ここ近年、このツインチップ・スキーの滑走性能が著しく向上
しておりまして、“普通に滑る用”としてご購入いただくパターン
が増加しております。

Twin03ちなみに、“ツインチップ”とは???

Twin04スキートップ部分を横から見てみますと…
もちろん、当たり前のように“グイッ”と反っています。

Twin05で、もう一方…

Twin06スキーテール部分を横から見てみますと…
あらっ!?こちらも“グイッ”と反っているではありませんか!!!

Twin02_2そうなんです。“ツインチップ”スキーとは、
頭とお尻が両方とも“グイ、グイッ”と反っているもの
を指し
示しているのです。

「? ? ?」

「アレッ!?何か問題がありますか?」

「いや、その、内容は“スキーの長さ選び”じゃなかったかなと…」

「ああ、そういうことですね。ご安心を!!本番はこれからです。」

「それは良かったです。どこへ行くのかと思っちゃいました。」


『想像して下さい!!!!!』


例えば…

ココに(A)ツインチップしている170cmのスキーと(B)そうでは
ない形状(お尻が上がっていない、平らな状態)の170cmのスキー
がございます。
(基本的なスキーの構造は同じであると想定して下さい。)

スキーを目の前に立てて見比べたところ、見た目の長さ(実寸長)
は同じです。


『この2台のスキーを同じ条件で使用した場合、どちらのスキー
の方が安定感のある滑走ができるでしょうか?』











【Thinking Time】










「ハイッ、そこまでぇぇぇぇぇ。」

「答えは…(B)のツインチップしていないスキーでございます。」


『なぜ?なぜ??なぜ???』


『想像してみて下さい!!!!!』


◎(A)、(B)ともに、スキートップ部分の形状は同じです。
 ということは、ターン始動時、スキートップ部分のエッジが雪面
 捉え始める感覚【位置・ポイント】は同じということになります。
  そこから、ターン中盤に向けてエッジのグリップ感は増して
 いきます。
  そして、ターン終盤、スキーテール部分の形状が(A)反り
 上がっているものに対して、(B)反り上がっておらず平らな
 形状なものは、エッジをテール部分の最後の方まで長く使うこと
 ができるので、安定感のスキーイングが可能となります。


「クドい、クド過ぎる。」

「すみません。気を使ったつもりなんですが…。」

「あれでしょ?ツインチップしているスキーより、してないスキー
の方が“有効エッジ長”が長くて安定しますよってことだよね?」

「まさに…そのとおりでございます。」


…で、本番の前置きはココまででございます。

“本番”は物凄く短いんで覚悟して下さい。

Twin07コチラ、ワンゲルスポーツでお取扱いしており
ます、いわゆる“フリースタイル”・“フリーライド”用のスキーで
ございます。

良ぉぉぉぉく見て下さい!!!

何かおかしくありませんか???

Twin08チョット見づらいんですが、同じサイズ表記なの
に明らかに長さが異なったり、それどころか違うサイズのはずなの
にほとんど長さが変わらなかったり…

Twin09長さが異なるはずなのに、ほぼ同じだったり、
短かったり…


一体どういうことなのでしょうか?

皆さん、

『“頭をFREEに!!”して下さい。』

各メーカーさんで計測の仕方は全て異なります。
実寸長で測ったり、スキーの表面を基準に測ったり、滑走面の
長さを測ったりと…いろいろとあるみたいです。

…ですので、あまり深く考えなくてもOKでございます。

160cm前後の表記サイズは全て同じ長さだと思って下さい!!!
170cm前後の表記サイズも全て同じ長さだと思っていただいて
けっこうでございます!!!


ただし…お尻の反り上がっていないスキーの長さを選ぶ時とは
チョット感覚が異なりますので、その点だけはご注意を!!!

160cmと表記されているツインチップ・スキーの滑走感覚は、
“普通の160cmのスキー”よりもかなり短く感じます。
170cmと表記されているツインチップ・スキーも、もちろんのこと
滑走感覚は“普通の170cmのスキー”の滑走感覚よりも断然
短いものとなります。


よほど『短くしてクルクル回したぁ~い』と強くご希望される方を
除きましては、あまり極端にサイズダウンされない方が宜しい
かと思います。

『普通に滑る用』としての人気が定着している今、オススメの
サイズと致しましては、男性では170cm前後・女性では160cm
前後をチョイスしていただければと思います。
(まあこれは、“飛び用”としてのチョイスとあまりかわりませんが。)


以上、これくらいにしておきませんと、各方面からお叱りを受けて
しまいますので、終了とさせていただきます。

あくまでも、ワタクシの《独断と偏見》に満ちた意見
ございますので、異論反論オブジェクショ~ンは覚悟しております。

お時間ございましたら、弊社在庫の“ツインチップ”をご確認下さい。
http://wangel.jp/ski.html

『固く考える必要は…全くありません!!
    フリースタイルには…“フリースタイル”で!!!』

Staff TETSU


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