ここ数日の天候は、強い陽射しによる暑さというよりは、高温・
多湿による酷暑という表現の方がピッタリかもしれません。
熱中症など体へのダメージが心配される状態がまだまだ続くと
思われますので、どうぞ皆様、お気をつけ下さいませ。
いつもInspiringをご覧いただき、誠にありがとうございます。
お盆の帰省ラッシュもピークを迎え、高速道路・新幹線などの
交通機関も想像どおりの混雑ぶりでございます。
しばしのお休みを利用して帰省されている皆様にとりましては、
『休みに行ってるのか、疲れに行ってるのか』分からなくなる
心境だとは思いますが、どうか良いお盆休みをお過ごしいただ
きたいと思います。
さてさて、まさに“お盆期間中”でございますので、帰省する方
もいらっしゃれば、この期間を利用されて“東京”にお買い物を
しに来る方も当然いらっしゃいます。
ですので、本日は明日・明後日、ご来店・お電話いただくご予定
の皆様に向けまして、大変恐縮とは存じますが、ワタクシから
ちょっとしたアドバイスをお送りさし上げますので、ご参考にして
いただければと思います。
先日、基礎スキーをメインとした“長さ選び”に関しまして、ワタ
クシの《独断と偏見》満ちた考えをご提示させていただきました
が、いわば本日はその続きとなります。
本日のタイトルは、
『“頭もFREEに!!”の巻』
ということでございますが、そこ副題を付けさせていただくと
すれば、『スキーの長さ選び-もう迷わないで!!PARTⅡ-』と
いった感じでしょうか。
ではでは、早速“PARTⅡ”を始めたいと思います。
⇒コチラ、最近お父さんもお母さんもお兄ちゃん
もお姉ちゃんも大好きなフリースタイル用のスキーでごさいます。
⇒いわゆる“ツインチップ”と呼ばれているスキー
でして、簡単に言ってしまいますと『跳んだりハネたりする』ため
のものでございます。時には『コスったり回したり』っていう目的
で使われる方もいらっしゃいまして、まさに何でもありの“フリー
スタイル用”スキーなのであります。
ここ近年、このツインチップ・スキーの滑走性能が著しく向上
しておりまして、“普通に滑る用”としてご購入いただくパターン
が増加しております。
⇒スキートップ部分を横から見てみますと…
もちろん、当たり前のように“グイッ”と反っています。
⇒スキーテール部分を横から見てみますと…
あらっ!?こちらも“グイッ”と反っているではありませんか!!!
⇒そうなんです。“ツインチップ”スキーとは、
頭とお尻が両方とも“グイ、グイッ”と反っているものを指し
示しているのです。
「? ? ?」
「アレッ!?何か問題がありますか?」
「いや、その、内容は“スキーの長さ選び”じゃなかったかなと…」
「ああ、そういうことですね。ご安心を!!本番はこれからです。」
「それは良かったです。どこへ行くのかと思っちゃいました。」
『想像して下さい!!!!!』
例えば…
ココに(A)ツインチップしている170cmのスキーと(B)そうでは
ない形状(お尻が上がっていない、平らな状態)の170cmのスキー
がございます。
(基本的なスキーの構造は同じであると想定して下さい。)
スキーを目の前に立てて見比べたところ、見た目の長さ(実寸長)
は同じです。
『この2台のスキーを同じ条件で使用した場合、どちらのスキー
の方が安定感のある滑走ができるでしょうか?』
↓
↓
↓
【Thinking Time】
↓
↓
↓
「ハイッ、そこまでぇぇぇぇぇ。」
「答えは…(B)のツインチップしていないスキーでございます。」
『なぜ?なぜ??なぜ???』
『想像してみて下さい!!!!!』
◎(A)、(B)ともに、スキートップ部分の形状は同じです。
ということは、ターン始動時、スキートップ部分のエッジが雪面
捉え始める感覚【位置・ポイント】は同じということになります。
そこから、ターン中盤に向けてエッジのグリップ感は増して
いきます。
そして、ターン終盤、スキーテール部分の形状が(A)反り
上がっているものに対して、(B)反り上がっておらず平らな
形状なものは、エッジをテール部分の最後の方まで長く使うこと
ができるので、安定感のスキーイングが可能となります。
「クドい、クド過ぎる。」
「すみません。気を使ったつもりなんですが…。」
「あれでしょ?ツインチップしているスキーより、してないスキー
の方が“有効エッジ長”が長くて安定しますよってことだよね?」
「まさに…そのとおりでございます。」
…で、本番の前置きはココまででございます。
“本番”は物凄く短いんで覚悟して下さい。
⇒コチラ、ワンゲルスポーツでお取扱いしており
ます、いわゆる“フリースタイル”・“フリーライド”用のスキーで
ございます。
良ぉぉぉぉく見て下さい!!!
何かおかしくありませんか???
⇒チョット見づらいんですが、同じサイズ表記なの
に明らかに長さが異なったり、それどころか違うサイズのはずなの
にほとんど長さが変わらなかったり…
⇒長さが異なるはずなのに、ほぼ同じだったり、
短かったり…
一体どういうことなのでしょうか?
皆さん、
『“頭をFREEに!!”して下さい。』
各メーカーさんで計測の仕方は全て異なります。
実寸長で測ったり、スキーの表面を基準に測ったり、滑走面の
長さを測ったりと…いろいろとあるみたいです。
…ですので、あまり深く考えなくてもOKでございます。
160cm前後の表記サイズは全て同じ長さだと思って下さい!!!
170cm前後の表記サイズも全て同じ長さだと思っていただいて
けっこうでございます!!!
ただし…お尻の反り上がっていないスキーの長さを選ぶ時とは
チョット感覚が異なりますので、その点だけはご注意を!!!
160cmと表記されているツインチップ・スキーの滑走感覚は、
“普通の160cmのスキー”よりもかなり短く感じます。
170cmと表記されているツインチップ・スキーも、もちろんのこと
滑走感覚は“普通の170cmのスキー”の滑走感覚よりも断然
短いものとなります。
よほど『短くしてクルクル回したぁ~い』と強くご希望される方を
除きましては、あまり極端にサイズダウンされない方が宜しい
かと思います。
『普通に滑る用』としての人気が定着している今、オススメの
サイズと致しましては、男性では170cm前後・女性では160cm
前後をチョイスしていただければと思います。
(まあこれは、“飛び用”としてのチョイスとあまりかわりませんが。)
以上、これくらいにしておきませんと、各方面からお叱りを受けて
しまいますので、終了とさせていただきます。
あくまでも、ワタクシの《独断と偏見》に満ちた意見で
ございますので、異論反論オブジェクショ~ンは覚悟しております。
お時間ございましたら、弊社在庫の“ツインチップ”をご確認下さい。
⇒http://wangel.jp/ski.html
『固く考える必要は…全くありません!!
フリースタイルには…“フリースタイル”で!!!』
Staff TETSU