皆様こんにちは。
Inspiringをご覧下さり誠にありがとうございます。
まだまだ暑い日が続いている
東京・神田です。
台風の進路に近い皆様も、どうぞお気をつけ下さいませ。
さてさて前回の当Inspiringに続きまして、
今回のご案内は、ここ数年のスキー製品に関しまして、
ちょっとずつ目にする・耳にすることが多くなってきた
GRIP WALK (グリップウォーク)についてです。
前回の投稿と内容がかなり重複致しますが、どうかご容赦下さいませ。
このGRIP WALKとは、
SKI BOOTS の靴底の形状・仕様の事です。
↑こんな風に、その仕様が表記されているものが多いです。
で、
どんな仕様かと申しますと、
↓の画像のように、BOOTSの靴底を船底のような形状にして、
歩行がし易くなる仕様です。
↑特に靴底の先端部分は、その傾斜角が強くなっています。
この形状により、歩行がしやすくなる(らしい。。。)んですが、
ここで、とっても「大切な注意」が必要です。
と申しますのも、このGRIP WALK形状により、
今までのBOOTSの靴底とは形が異なるため、
このGRIP WALK 仕様のBOOTSを使用される場合は、
スキーに取付されているBINDINGS側の仕様も、
GRIP WALK仕様に対応していないといけません。
最近のSKI BINDINGSには
↓のようにGRIP WALK使用可能なものも多くでてきています。
BINDINGSに「GRIP WALK」と記載があれば大丈夫です。
(※ただしGRIP WALK 規格表示のないBINDINGSでも、
一部のFREE STYLE , FREE RIDE 向けなどのBINDINGSで、
使用可能なBINDINGSもございます。)
ちょっと難しくなりますね。
詳しくはBOOTSをお求めのショップさんにお尋ねください。
さて、
そのGRIP WALK 対応マークのついているBINDINGSのほとんどは、
GRIP WALKではない今まで通りのALPINE BOOTS規格(ISO 5355規格)にも
対応しているものが多いので、対応できているBINDINGSの場合は
今までのALPINE BOOTSでも使用可能なのですが、
その逆に、
今お持ちのスキーに取付されているBINDINGSが
GRIP WALK規格に「非」対応BINDINGSでは、
↑の靴底のBOOTSでは履けません。
(無理やり履けば、装着できてしまうこともあるかもしれませんが、極めて危険です)
ところが、ここ数年の間に、このGRIP WALK SOLE が標準装備になっている
BOOTSが増えてきていまして、今期'20-'21シーズンはさらに増えています。
↑のK2 BOOTSのB.F.C.シリーズもそうですし、
'21 FT BOOTS などにもGRIP WALK SOLEの種類が増えていますし、
その他のブランドでも同様にご注意が必要です。
そう言っては失礼とは重々承知の上であえてご案内をさせて頂きますが、
もしこのGRIP WALK SOLE 標準装備のBOOTSということを知らずにそのBOOTSをご購入されて、
今までお持ちのスキーに付いているBINDINGSがALPINE SOLE規格にしか対応していない場合は、
そのままではそのスキーのBINDINGSはご使用出来ません。
※ただし、GRIP WALK の機能は無くなりますが、
↓のように、GRIP WALK SOLE を、ALPINE SOLEへパーツ交換ができれば、ご使用可能です。
➔をパーツ交換後➔ のように。
ですが、パーツ交換ができない機種も多いので、
BOOTSを新たにご購入されるご予定の方におかれましては、
どうぞご留意下さいませ。
GRIP WALK SOLE 付きBOOTSを製造販売されていらっしゃる各メーカーさんには、
もっと、もっと、わかりやすく、なおかつ広く情報を周知されることを強く望みます。
スタッフ Y