日本代表への衝撃・・・北朝鮮戦雑感

2008-02-19 | サッカー日本代表

東アジア選手権・第1戦
日本代表 vs 北朝鮮代表 @重慶       1-1     
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重慶といえば、やはりアジアカップを思い出す。
日本にとっては本当に色んなことがあったけど、
優勝したことで全てはいい思い出になったって感じかな。
そして再びあの地へ―。

どうやら報道では、北京五輪への影響も考え中国政府から
ブーイング禁止令」というものが出されていたらしいけど、やっぱり期待通り。
経験の少ない今の日本代表の精神力の鍛錬の為にも、
むしろもっとやってくれてもいいんじゃないかとも思ったけど。
岡ちゃんはらしいしねw

さてさて試合だけど、何つーかねメンバーもいわば控え組中心だったわけだけど、
未だにこのチームのサッカーがわからない。
チリ戦とも、ボスニア戦とも、はたまたタイ戦とも違う。
もちろん相手によってはスタイルも変わってくるが、
それでもチームの「核」や「軸」ってやつが見えると思うんだけど、
未だにこのチームが辿ろうとする道筋が見えてこない。
もちろん走り出したばかりのチームはまだ模索中なのだろう。
が、北朝鮮のサッカーを見るとそう悠長ではいられないのではないか。
控え組と言えども、バックアップの存在があるからこそのチーム。
底上げは急務のように思う。アジア予選はすでに始まっているのだから。

北朝鮮の先制点は衝撃的だった。
北朝鮮の特徴でもある強さが際立つゴールだった。
この得点が、立ちあがりの落ち着きの無さからの小さなミスだったと
言うのでは片付かない失点だったのは、
この試合の中で何度か目にしたピンチの場面を見てもわかる。
確かに失点時の日本の守備の詰めは甘かったし、
若手GKの川島も緊張のせいか反応も遅れていた。
しかしその後も北朝鮮は何度も早さと強さで日本ゴールを脅かす。
ゴールは割られなかったものの、
そのパワフルな動きに日本の守備が翻弄されたことを
重要なことと受けとめなければいけないんじゃないかな。

そして日本の攻撃というと、うーん・・・よくわからない(苦笑)
北朝鮮戦に関してはよくわからなかったなぁ。
サイドを起点に展開していたとは思うし、
クロスも上がっていたとは思うけど、
それが中と連動することはほとんど無かったような気がする。
(得点シーンはサイドと中がピタリと合った瞬間だったけど)
選手のタイプ上、縦に仕掛けるって感じでもないし、
かといってパスを回しながら守備を崩すでもなかった。
正直見た目には、チームのテストでもなく、
選手の個人の動きをテストしただけの試合になってしまったかなという印象。
チームの底上げの為にも出場した選手達にはもっとやって欲しかったよ。

結果は引分けだったが、北朝鮮の成長が際立つ試合だったと思う。
やっぱり日本は「強さ」のある相手には弱いよね。
球際の強さ、あたりの強さ、気持ちの強さ・・・。
今回の結果を受けて、選手達も悔しい思いをしていると思う。
いや、どんな大会だろうが、試合だろうが、悔しいと思わなけりゃ。
日本は常にアジアの頂点でい続ける、それくらいのモチベーションを
もって臨んでいて欲しいじゃん。
が、今回の結果はプラスの効果を日本代表に齎してくれるとも期待したい。
この試合で芽生えたであろう危機感が奮起を促してくれると願って。
中国戦は完全アウェーの中気持ちの強さを見せて欲しい。
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