野洲・乾選手の涙

「
この悔しさを忘れず今後も頑張りたい」（乾選手）

高校サッカー第３回戦
野洲（滋賀）vs八千代（千葉）　１－４
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野洲の連覇の夢は早くも散ってしまった。
今年の野洲は、去年、初優勝を決めたチームに比べると体格的に
恵まれていない事もあり、去年のように自分達がやりたいサッカーを
全て出し切れているという状態ではなかったことは
２回戦での戦いぶりを見ても明らかだった。
それでも高校サッカー界に新たな風を吹かせた野洲らしさというものも
今年も変わらず見せてくれたと思う。
結果は残念なものになってしまったけれど、
この経験は選手達の将来に必ず大きなモノを齎すと思うよ。

さて、乾選手。
２年でレギュラー、昨年の優勝を経験しているが、
やはり３年になって自分がチームを引っ張っていく立場になった今年は
より優勝という結果が欲しかったと思う。
その分、悔しさも大きかったんじゃないかな。
幸せな事に今年から乾君がプレーする姿を横浜で見る事が出来る。
心から幸せに思うよ。
嘘か真か、乾君が横浜を選んでくれた理由は、
「面白いサッカーをしていると思ったから」と。
最近の横浜の”騒動”に関しても自分のサッカーをするだけだ、と。
一瞬、目を疑ったが（苦笑）本当にありがたいこと。
チームにとって選手は財産。
乾君が横浜を選んでくれたからには、乾君を世界に誇れる選手として
送り出せるように全力でファンとして出来る限りのサポートをしていきたい。


「通過点だから、それを忘れちゃいけない。」
これは俊輔が、同じく３回戦で散った桐光の選手達に贈った言葉。
高校サッカーは通過点。選手として成長する為のステップ。
ここで得た経験をいかに今後に生かせるかが大事だということ。
同じく高校サッカーで涙を流し、
そこから常に逆境を強さに変えてきた俊輔の今の姿は、
何よりも選手達の励みになるんじゃないだろうか。
乾君にも、きっと「あの経験があったからこそ」と思える日がくると信じて。
横浜で待ってるよ。
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