わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

(記事はリンクフリー)

世界平和の祈りについて

2011-02-13 10:12:06 | 癒し
 私どもが唱えております世界平和の祈り、特に最初の
世界人類が平和でありますようにという祈り言について、
述べてみたいと思います。

 私はつねづね、世界人類が平和でありますようにという
祈り言を、心に想いうかべた時、その人は、神様のチャンネルを
ひねったのとおなじであると申し上げて来ました。人類すべての
悲願が結集し、祈り言となったこの言葉には、どんな人間の個我
をも消してしまう大きな光がこめられ、放射されているので
ありまして、この祈り言を、思いうかべるだけで、私どもは
大光明霊団の中に参加しているのであります。

 ところで、この祈りの世界人類とは、どの程度の世界であるので
ありましょうか。勿論直接的には、私どもが住んでおりますこの
地球を指しているのであります。
 我々人間のいのちをこまかくみて参りますと、それは光子という
宇宙子から成っており、いのちの源は、すべて波動から複雑に構成
されていることは、これまで申し上げたとおりでございます。
 宇宙にうかんだ小さな星、この地球人類たちは、こうした
いのちの成り立ち、いのちの仕組というものにまだ気がついて
おりませんで、そのために、宇宙人たちから「おさない兄妹たち」
とよばれているのであります。
 私は今、宇宙人と申しましたが、実際、この地球以上に、こころも、
科学も数百倍もすすんだ星々と、人類が存在することは、事実で
ありますし、それのみならず、我々は、こうした宇宙のすぐれた
兄妹たちから、さまざまな援助を得て、一日一日を無事にすごして
いるのであります。

 世界平和の祈りは、ここに至って、地球人類のみならず、宇宙に
生きるすべての我々の仲間、兄妹、宇宙人類が平和であるように
という、宇宙の大調和をも目ざした、祈りであることが理解される
のであります。
 この地球上に多くの国々があり、そのそれぞれの国と国交を
結んでおります。これからの政治家は、世界平和を根底に据えて
かからなければ、一日たりとも、政治がとれなくなってくるで
ありましょう。
 しかし、もっと真理を見きわめる眼を持ちますなら、単に地球
という星の地上の国々との交わりというばかりではなく、星と星
との交わり、星交というところまですすまなければ、本当の宇宙
全体の調和というものは完成されないのであります。
 そして現在、我々にコンタクトを求めてきております宇宙の
兄妹たちは、この宇宙の大調和のなかに、我々地球人類が、一日も
早くとけ込むよう、最大の助力を日々おこなってくれているので
あります。

 世界人類が平和でありますようにという祈り言は、宇宙神の
みこころ─愛の中にとけ入り、宇宙人類の一人として、全宇宙と、
宇宙人類全員の平和を祈り、又その愛念を、彼らに送って、我々が
日々彼らから受けております援助にも、こたえるかたちとなって
いるものであります。
 宇宙は玄妙であります。そしてその玄妙な宇宙の運行を支えて
いるものは、一点のわたくしなき、宇宙神の愛であります。

 さて世界人類が平和でありますようにという祈り言には、さらに
もう一つの奥義があります。
 それは、人間というものの全体にむかって、祈り言を発している
ということであります。
 人間というものは、いつも私が申しておりますように、この肉体
だけではありません。幽・霊・神、大きくわけて、肉体以外に、
さらに三つの世界に生きているものであります。
 この人間の本質、本体と申しましょうか、それぞれの世界に
よびかけ、光の放射を、霊界神界から放射しやすくする働きを、
自然と持っているのが、世界人類が平和でありますようにという
祈り言なのであります。
 個人と人類の同時救済という性質を、この祈りが持っております
ことは、何度も申し上げましたが、さらにこの祈りは、人間の本体
である光にむかって愛と調和を放っている祈りなのであります。
 ですから、心の中に「世界」とおもいうかべただけで、ただちに
それは、宇宙と人間の本体である光につながり、大光明を発揮する
こととなるのであります。

 ちなみに宇宙人たちは、こうした光体が自己の本質であることを
熟知して、日々我々を助けてくれているのであります。
 こうした世界平和の祈りを我々はたゆみなく祈って、宇宙人類と
光と愛の世界建設のためにまい進致しましょう。

        昭和61年7月9日,10日

                         昌 久