折角、努力して、よい方向に向かっているときに、それを、根本から否定され、リセットさせられる事態に追い込まれようとしている。頭にくるし、腹も立つ。その原因はハッキリしている。通常のステップを踏んでいないからである。しかし、時と場合によっては、通常のステップを飛び越えて、順番を敢えて変更して、先行して布石を打っておくことによって、全体を成功に導く方法も必要な事がある。ステップを踏み間違えているのではなく、判ったうえで、先に手を打っているわけである。そのクリティカルなポイントを押さえたうえで、もとのステップに戻って、本来のステップをすすめ、最後は確実にゴールするわけである。それを説明しても、納得してもらえない。聞く耳を持たない、柔軟性のないヤツがいる。結局、何を言っても、「通常ステップ」でしか、物事を考えられないヤツと話をしても平行線である。こんなことで、負けてはいけない。方法としては、今の路線も堅持しながら、「通常ステップ」に戻ったフリをして、あたかも、リセットしたフリをして、すすめておいて、最後は今の路線へ戻り、全体を成功させる道を考えている。「長いものには、巻かれざるを得ない」。ただ、ハイハイといって、簡単に引き下がってはいけない。まだ早い。諦めるのではなく、これまでのプロセスを振り返り、問題はないか、シッカリと腹をくくって、全体最適を考える。相手の指摘にも、素直に耳を傾けるが、みすみすチャンスを逃さないよう、冷静に事態を見極め、「熟慮断行」する。
おしまい
おしまい