広島県立美術館に出かけた。駐車場が満杯で、近所のコイン駐車場に車を停め、会場へ。ほとんどが日本初公開とあって、非常に見応えのある作品である。単なる展覧会ではなく、ベネチアの街の歴史、成り立ち、変遷、生活など、その栄華の軌跡を3章構成、約150点の至宝で紹介されている。
・第1章「黄金期」では、海中の泥土に立つ都市の構造をはじめ、総督を頂く政治機構、 ベネチア商人が貿易で築いた巨額の富など、繁栄の背後にある数々の「秘密」に、貴重 な美術品や資料で迫る。
・第2章「華麗なる貴族」では、衰退の要因ともなった豪勢な暮らしぶりを紹介。夜の宴 を彩った巨大なベネチアン・グラスのシャンデリアは圧巻だ。
・第3章「美の殿堂」では、当時、西洋絵画の最高ブランドであったベネチア派絵画の名作を一堂に展示する。ほとんどが日本初公開。
ベネチアの「美が照らす水上の栄華」を自分の目で観る、絶好の機会である。
たまには、良い作品を観て「感動する」ことも大切。だよね。とても良かったな!
おしまい