花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

幼くて

2021年12月12日 10時30分33秒 | 日記



こんなに綺麗な黄色になりました
やがて葉が落ちて新しい芽をだして来年青葉の頃にまた
あのハマナシの花を咲かせるのですね




ふと思い出すことがあるのです
先の戦争で厳しい戦争状態に入り内地の空襲がはげしくなってきたので
学童疎開がはじまりました
大人はみな可愛い子等の命をどう守っていくか必死だったのですね
私たち兄弟も母の里に縁故疎開するために国鉄駅で長く待っていました
当時は戦争中の混乱期です
乗車券を求めることも長蛇の列となり大変でした
丁度そこによく一緒に遊んでいたクラスメートが母親に連れられて
矢張り疎開先に向かうところでした
それなのに幼かった私たちは互いにどこに向かうとも語らなかったのです
まだ幼くてそんな器用な会話ができる年代ではなかったのですね

それが永遠の別れになってしまったのに