探し物が出てこないことはずっと気にかかっていて
落着かないのです
少し以前から琴爪と楽譜を箱に入れて座敷に置いていたものですが
それがふと見当たらなくなったのです
邦楽を楽しむ仲間の方に十月になったら合奏しましょうと
声かけしたばかりなのです
探しましたね
楽譜なら新しく求めればといってもでもそんなものではなくて
昔に稽古の段階で手直しやたくさんの書き込みをしているので
それは私にとっては貴重に思えるものでどうしても探し出さなくては
でも当てもなく置いてはいないでしょうし
出てこなければ一層恋しさはつのるばかりです
何日も経ってふと本箱に綺麗な布を掛けてしまっている箱を発見しました
それなんです 私の探し物でした
全く記憶にない場所です
人間の記憶っていい加減なもので置いたときの記憶がないので関連しそうな
場所を鬼のような形相をして探したと思います
琴爪も長く使っている3組が古い小袋から出てきました
沢山の楽譜の中から別に選んでいた好きな曲の楽譜です 出てきました
春の夜 ほととぎす 茶音頭 夕顔 秋の言葉 千代の寿 比良 残月など
好きな曲ばかり合奏用です
私の愛しき大切なもの これからは大切に保管します
9月末に詩吟の会が終わったらまた三絃 尺八と合奏してたのしみたいもの
秋は静かな曲が一入身に染みます
