花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

大将

2018年01月16日 10時46分59秒 | 日記
昔のことを時々思い出します
お客さんが来られる時のごあいさつで「大将 おられますか」と言って
来訪されていたものです
幼い私は“兵隊さんでなくても大将がいるのだ 偉いんだなあ
お父さんって」と思っていたのです
その後も出兵した父の安否を気遣って
「大将から便り届きますか?」などよく聞いていました
戦争が終わってもう久しくそんな呼称は耳には致しません
戦時色濃い時代の言葉だったのでしょうか
一家の一番強くて男らしく潔く賢い人の尊敬語だったのでしょう
当時は幼子にも何となく心地よく響くいい言葉だったと思います
もう現代では死語なのでしょう

もし「大将おられますか?」とお客人が来られたら
現代っ子は「お母さん お客さんが呼びよってよ!」と云うかも
一家の大将が父親であること
みんな解っているかしら