花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

不思議な

2016年05月12日 10時52分20秒 | 日記
私がまだ随分若かったころのことです
朝の通勤バスに乗って私は立って吊革につかまっていました
バスが突然急カーブをしてしまったので私は立った姿勢のままでパンプス
のカガトを軸にして身体が回転したので私は吊革を握っていた手が離れると同時に
こともあろうに前の座席に座っていた若い男の方の膝の上に腰かけてしまいました
まだ若かった私です咄嗟のことで顔から火が出るとはこのこととばかり恥ずかしく思い
ました
勿論周囲の方も避けられない出来事とはいえ笑い声が
私不意に男性の膝に腰かけたことをお詫び致しました
でも不思議なのですその若い男性はお詫びにたいしても何も仰らないし
顔の表情も全く変えられないのです
全く何も起らなかった感じなのです
余程平素から精神修行をなされておられるのかしら
もしも逆に私の膝に突然に腰かけられたら私だったらきっととどまることなく
大声でカラカラと笑っただろうと思います
あれからもう何十年も歳月は流れていますが「不思議な方」だったなと時々思い出します
その方いまでもそうなのかしら



今年最後に咲く芍薬になりそう