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ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

170924 時は秋分、雷の声を収む頃。午前九博ボランティア、夕食後、天満宮神幸祭、夜、古都の光!

2017年09月24日 | 旧暦のある暮らし

 24節気では秋分、昼と夜の長さがぴったり同じになる日。夕立に伴う雷が鳴らなくなり,天は入道雲から鰯雲などにかわってゆく。

 太宰府天満宮では、毎年、秋分をはさんで5日間、21日から25日まで道真公のご神徳をあおぎ五穀豊穣を神明に感謝する秋の大祭が行われる。22日に本殿から天神様を奉安した御神輿が神職、氏子たちとともに榎社にくだられる御くだりの儀、榎社で1泊されて翌日23日、秋分の日に天満宮本殿に帰られるお上りの儀がとりおこなわれる。これにあわせて23日と25日、第12回「太宰府古都の光」と銘打つイベントが行われ、古都太宰府が1万の紙灯篭の光でつつまれる。

 午前は10時半から月1のボランティア部会があり出席、新たな役割分担がきまる。ボランティアをスタートして半年、時間に融通のきく人、きかない人、いろいろ故、傍観者になってしまう人もでる。あらためて何らかの役割をになうことで今一度一体化を図ろうということ。あくまで自主活動だから苦痛を伴うようではいけない。かといって勝手気ままではボランティアも組織故、規律をもってすすめない。

 しかしまあいろんな人がいるようだ。電話をかけるのに自分の部署、名前を名乗らずいきなり要件から話す人がいるらしい。家で「おいお茶、ごはん、風呂!」としか言っていないのか、現役の時、よほど偉そうに顎で部下をこき使っていたような人なのかもしれない。

 午後は証券投資のNISA口座継続のためのマイナンバー通知。さらに年金の扶養控除申告にこれまたマイナンバーを通知する書類など記入。いずれ銀行口座もマイナンバーを記入しないと開設できなくなり、国による個人の金融資産の完全掌握に進んでいくのだろう。今、家庭用の金庫がよく売れているらしい。いわゆるタンス預金というやつ。将来不安がなくならない今、たよるはキャッシュのみというわけだ。これも国家財政が破たんなどすればいつなんどき金融封鎖で新円発行などされれば元も子もなくなる。いやはや・・。

 

夕食後、天満宮にでかける。菅原道真公が榎社から本殿に戻ってこられるお上りの儀が執り行われる。いつもの駐車場に車をとめ、光明禅寺のほうに歩いてゆくとお囃子の音が聞こえる。浮殿の前でお上り前の儀式。

19時過ぎ、本殿へおかえりの予定。絵馬堂のあたりに三脚をセットして太鼓橋をお上り行列が渡ってゆくのを撮影する算段。巫女さんたちが橋の上や本殿前を清掃している。

19時半ごろ行列が太鼓橋を渡る。照明が不足、ISOを5000以上にあげないとだめ。それでもシャッター速度は30分の1以下。ブレは仕方ないね。

本殿前に神輿が到着。

本殿前が完全消灯され真っ暗ななか天神様が本殿内にうつされる。一同低頭。20時前、お上りの儀終了。市役所の駐車場に移動。運よく駐車できた。三脚とカメラをかついで観世音寺まで徒歩15分。

近隣の小学生が作った紙灯篭が本堂まで誘導してる。

宝物殿の方向に歩く。紙灯篭が幻想的。自分の作ったのを観たさに家族で来ている。火事の危険性があるので灯篭内はすべてLEDに変更された。ロウソクのやさしい明るさではなく明るすぎて写真はとりづらい。

戒壇院にまわる。ここもブルーの照明がいささかどぎつい。20時半、政庁跡にむかう。10分少々で到着。暗闇の中で空の明るさがのこり鱗雲のようなのが空をおおっている。これはチャンス。この雲をいれて光の光景を取り込もう。冒頭の写真がそのうちの1枚。

光の明暗差をうまく取り込み表現するのがむつかしいところではある。イベントは21時終了。市役所の駐車場にもどる。そばのコンビニで缶ビールとつまみを調達して帰宅21時半。ちょうどのどが渇いたという妻と缶ビールで乾杯。今日も、いろいろ楽しませてもらいました。スマホで歩数チェック、6000歩でした。お疲れさん!!

 

 

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170715 博多山笠も終わり、いよいよ本格的な夏。24節気では「蓮始めて開く」小暑だが!

2017年07月15日 | 旧暦のある暮らし

 北部九州の梅雨明けは週末ごろか、博多山笠の頃はよく雨が降る。24節気では小暑だが体が慣れていないせいか大暑より暑く感ずる。暑中見舞いのシーズンだ。今年はあわせて水害見舞いも必要。

 蓮はじめて開く頃とあるが、朝倉の藤井養蜂場の古代ハスは大雨水害でだめになったかもしれないね。ミツバチが25万匹も死んでしまったらしい。花を求めての移動養蜂もやってるらしいので蜂蜜の提供はOKと社長がTVで話しておられた。去年は隣の三連水車のライトアップを撮影にいったものだがまったく自然災害の脅威ははかりしれない。

じっとりとした気持ちの悪い暑さのおかげで今年は山笠撮影はスルーパス。今朝5時過ぎ、眼が覚めてテレビをつけると追い山の中継。

いつもの見慣れた画像が展開される。一番山の中州流れの曳山の表題、「一喝百雷如」中国禅宗の開祖、達磨大師の形相がすごいね

石村萬盛堂本店前のゴール、廻り止め。しかしこの老舗の製菓会社、いい場所に本店を構えたものだね。鶴の子、祇園饅頭、大黒飴、なつかしい味のかずかず。現役時代の関係先。

今年の櫛田入りのタイムはやっぱり東流れが一番早かったね。少子高齢化が進む中、なにか対策をうっているのかしら。全コースでは2位だった(1位は千代流れ、28分53秒)

しかし博多山笠の関係者、のぼせもんたちは幸せだね。1年に2週間はすべてを忘れさせてくれるのだから!

 今日から3連休、朝倉、東峰村、日田界隈へ、ボランティアの方々が大挙、おしよせているとか、熱中症に注意しつつ、がんばっていただきたい

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170507 立夏、暑い。眼がうっとおしく写経中止、午後、地域の町おこし行事をのぞく。改憲は必要か?!

2017年05月07日 | 旧暦のある暮らし

 息子が岡山にかえりまた夫婦だけの生活が始まった。アレルギーなのかよくわからぬが目のふちが顔を洗った後などかゆくなり腫れぼったくなる。時節は立夏、いよいよ暑い夏のはじまり。そんな外界にかかわらず気分がさえない。武蔵寺での写経会も欠席。家の周りの清掃、加来耕三の「面白くてよくわかる日本史」読書。カップ焼きそばの昼食をおえて腹ごなしに地元の地域振興会主催の行事、祭みかさをのぞきにゆく。折り畳み自転車を引っ張り出し一走り。汗ばむ陽気。広いグラウンドの一角に舞台。朝9時からやっている。

写真同好会のメンバーが行事の撮影依頼をうけてきているはず。最後の出し物、沖縄の「ミヤギマモルウイズエイサー隊」のステージがはじまっていた。なかなかのシンガーソングライターだね。「島唄」の作曲家?しかし観客が少ないしジジババが多い。今一盛り上がらない。おまけに日差しがきつい中での鑑賞だから大変。

しかしいい声をしている。行政区割りにすると人口などばらつきが大きい。そのためいくつかのブロックに再編して地域おこしをしようという目論見。音と食の祭典と銘打っている。

15時半終了。目論見はどのくらい成功したのか?まあ最後しかみなかったのでよくわからないが続けてゆくことに意味があるのかもしれない。

 ゴールデンウイークも終わり、安倍内閣はいよいよ憲法改正に動き始める。薩長主体の維新政府が作った明治憲法。富国強兵にはしり戦争に突っ走った。敗戦後GHQ主導で昭和憲法がつくられ、安全保障はアメリカまかせ、そのかわり好きに基地をつかわせ、戦後70年、日本はひたすら経済一辺倒、豊かさをめざし邁進、おかげで世界2位の奇跡の経済成長を実現。われわれ団塊前後世代が汗水たらして実現した。今、年金生活に入っているが改憲の必要性を今まで感じたことはなかった。法や理屈が通らない国が周辺にある今、核や軍事力による抑止力が必要になってきたのか?現憲法がどこに不具合があり、なぜ改正が必要なのか、しばし考えてみることにする・・・

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170325 春分の次候、「桜始めて開く」頃。死んだらおしまいよ!日本人の死生観。神棚を祭る企業、好業績?

2017年03月25日 | 旧暦のある暮らし

東京や福岡で開花宣言。宇美公園でも桜が咲いていた。

24節気では春分の次候、25~29日、「桜はじめて開く」頃となってい入る。ソメイヨシノは江戸時代につくられ、それ以前は山桜であったとか。吉野山のヤマザクラは素晴らしいようだ。さくらえび、桜餅、アスパラガス、こぶし、吉野花会式などが季節のキーワード。

(宇美公園)

 新聞に「成功している人はなぜ神社にいくのか?」という本が25万部突破したとか、ほんとかね。日本人は神仏の存在を肯定する人はすくなかろうが正月は神社に参詣し、お盆には墓参りし、葬儀はほとんどが仏式、クリスマスは大いににぎわい、まったく宗教へのこだわりがない。しかし家に神棚や仏壇があるのは2割くらいだとか。

 アメリカ人は信仰をもっている人が85%、神のために死ねるというのが70%、毎週教会にいくというのが2割、神の存在を90%は信じているとか。大統領就任式では聖書に手をおいて誓いを立てる。進化論は半数が否定、人は神がつくりたもうたというわけだ。日本の首相は般若心経に手をおいて就任式などしないね。天皇に出席していただいてそこで認証式をやっているのが日本人だ

 さて、表題の神社まいりや神棚の件だがあらゆる失敗や問題の根源は人間の執着やこだわり、思い上がり、欲望など煩悩のなせる業。したがって社内に神棚を置くということが

1. 会社の中にパワースポットができる
2.
自分(社長)よりも上の存在ができ、どれだけ成功しても謙虚になれる
3.
銀行や取引先など、他者からも信頼される
4.
感謝の念が増え、仕事の効率がよくなる
5.
社員の意識も高くなる    という理屈になる

 神棚は、昔は学校や役場、各家庭どこにでもあり、普通に日本人の生活に馴染んでいた。
しかし戦後GHQの「公的機関の神棚の禁止」令により、役所や学校、そして家庭からも神棚はどんどん消えていった。

 経営の神様といわれた松下幸之助さんは学校に行ってなかったので、分からないことは何でも聞き、病弱だったので体力のある人に頼り、工場に行くと工員に何をやっているのか尋ねたそうだ。
尋ねられた本人はチェックを入れられていると緊張し、空気が張り詰めたと言う。
 しかし、本当に何をやっているのか知りたくて聞いていただけだったという。また、有名な「水道哲学」ができるまでは理念もなく、ただ儲かる事だけに集中していた。また、企業は人なりということで、人と人との結びつきについて学ぶために、様々な宗教団体へ足を運び学んだという。しかし、実家は浄土真宗だったが、どの宗教団体にも入信しなかったそうだ。

 どうであろう?日本を代表する経営者が宗教団体にも足を運び学ぶ姿勢。これこそが日本人が無意識に身につけている仏教思想である。多くの人は知らないことを知ってるふりしてやり過ごす。しかし、松下幸之助は知らない事は知らないと多くの人の知恵を借りたそうた。つまり、知らないことは知らないと素直に認め、まずは受け入れるそして耳を傾け学ぶ。これは日本人が対立することなく様々な宗教や文化を受け入れ、発展を遂げて来たことそのものである。松下幸之助さんを経営の神様と言う人がいるが、まさに神の道を歩んでいた人なのかもしれない

  正しい宗教というものは、人間の幸せに資するものでなくてはならない。過去に幾多見られた宗教戦争のように、宗教のために人間同士が争い、人間が犠牲になるというようなことでは、宗教の意義はない。宗教は永遠の真理に立脚し、しかもその時代時代にふさわしい説き方、教え方がなされなければならないだろう。

 さて前のブログで無明、煩悩のない浄土の世界にゆくには普段どのような心掛けでいるべきと瀬戸内寂聴さんが述べているのかということに触れた。

 先般、梅宮辰夫さんは盟友、松方弘樹さんの死に直面、如何に豪快な人生を送ろうが死んでしまえば骨となって骨壺に収まってしまう。人間、死んだらおしまいだね、今、懸命に生きるだけだとご本人も去年12時間のがん手術で生き延びた実感から述懐されたようだ。ではどんな生きざまをするのかということになる。

 今時の日本人、死んだらどうなるのかや、浄土とやらにいきたい、地獄にはいきたくない、ではどうしたらよいかなど考える人間はほとんどいないだろう。食わんがため、生きんがために、日々追われ、過ごしている。自らを謙虚にさせる対象、信ずるものをもてていないということだろう。この件についてはまた次回・・・・

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170211 建国の日、今年2回目の積雪、春告げ鳥の声聞こえず。風邪90%治癒か

2017年02月11日 | 旧暦のある暮らし

今年2回目の積雪。ベランダの手すりに5センチばかり雪が積もっている。

昨日は市の上下水道局の広報車が水道管凍結にご注意くださいと住宅内を回っていた。どうすればいいのかな?勝手に考えなさいというわけ。どうもこの辺りが市のサービスレベルを問われる気がするがね

5日分の風邪薬がなくなり、咳が残るだけで夜中の熱発もこの2~3日なし。ほっと一息。昨日金曜日の健康ボーリング教室は欠席。やはり風邪を治すには3~5日の安静休養が必要ということか

ところで本日11日は国民の祝日、建国記念日。紀元前660年1月1日、初代天皇、神武天皇が即位した日が古事記や日本書紀に記載されているとか。新暦にすると2月11日。現天皇は125代目。しかし日本は国ができて2000年以上の歴史が天皇制の元連綿と続いているすごい国だ。歩30分の観世音寺に、できて1300年、日本最古の梵鐘があり、作家五木寛之が古寺巡礼でこの鐘をついていた。トランプ大統領は45代目、建国200年ちょっとだろう。

気温18度の暖かいフロリダで今頃、トランプ大統領と安倍総理はゴルフを楽しみながら何を語るのか?一国のリーダーの責務は重い。70数年前の世界戦争は二度と起こしてはならない

24節気では立春の次候。ウグイスなく頃とある。春告げ鳥のウグイスや春告げ魚のニシンが旬の頃である。日本列島をおおう大寒気団の前にウグイスもでるにでれない状態か?

しかし、春は近い。ひそやかに近づいているに違いない!

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170205 「東風凍を解く」立春、風邪をひいたかな? 孫の音楽会、この4月、新1年生早いね!

2017年02月05日 | 旧暦のある暮らし

 2月4日節分開け、立春。東風氷を解く季節。暖かい春風がふいて川や湖の氷が解け始める頃。網走では流氷が流れ着いたとか、砕氷観光船が動き始める。「東風吹かば思い起こせよ梅の花、主なしとて春な忘れそ」菅原道真を奉った太宰府天満宮の飛梅もほぼ満開。

見つける喜びに満ちているのが初春の歓びではないか。春を含んだ日ざしの中を雀がちゅんちゅん、餌をあさっていた。

 写真仲間のYさんが朝方電話してこられて、「インフルエンザだったよ」。昨日、Yさんと20分ばかり話をした。マスクをしておられたが心配して咳や熱がでたら医者に行ってください!!なんとなく咳や身体が熱っぽい感じなどして昨夜から市販の薬を飲んだが今のところ熱発はしていない。

 幼稚園の年長組の孫の最後の音楽会に出かける。4月から小学1年生だ、早いものだね。

 幼稚園で3年間しっかり教育されると小1入学時にはかなり知的レベルは上がっているはずだ。子供の教育は親にとって経済的負担もおおきくて大変だね。東京の理工系の私立大学に通わせるには1000万はかかるとか。親の経済力格差が子供の教育格差につながるとか、医者の子は医者になり医者の娘と結婚して医者の家系がどんどん広がり、馬鹿な医者も増えてゆく。

 子供の教育にとって何がほんとに大事なのか、親は真剣に考えねばならない。人生を生き抜く力とはいったい何なのか?・・・

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170106 二十四節気では「寒の入り」小寒。妻の一番の親友、幼馴染、急逝。生の儚さ!

2017年01月06日 | 旧暦のある暮らし

「小寒の氷、大寒に解く」。寒の入りにできた氷が大寒に解けはじめる。1年で最も寒い時節を言う。厳しい気象条件の中で亡くなる人も多い。北海道旭川ではマイナス27度になったという。

 昨夜、妻に電話があり、一番の親友、幼馴染のUさんが亡くなった。ひと月前、熊本の旅館で楽しく女子会の忘年会をやってきたばかりなのに、妻もさぞかしショックだろう。死は人間だれしも避けられないこととはいえ、突然の訃報は気持ちの整理がつかないだろう。

お互いいつこんなことがおきてもおかしくない歳であることをあらためてよく認識し、一日一生、瞬間一生のつもりで生きてゆかねばとあらためて思う。

 久しぶりにT整形外科に行く。超満員で2時間も待たされた。右薬指がまっすぐ伸びず曲がってきた。2~3年前には薬指がそうなり、血液検査をうけたがリウマチではなかった。今回、右薬指が朝起きた時、90度にまがり、伸ばすとカックンといった感じで伸びる。レントゲンをとっても正常な感じだが靭帯性腱鞘炎でばね指というらしい。屈筋腱と靭帯性腱鞘の間で炎症がおこり腫れや感熱が生じるとのこと。そりかえしたり、曲げたりのリハビリを毎朝夕10セットしてくださいと先生のお達し。年のため血液検査をして帰る。

 身体は日々、各所で老化してゆくが、これは当たり前のことで、騒がず焦らず、しかし死はいつ来てもおかしくないという冷静さをもって、あり難く生きてゆくしかないね。Uさんのご冥福を祈るのみである・・・・

 

 

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161229 早、春の使者「冬至梅」が玄関に二輪。年末の こころなき身や 冬至梅・・真珠湾、茨木震度5弱!

2016年12月29日 | 旧暦のある暮らし

 今年も残すところあと3日。妻と娘一家をのせて年末正月用の買い物でディスカウントスーパーへ。いつも買いものに同行して思うが、なんと日本にはものがあふれていることか。これだけの多種多様な商品をつくるもの、それを流通させるもの、買って消費するもの、1億2000万人の人口をかかえる日本、よくぞいういう体制を作り上げたものだね。

 安倍総理が歴代首相ではじめて真珠湾のアリゾナ記念館をオバマ大統領とともにおとずれ戦没者の慰霊をとむらった。15分余りのスピーチ、一面焼け野原の敗戦国日本、無条件降伏、戦勝国にどう扱われようと何も言えない。アメリカの寛容の精神で日本はよみがえることができたと感謝の意を表明した。あおっちろいTVのコメンテーターは沖縄問題はじめアメリカの言いなりではないかと評論する。どう言われようが商売ひとつで頑張れる環境にしてくれたのは自由主義大国アメリカのおかげには違いないね。それが今の日本の豊かさだ。

 ばたばたする多忙な年末。忙しいとは心を失っている状態。ふと玄関口の梅の木をみあげるとなんとピンクの梅が2輪、開花していた。

梅と言えば早春に咲く花だがこの頃に咲く梅を冬至梅というらしい。一重咲きの白い花で繊細な枝ぶりや上品な花の咲きようから盆栽などにも好んで使われるとか。雪が降るなかで咲くことから「雪中梅」ともいわれる。新潟の銘酒、雪中梅をおもいだす。しかし我が家の梅はピンクだから冬至倍梅でないかもね。狂い咲きするほど我が家が暖かいわけではないのに、でもばたばたしている年末に春の訪れを予感させてくれる紅梅の早咲き、吉兆であればいいね。

  年末の こころなき身や 冬至梅

茨木県の高萩市で震度6弱の地震、5年前の東日本大震災の余震だという。サル、酉さわぐ、犬笑うの投資格言が当たらなければいいのに大自然は非情だ

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160907 二十四節気、白露。しかし蒸し暑い。シンクロウエイブ、整形外科で初体験!

2016年09月07日 | 旧暦のある暮らし

 24節気では白露、「くさのつゆしろし」ということで朝夕の涼しさがはっきりしてくる頃。重陽の節句やシマアジ、秋の七草などがキーワード。ということだが昼間は蒸し暑い、台風のせいか。

昨夜、腰のトリガーポイント注射の効果もきれて、咳をすると背骨に響く感じ、寝起きもさっというわけにいかない。いつもはある日すっと腰が軽くなって快方に向かうのだが今回は長引いている。これも年齢のせいか。

 イチロー選手、42歳で代打ホームラン、待望の1号だが日米通算24年連続ホームラン、いやはやお見事ですね。T整形外科にいき先生に注射結果報告。どうも腰だけは原因が特定しにくいとのこと。なんでもやってみましょうというわけで今回は「シンクロウエイブ」。下半身を固定して曲げ伸ばしをやって背骨や背筋を矯正するマシンで九州で2~3台とリハビリの担当者は言っていたが・・。あぐらを長く組めないなど尾てい骨、骨盤周囲の硬化は自覚していたが。5分足の曲げ伸ばし、マシンが患者の体の固さを判断して強度をコントロールするとか。なんとなく軽くなった気がしたが?あとは低周波とウオーターベッドマッサージ。はやく治ってもらいたいね

稲穂の垂れる通学路を子供たちが元気に帰ってゆく。周辺にわけのわからない国が多い中、日本の将来はどうなるのかね?

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160517 時は立夏、タケノコ出る頃。上り坂、下り坂、まさかの坂、運命を考える!天才演出家逝く!!

2016年05月17日 | 旧暦のある暮らし

 時節は早、5月中旬、24節気では立夏の末候、タケノコ生ず頃。旬の味でゆがいて食べるとおいしい。京都では葵祭がおこなわれ、田園に水がはられる田水張る頃である。熊本地震から1か月たったが水田に水をひく水路がやられコメ作りも大変らしい。

22年前の週刊現代を市の図書館に返却したあと、書棚に五木寛之さんの「人間の運命」というのがあったので借りてきた。

 人間というのは神によって生かされている存在であるともいえるし、過去の宿業を背負ってどうすることもできない存在でもある。

 人生にはいろんな坂がある。上り坂、下り坂、そしてまさかの坂。熊本県民を襲ったH28熊本地震。自然災害とはいえ多くの県民のこれからの人生設計がおおきく狂った。死者48人、行方不明1人、生死の分け目はどこで生じたか、運、不運があった人もいたに違いない。14日21時の震度7をのりこえ、15日に室内整理に戻って16日午前1時の本震で家屋倒壊で亡くなった人、別荘を15日、点検のため福岡から阿蘇にやってきて16日倒壊下敷で亡くなった人、友達の家に遊びに行き、夜中阿蘇へ帰宅途中、阿蘇大橋の崩落に巻き込まれた学生。人間にとっての運命をどう考えるか

 (1)   運命の手は残酷である。個人の夢や努力、めざす生き方も大きな運命の前にはまったく無力なのだ。起こってしまったことは諦める、明らかに極める、真実、本質を理解する。人間は誕生からして自ら望んでしたわけでない。おギャーと泣いて生まれてくるのはこれからの生きる苦しみを味わされる世に生み出されたことへの嘆きの声であるという。誕生からして宿業をもって人間はうまれる。金持ちの家にうまれるか貧乏人の家か、甘んじて受け入れざるをえない。

(2)   歎異抄のなかの親鸞の言葉。しゅくごう(宿業)とはその人間をとりまく過去の状況と行動。両親の父母の血を両親は受け継ぎ、両親の血と行動が私を形成してゆく。そして私の思考行動が私の血とともに子供たちに引き継がれてゆく。人というのは状況次第で獣にも神にもなることができる。それが人間の業というものである。人の行為をその人の心が良いからとか悪いからとか簡単に決めてはいけない。人間の善悪など簡単にわかるものではない。人間の行為はすべて宿業によるもの。

(3) かつて自己啓発セミナーの講師として、「過去は変えられないが未来は変えられる。意識が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動がかわれば性格が変わる。性格がかわれば出会いが変わる。出会いがかわれば人生がかわり運命が変わる」と講義したことを思い出す。演出家の蜷川先生に会えたことが私の役者人生、私の運命を変えたと演出家蜷川氏の葬儀で有名人たちが弔辞をのべた。ほんとに夢をみて努力をすれば必ず実現するのか?否である。9999人の落伍者のうえに一人の幸運者がいるのである。

(4)  現在の自分(現在業)は過去の自分の選択と行動の結果(過去業)である。現在の自分は未来の自分(未来業)をつくり子孫にひきつがれてゆく。あるがままの自分に従う。求めるのをやめれば今でも十分もっていることがわかると誰かが言っていた。

 平安時代の末期、末法の時代にでてきた親鸞は人間というのは本来悪である。歎異抄で「善人なほもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」と悪人正機説をといた。人間というのは動植物を殺してそれを食っていきながらえる存在。生きているエビやアワビをてっぱんの上で焼きながら平気で食べる。考えてみれば人間というのはおそろしい存在だ。理不尽な世の中で、ただひたすら南無阿弥陀仏を唱え信心すればどんな人間でも必ず浄土に行けると説いた。生きる望み、一条の光を与えた。

一条の光を信じつつ、ひたすら生きる。それが未来につながってゆく。過去業はどうしようもないがよき未来業は作っていける。たとえ世間一般の成功を獲得できなくともである。

 

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