重陽の節句

旧暦9月9日は、5節句のうちの重陽の節句。
菊の節句とも言いますね。
新暦にすると、今年は10月13日とのこと。
一般的には9月にするようですが、残暑どころか猛暑に菊の祭りもないでしょうと、新暦に直して本日に。

この日は朝露のついた菊に着綿（きせわた：菊の花に真綿をのせる）して、それを肌に当てて移り香を楽しんだり、ハレの日の縁起物として長寿を願ったそうです。
同じく長寿を願って、菊酒（菊の花を浮かべたお酒）をいただいたりします。
調べましたが、他の節句のように決まった誂えというのが見当たらなかったので、とりあえず遊んでみました（＾＾）


もっともこの時期、野菊以外の庭の菊はやっとつぼみが見えるくらい。
なので、5種類の小菊のポットを買い求め（後で実家の庭に植える予定）、黒塗り枡に収めて、着綿の飾りつけ。




お団子は定番かな？と思って、三色の串団子を添えて（＾＾；；


小皿は「菊と若布とタコの酢の物」「菊花カブ」の二品。


菊花カブには、庭の青ゆずのおろしを花芯に見立てて添えて。
両方とも酢の物というのもなんなので、こちらは浅漬けの素でつけてあります～（＾＾；；


器は、以前横浜駅に飛騨高山の物産展が来ていた時に、一目ぼれして出展者のご好意で求めたもの。
思った通りに、シンプルな料理が映えます～♪♪
とっても満足ニコニコしてしまいます。
お気に入りの器との出会いは、幸せ気分のかーさんです。

あいにくお銚子というものがありませんので、銅のコップで代用（＾＾；；
（お正月の酒器をだすのも、大げさすぎるかな？と思って）
お酒は飲まないかーさんとママちん用に、ユスラウメ酒が入っています。

夕飯の前に、杯にお酒を注いで、菊の花びらを浮かべていただきました。


菊は庭のヨメナ。薄紫が美しい。
今年はまったくの無農薬ですんでいる庭ですので、食用にしても大丈夫♪

重陽の節句は、他の節句より手軽な気がします。
ほんのちょっとしたお遊びですから、こうした行事は楽しみたいです～
来年は、お姉さん夫婦をお呼びしようかな～（＾＾）ｖ