人間の営みにかかわらず、四季は変わらず移ろって
真っ白に花盛りだったこぶしも、茶色になってきてまもなく散り始めるでしょう。
一足遅れの姫こぶしも、薄ピンクの花を満開にして、足もとにはドウダンツヅジの花がたわわに咲いて。
こぼれ種のムラサキハナナもクリサンセマム・ノースポールも明るい日差しにご機嫌な様子。
ブロックに植えられたバラの新芽も萌えるように伸びだして、暖かい石垣ではシバザクラもマツバギクも数輪咲いている。
イチョウの根元には鮮やかにタンポポが咲いて、仕事に追われる人の足元でニコニコしています。

そんな仕事場の周辺にあって、かーさんの心の中だけ、まだ温まりきれない風が吹いています。
やはり追ってしまう、被災地の現状。
いろいろと悲しい物語。
とらわれてはいけないとは思うけれど、まだ忘れることを許したくない自分がいる。
あまりにも広域の災害に、2週間以上たっても、まだまともに食事も出来ない、お風呂どころか着替えることも出来ずに、北の寒さに凍えている人がいる。
その地にさまよう、飢えたペットたちがいる。
機動力も持ち合わせず、何も出来ない己に、元の生活に戻ることを許せない自分がいる。
せめて 心だけはそばにいたい。
つらい思いを少しでも共有したいと思う。
世の中は原発に視線が移動しているけれど、お野菜なんか洗って食べればいい。
だから 農家の皆さんは、くじけずにお野菜作ってください!
水は水道水で十分。
1ヶ月や半年、そうしていたって、何が起こるわけじゃない。
それだけを大量に食べているわけじゃないから。
わが身に降りかかる災厄など、被災地の人たちにとって何ほどのものでもない。
どうやっても、数年がかりでどうにかなるという原発の話。
現場の人たちの健康を気遣い、せめて十分な食事と暖かく清潔な寝床を与えてほしい。
いま 一番がんばってほしい人たちだから。

それでも ウサギ人形を手にして、微笑み、喜んでくださる方たちがいるありがたさ。
春のうららのような、暖かい気持ちをくださるのです。
だから がんばって作ろう。
かーさんにできる 人に微笑をもたらすことの出来るささやかなことだから。
やんちゃなウサギ君がいらっしゃるそうです。


厄除けのお役目を担った娘。
しっかりお役目を果たすように、ちょっと魔法をかけました。

真っ白に花盛りだったこぶしも、茶色になってきてまもなく散り始めるでしょう。
一足遅れの姫こぶしも、薄ピンクの花を満開にして、足もとにはドウダンツヅジの花がたわわに咲いて。
こぼれ種のムラサキハナナもクリサンセマム・ノースポールも明るい日差しにご機嫌な様子。
ブロックに植えられたバラの新芽も萌えるように伸びだして、暖かい石垣ではシバザクラもマツバギクも数輪咲いている。
イチョウの根元には鮮やかにタンポポが咲いて、仕事に追われる人の足元でニコニコしています。

そんな仕事場の周辺にあって、かーさんの心の中だけ、まだ温まりきれない風が吹いています。
やはり追ってしまう、被災地の現状。
いろいろと悲しい物語。
とらわれてはいけないとは思うけれど、まだ忘れることを許したくない自分がいる。
あまりにも広域の災害に、2週間以上たっても、まだまともに食事も出来ない、お風呂どころか着替えることも出来ずに、北の寒さに凍えている人がいる。
その地にさまよう、飢えたペットたちがいる。
機動力も持ち合わせず、何も出来ない己に、元の生活に戻ることを許せない自分がいる。
せめて 心だけはそばにいたい。
つらい思いを少しでも共有したいと思う。
世の中は原発に視線が移動しているけれど、お野菜なんか洗って食べればいい。
だから 農家の皆さんは、くじけずにお野菜作ってください!
水は水道水で十分。
1ヶ月や半年、そうしていたって、何が起こるわけじゃない。
それだけを大量に食べているわけじゃないから。
わが身に降りかかる災厄など、被災地の人たちにとって何ほどのものでもない。
どうやっても、数年がかりでどうにかなるという原発の話。
現場の人たちの健康を気遣い、せめて十分な食事と暖かく清潔な寝床を与えてほしい。
いま 一番がんばってほしい人たちだから。

それでも ウサギ人形を手にして、微笑み、喜んでくださる方たちがいるありがたさ。
春のうららのような、暖かい気持ちをくださるのです。
だから がんばって作ろう。
かーさんにできる 人に微笑をもたらすことの出来るささやかなことだから。
やんちゃなウサギ君がいらっしゃるそうです。


厄除けのお役目を担った娘。
しっかりお役目を果たすように、ちょっと魔法をかけました。
