チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

市民と動物園の協働事業

2006-07-24 21:01:03 | 動物・自然
去年生まれた神奈川県野生動物リハビリテーター制度。その一期生が、このたび横浜の3動物園(野毛山・金沢・ズーラシア)で活動することになりました。
動物園で救護・保護されている野生動物の世話や野生復帰訓練などを、動物園の職員さんの指導の元に実習するのです。

これまで動物園では、一般市民をバックヤードに受け入れる事はありませんでした。動物園は貴重な展示動物や希少種を扱っているのですから、外部から病気などを持ち込まれるのも、反対に動物園からそういったものが出て行くことも大問題。
今回は野生動物救護獣医師協会 神奈川支部が企画した制度で、神奈川県と協働事業であるからこそ実現したことだと思います。そこには関係者の多くの期待がこめられています。


ひょんな事で去年からWRV神奈川支部事務局のボランティアスタッフのかーさん。(巻き込まれたた知人の方が大変だけれど:笑) 昨日は、活動開始式に行ったのです。

子供が小さな頃は、近所で沢蟹を取りました。全国でも生息地の少ない空色の甲羅の沢蟹です。
アオダイショウも身近な生き物で、何度となく遊んだものです。もちろんヤマカガシもいましたね。
近くの自然公園の水辺では、ホトケドジョウやヨシノボリやヤゴ(イトトンボのも!)やザリガニを獲ったり、水遊びをしたりしました。
下草にはモミジ葉イチゴがたわわになり、桑の実やアケビを食べたりしました。
自生のエビネも見られましたし、ニリンソウもありました。
あちこちの沢からはきれいな水が染み出していました。
横浜駅から電車でたった15分位のところで、です。

そして約15年。そうしたものは、あらかた消えてしまいました。たった15年です!
電車に乗って山の方に行けば丹沢。海の方に行けば潮干狩りの野島や江ノ島に行けます。
首都圏の中で、これだけ自然が身近な所はそうそうありません。
この自然豊かな神奈川を、何とか未来の子供たちの手に渡したい。
これがかーさんの母としての願いです。

リハビリテーター制度とのご縁は、そうしたかーさんの願いをかなえる小さな芽かもしれません。
そうなる事を願いつつ・・・一期生の皆さん。がんばってくださいね!!

リハビリテーターのつなぎです。
(向かって左は夏用。右は通常仕様)
もしも・・・
どこかの動物園で、このつなぎを着ている人を見かけたら「がんばってね!」って声をかけてあげてくださいね。

コメント
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