貴重な体験

昨日土曜日のよこはま動物園ズーラシアでの体験は、大変貴重なものでした。
動き出した神奈川県野生動物リハビリテーターの動物園勉強会。
動物園の獣医さんと飼育スタッフが、動物病院内を説明しながら見せてくださいました。
病院内は外の雑菌が入らないように、長靴に履き替え、出入り口では消毒薬で足元洗浄。
大変立派な処置室は、人間の大学病院並みの設備です。
エコーも内視鏡もある。
血液検査も現場で出来る。
おそらく国内一の設備です。




入院中のカンガルー君














他にはトラ君がいましたが、見慣れない人たちに興味深々。
ストレスを考えて写真は撮らなかったのですが、ゲージ越しの体は本当に大きい。
立ち上がると、私なんか胸元スッポリです（＾＾；；
こうした本来動物園にいる動物は「展示動物」と呼ばれます。

他に「保護動物」。
これは野生の傷病鳥獣ですね。治して放野を目指すものです。　

問題はこれ。
年をとったタヌキさん。
目が白内障になっていました。










他に飛べないヒヨなど放野出来ない個体。
違法に国内に持ち込まれた亀。（ＧＯさんのブログも見てね）
こうした野生には戻せない、原産国には送り返せない動物達は、一生ここでお世話しなくてはならない「飼育動物」と呼ばれます。
当然飼育動物が増えれば「施設・人手・費用」も増える一方で・・・

動物園の人たちは本当にがんばっていると感じました。
何しろ生き物相手は３６５日２４時間稼動ですからね。
リハビリテーターがお役に立てる部分は沢山ありそう。
みんな、がんばれ！！
ズーラシアの動物病院をもっと詳しく知りたい方は、動物園ＨＰの動物病院Topicsをどうぞ（＾＾）
獣医さん達の日々のお話が読めますよ。

帰りの道すがら見上げれば、梢にカラス達が冷たい雨をじっとしのいでいました。
久しぶりの雨に、雨をシャワーに身づくろいしている子も。
私が近づくといっせいに飛び立って、大騒ぎしていましたよ。