うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

トゥールーズ旅行記 前章

2009-06-05 06:53:24 | フランス(余暇・習慣)
と言う訳で。
日・月・火と、2泊3日でフランスの南西の街(=スペインに近い)、別名「バラ色の街」トゥールーズに行って来ましたぁ~っ。


しかし。急に思い立って、なので。
交通費は精一杯安く




ところが。
昨日もチラと書いたように、TGVの直通でも5時間半かかるし、直通の本数はそれほど多くない。
で。
料金は片道、平均的に75€~100€。
むぅ。
高い、でありますっ!!!
だって。
往復150€から200€?!



隣のオニイチャンの話に寄ると。
飛行機の方が、格段にラクだし(1時間チョイ)、安いこともある。




というわけで。
飛行機も探してみたら。
格安チケットで有名なイージー・ジェット。
ナンとですね、行く予定の日曜日早朝なら、32€で行かれるのです!
しかも。
所要時間1時間15分。


土曜日の夜中にパリを発ち、早朝トゥールーズに着く夜行列車にしよう(50~60€)で行こうと思っていた私は、この飛行機のチケットを迷わず即買いしました。



しかし。
ですね。
…考えてみれば、初めての国内線。
しかも。
このイージージェットの格安の仕組みを知りませんでした。
つまり。
荷物を預けようと思うと。
なんと1個につき、もれなく11€(重さは問わない)かかるのです。

う~む。

100€のチケットで、11€だったら、迷わず預けるのですが。
たった32€のチケットに、11€って、すごく高い気がして。
…チケットを買う際に(←インターネット)、「チェックイン荷物なし」で申し込みました。



が。
すぐに、反省。

というのは。
液体・ジェル物は、どうする?!

たった2泊とはいえ、必需品・コンタクトの洗浄液から始まり、洗顔料・化粧水・乳液・シャンプー・リンス・歯磨き粉、etc.…
小さな容器に入れ替えても。
手荷物で持って入れる量より遥かに超えてしまう。



となると。
現地で買う?!


そんな、ばかなぁ!!!!!

だって。
日本のように、土日も開いているお店事情じゃない。
現地に着いて、自分にあったものを最低限探し回るのだけでも相当な時間の無駄。
しかも。
1つの商品、それこそ11€以上するものが多いわけで。
全部買いなおすなんてこと、できないよ~。


…11€、ケチるんじゃなかった。。。。。






しかし。
エヘヘ。
思いつきました!

そうだ!
隣のオニイチャンは、絶対に荷物を預けるに違いない。
持っていってもらえないかしらん?!

思いっきり図々しいお願いとは判っていましたが、全ての液体・ジェル物をポーチに入れ、持っていってもらうことにしました。






そこまでは用意万端!

で。
出かける前日、仕事の前。
ハッと、気がつきました。


そうだ!すっかり忘れてた。
ほんの気持ちだけでも、何か手土産持って行かなくっちゃ!

となると。
いつものワンパターン。
『虎屋』さんの和菓子!



しかし。
ふと、気がつきました。
和菓子って、ジェル物品の部類に入るかも…。

そういえば。
ジャムなんかは全部没収っていう話だし。
どら焼きとか羊羹って、無理かも~。




そこで、ない知恵を振り絞り。
これまた無難な、パリにしかない美味しいチョコレート屋さんでチョコレートを買おう!

というわけで。
ジャン・ポール・エヴァンにやって来ました。







しかし。
お店に入る瞬間、ちょっと不吉な予感。
まさか、チョコレートも手荷物禁止、ってことないよね?????


お店の中で、ウィンドーのチョコを眺めつつ、どれなら一番無難か?

日本人の店員さんが声をかけてくれました。
「何かお探しですか?」



あのぉ~。
飛行機の手荷物に、チョコレートって大丈夫ですよねっ?!


「ん~、そうですねぇ…。何とも言えないです。」
ええっ?そんなぁ…
駄目なんですか?

「一応、ジェル状のものは駄目ということになっていますから。大丈夫、という保証は、ちょっと出来ないんですよ」






じゃ、一番、没収される可能性が低いチョコレートでどれでしょう?
「板チョコ、とか、ですか…」

むぅ。
板チョコじゃあ、見栄えがしなさ過ぎる。



困惑してしまい…暫し考えた後。

「あのぉ、ホット・チョコレート用の粉とかってどうでしょう?水分、ないですよね?」
「…これも、何とも言えないんですよね。中に隠せないもの、しか駄目ということになっているので…。」




まぁ、国内線だし、そんなに厳しくないだろう。
ということで、結局迷いに迷った挙句、万一没収された時のことを考えて(←その場合、自分でその場で全部食べてしまう!という結論、笑)、買おうと思っていた金額の半額くらいのチョコの詰め合わせを買い。
お店を後にしたのでした。








で。
話は、少しズレます。
(でも。相変わらず、出発前の話…。)


フライトは日曜日の7:00、オルリー空港。


ハテサテ、どうやって行くんだっけ?




前日・土曜日の夕方、ハタと気がつきました。
何時に家を出たら間に合うか?





ところで、貧乏性の私です。
出かける時の、時間ギリギリは、どうしてもイヤなのです…。

だから。
国際線だったら、2時間前だけど、3時間前に。
国内線だったら、1時間前だけど、2時間前に空港到着。
というのが私の原則。



ということは、5:00に空港到着。
…家を出るのは、3:30~4:00くらい?



そこで、ハタと気がつきました。
そんな時間に、地下鉄やら空港バスがあるわけないっ。




大慌てで、ネットで検索した結果。
パリ市内・近郊を走る夜行バスを乗り継いで行かれる、ということが判明。

念には念を重ねて、2つのルートを調べ、乗換え周辺地図も印刷し。
結局、4:20に家を出て、5:10頃には空港に着くという案を実行することにしたのでした。




∴ 3:40起き!

つまり。
前の晩は9:00に寝なくっちゃ!
と。
気合入れて、飲み始めたのですが(笑)。
結局、就寝は11:00になってしまいました…。

で。
翌朝、ちゃんと起きられたのは、遠足前の子供と一緒、です。






が。
それから、その朝また一騒動!
…その話は、明日。。。







って。
相変わらず、出発前の話で終始し、肝心の旅行記に入れず。
…今晩は、もう1:00過ぎなので、ポリポリ。
これにて





一応、写真だけそれらしくしておきますね(苦笑)。

トゥールーズ旅行記 前置き?

2009-06-04 05:49:23 | フランス(余暇・習慣)
とっても楽しかった旅行記をツラツラ始める前に、一言、しっかり前置き!





というのは。
事前に、何人かの在仏長い日本人の友達に
「休みを1日とって、トゥールーズに遊びに行くことにした」と言ったら。

その反応が。
「え?トゥールーズって、隣人の両親の家?それって。結局、"彼"なんでしょ?」





だから。
はっきり断っておきます。
本当に、素晴らしい隣人に恵まれました。
友達として、とてもいい関係だと思う…。
でも。
それ以上でも、以下でも全くありません!






日本に暮らしていて、そういう反応が返ってきたとしても、そんなにウンザリしないけど。
(だって。日本の常識では、結構、ん、ん、ん?と思われることは百も承知。その事実は、残念だけど…。)
まさか、パリでこちらに骨を埋めようとする人たち皆が皆から、そういう言葉をかけられようとは思ってもいなかった、というのが正直なところ。



隣のオニイチャンだって、私のことは単に「善意の、貧乏で可哀想な日本人」としての認識の上で、新しい世界の友達として、つきあってくれているのです。

確かに、性別は男と女だけど。
決して恋愛関係にはならない。
そんなこと、考えたこともない。




なのに。
友人達に旅行の話をしたら。

「ありえないよ~。ただの隣人を、両親の家に休みに連れて行くなんて。」と来たもんだ。


ところが。
事実、こうしてありえるのです!!!!!
フランス人はそういう意味で、実にフランクでホスピタリティの富んでいる。




そう。
誇るべきことじゃないけど、ポリポリ。
どうも私は「哀れみ」を生じさせるオーラでも発している、とでもいうのでしょうか。

外人で一人ぼっち、一生懸命暮らしている。
友達は、しかも殆どいない。
ひどく貧乏。
生活を全く楽しめていない。
∴可哀想!是非とも一度くらい、フランスの良いところを感じさせてあげよう。
…そんなところだと思います。




つまり。
これまでだって、全く持って「彼」じゃない男性から、本来なら家族だけで過ごすハズの期間を、一緒に彼らの両親の家での滞在することを、提案され。
何度そんなありがたい経験をさせたもらったことか。


例えば。
フィアンセの彼女がいる、見た目も相当格好いい20代の男性。
クリスマスに帰郷する際(クリスマスは家族で過ごすのが当たり前)、クリスマスを家族とと一緒に過ごさないか、と誘ってくれました。
…独りぼっちを感じさせるこの時期、何ともありがたいことで、確かにありえないくらい親切なことではありましたが。

そんな経験、思い起こせば、実に1度や2度じゃないんですよね~。

全く持って
本人知らずして「哀れみを誘う女」とでも題しましょうか(笑)。






しかし。
今回、旅行に行くに際し、変な勘繰りがあったのが今もって残念です。

そ。
男と女の間に、友情はあるのです!というのが私の持論。





だから。
くれぐれも誤解なきよう。

本当に素敵な、隣人です。
ありがたいと思っています。
でも。実際にそれだけ。
好意にドップリ甘えてきた、というわけであります。





で。
あれれぇ~、前置きが長くなり過ぎた…。(苦笑)

旅行記の発端部分を少しだけ書いて、実際の中身は明日から、ということにしようと思います








そう。
そもそも、この月曜日の休日を利用して、隣のオニイチャンはトゥールーズに帰ることにしていたようです。
で。提案。
金曜日の夜、飛行機でパリを出発。
月曜日の晩にパリに戻ろう。

ところが。
律儀な日本人、うさ(笑)。
バイトとはいえ、土曜日の午後の仕事を遊びのために休みたくない!
「仕事が終わって、土曜日の夜行でトゥールーズに行くわ!」

すると。
「1泊じゃ、来る価値ないよ!」
と。

結局、火曜日、それぞれ休暇をとることにして、トゥールーズに遊びに行くことになったのでした。
勿論、だから、彼のほうは、金曜日の晩から、トゥールーズ。

私は。
隣のオニイチャンに
「疲れて、その後観光できないよ!」反対されながらも夜行にしようと思ったら。

切符を買うのがノビノビになったせいで、料金がぐんぐん上がり。
決行が決まった時点では、格安チケットの飛行機で、翌朝・日曜日に行くほうが安いことが判明。
…日曜日の早朝、トゥールーズに向かったのでした。




で。
帰りは、火曜日夕方。
彼は、飛行機。
だって。
社会人ですものね!


私は…。
その時間、飛行機はお値段が高かったので。列車を選び。(←列車の直通でも、5時間半かかります。その上、直通は本数も少ない。飛行機だと、1時間チョイでいかれます。)
帰宅が12:00近くになったのでありました。




で。
…お喋りな私。
今日も、旅行記になりませんでしたねぇ。

明日も、関連した他の事で終わってしまいそうですが、ポリポリ。
備忘録のために、エィ!
何とか主要部分を書き留めておこうと思っています。
むぅ、今回のシリーズも多分、長いかも~。。。


注:今日の写真は、日曜日にトゥールーズに着き、朝ごはんの後、オニイチャンの友達と3人で行ったカルカッソンヌの城塞(世界遺産認定)から望んだ街(=カルカッソンヌ)の風景です。

現実に戻る…

2009-06-03 07:14:19 | Weblog
実は、今日6月2日(火)を勝手に休みにして、日曜日から2泊3日で、トゥールーズに行ってきました。
書きたいことは、山のようにあるのですが。

お金を節約し、帰りは、一番安くなっていた切符=TGVで帰ってきたので(所要時間5時間半)、もう夜中の12時を回っています。

お天気に恵まれ(日焼けしてしまった…)、すっかりヴァカンス気分を楽しんできたので、疲れていないはず、なんだけど。

現実に戻るのが、いやっ!

という子供のような心理と。

やっぱり、陽にあたると疲れるのでしょうか。
TGVの中でも、本を読むはずが殆ど寝ていたにも関わらず…。

すっかりオネムモードであります



ということで。
明日から、また暫く旅行記でもと、思っていますが。
今日のところは、シャワーを浴びて寝てしまうことにします。



明日起きれるかなぁ…。
今日、セミナーさぼっちゃったから、明日教授に顔をあわせたくないなぁ…。

そんな情けない思いを胸に、ベッドに潜り込んだら数秒で眠りこけてしまいそうです。

ヴェロ=ビシィクレット=自転車

2009-06-01 04:54:52 | フランス(日常用品・日常生活)
最近の手抜き加減を反省しつつも。
テヘヘ。
今日も手抜きバージョン。。。
(って。手抜きじゃないバージョンって、あったのか?と自問しております、ポリポリ。)



ま。
でも、ウフフ。
今日は写真があるので、誤魔化せます
…いや~、ホント。こんなお天気だと、あぁっ、幸せ♪



とにかく。
自分のための備忘録がてら、箇条書きに。





システムがスタートして、早1年と半年くらい?
パリ市内の公共自転車制度、ヴェリブを、漸く試すことが出来ました。
ばんざ~い♪


というのは。
語れば長いですが(汗っ)。
このシステムが開発された直後、自分の自転車があるにも関わらず。
新し物好きな私、すぐに年間契約をしたのでした。

ところが。
契約受付のお知らせが来て、何度も試したのですが。
(注意書きも読んだし。問い合わせのメールも書いた…)

いつまでたっても、使えない状況が続き…。

2度とこんなシステム試すもんか!と思っていたのでした。



そして。
システムが実施されて1年経ち。
…更新しないでいたら。
「どうして更新しないのか?今後のサーヴィス向上のためにアンケートに答えろ」とメールが来て。
若干の嫌味を加えて返信したものでした。


それから。
数ヶ月。
最近の自転車熱(?=自分の自転車で市内をお散歩する)もあって、もうヴェリブ利用は今後考えないだろう…と思っていたんだけど。


つい、フラフラと浮気心。

だって。
やっぱり、乗り捨て自由というのが結構便利。
…雨の日とか、坂のある地区とか、その後に別な地区で用事があるとか。
自分の自転車だと、何があっても「それと共に行動」しなくちゃならないですから、ね。



というわけで。
どうせ。使えなくってもいいや、という気分で試すことにしました。


そしたら!
なんと、今日はスンナリ使えるじゃありませんか!(←それが、当たり前なんだけど。ポリポリ。)

で。
初乗り、であります。



乗り捨て自由、のありがたさが判ったものの。
…やっぱり。my 自転車がいい、という感想も。
とにかく。
TPO(←この言葉も死語になったような?気のせい?)にあわせて、両方活用したいと思っています。







独白:箇条書きで幾つか書くつもりが、結局、ただ1つの話に集中…。
計画的にブログが書けない自分に呆れる…。




ま。
いいのです。
ブログも自分の楽しみですから、ね!
ということで、堪忍くださぁ~い。
…とにかく。いい天気で浮かれてま~す