うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

トゥールーズ旅行記 前置き?

2009-06-04 05:49:23 | フランス(余暇・習慣)
とっても楽しかった旅行記をツラツラ始める前に、一言、しっかり前置き!





というのは。
事前に、何人かの在仏長い日本人の友達に
「休みを1日とって、トゥールーズに遊びに行くことにした」と言ったら。

その反応が。
「え?トゥールーズって、隣人の両親の家?それって。結局、"彼"なんでしょ?」





だから。
はっきり断っておきます。
本当に、素晴らしい隣人に恵まれました。
友達として、とてもいい関係だと思う…。
でも。
それ以上でも、以下でも全くありません!






日本に暮らしていて、そういう反応が返ってきたとしても、そんなにウンザリしないけど。
(だって。日本の常識では、結構、ん、ん、ん?と思われることは百も承知。その事実は、残念だけど…。)
まさか、パリでこちらに骨を埋めようとする人たち皆が皆から、そういう言葉をかけられようとは思ってもいなかった、というのが正直なところ。



隣のオニイチャンだって、私のことは単に「善意の、貧乏で可哀想な日本人」としての認識の上で、新しい世界の友達として、つきあってくれているのです。

確かに、性別は男と女だけど。
決して恋愛関係にはならない。
そんなこと、考えたこともない。




なのに。
友人達に旅行の話をしたら。

「ありえないよ~。ただの隣人を、両親の家に休みに連れて行くなんて。」と来たもんだ。


ところが。
事実、こうしてありえるのです!!!!!
フランス人はそういう意味で、実にフランクでホスピタリティの富んでいる。




そう。
誇るべきことじゃないけど、ポリポリ。
どうも私は「哀れみ」を生じさせるオーラでも発している、とでもいうのでしょうか。

外人で一人ぼっち、一生懸命暮らしている。
友達は、しかも殆どいない。
ひどく貧乏。
生活を全く楽しめていない。
∴可哀想!是非とも一度くらい、フランスの良いところを感じさせてあげよう。
…そんなところだと思います。




つまり。
これまでだって、全く持って「彼」じゃない男性から、本来なら家族だけで過ごすハズの期間を、一緒に彼らの両親の家での滞在することを、提案され。
何度そんなありがたい経験をさせたもらったことか。


例えば。
フィアンセの彼女がいる、見た目も相当格好いい20代の男性。
クリスマスに帰郷する際(クリスマスは家族で過ごすのが当たり前)、クリスマスを家族とと一緒に過ごさないか、と誘ってくれました。
…独りぼっちを感じさせるこの時期、何ともありがたいことで、確かにありえないくらい親切なことではありましたが。

そんな経験、思い起こせば、実に1度や2度じゃないんですよね~。

全く持って
本人知らずして「哀れみを誘う女」とでも題しましょうか(笑)。






しかし。
今回、旅行に行くに際し、変な勘繰りがあったのが今もって残念です。

そ。
男と女の間に、友情はあるのです!というのが私の持論。





だから。
くれぐれも誤解なきよう。

本当に素敵な、隣人です。
ありがたいと思っています。
でも。実際にそれだけ。
好意にドップリ甘えてきた、というわけであります。





で。
あれれぇ~、前置きが長くなり過ぎた…。(苦笑)

旅行記の発端部分を少しだけ書いて、実際の中身は明日から、ということにしようと思います








そう。
そもそも、この月曜日の休日を利用して、隣のオニイチャンはトゥールーズに帰ることにしていたようです。
で。提案。
金曜日の夜、飛行機でパリを出発。
月曜日の晩にパリに戻ろう。

ところが。
律儀な日本人、うさ(笑)。
バイトとはいえ、土曜日の午後の仕事を遊びのために休みたくない!
「仕事が終わって、土曜日の夜行でトゥールーズに行くわ!」

すると。
「1泊じゃ、来る価値ないよ!」
と。

結局、火曜日、それぞれ休暇をとることにして、トゥールーズに遊びに行くことになったのでした。
勿論、だから、彼のほうは、金曜日の晩から、トゥールーズ。

私は。
隣のオニイチャンに
「疲れて、その後観光できないよ!」反対されながらも夜行にしようと思ったら。

切符を買うのがノビノビになったせいで、料金がぐんぐん上がり。
決行が決まった時点では、格安チケットの飛行機で、翌朝・日曜日に行くほうが安いことが判明。
…日曜日の早朝、トゥールーズに向かったのでした。




で。
帰りは、火曜日夕方。
彼は、飛行機。
だって。
社会人ですものね!


私は…。
その時間、飛行機はお値段が高かったので。列車を選び。(←列車の直通でも、5時間半かかります。その上、直通は本数も少ない。飛行機だと、1時間チョイでいかれます。)
帰宅が12:00近くになったのでありました。




で。
…お喋りな私。
今日も、旅行記になりませんでしたねぇ。

明日も、関連した他の事で終わってしまいそうですが、ポリポリ。
備忘録のために、エィ!
何とか主要部分を書き留めておこうと思っています。
むぅ、今回のシリーズも多分、長いかも~。。。


注:今日の写真は、日曜日にトゥールーズに着き、朝ごはんの後、オニイチャンの友達と3人で行ったカルカッソンヌの城塞(世界遺産認定)から望んだ街(=カルカッソンヌ)の風景です。