私にとって、美容院は至福の場所。
人に頭をマッサージしてもらう、って本当に気持ちがいいし、「少しは綺麗になるかな」という期待感とともに、ぼ~っとした日常から離れた時間を持つのがとっても嬉しい。
だから、話しかける美容師さんは、好きじゃない。
美容師さんの技術がうまいとか、その後の髪のスタイルよりも、その間の時間が大事、なんです。
というわけで、フランスでは美容院には行かない、と決めていました。
最初に日本を発つ直前、伸びてもおかしくない髪型に、とお願いして、只管そのまま。
一時帰国の度に、美容院に行くことにしていました。
だって、フランス人の髪の毛とやっぱり日本人である私の髪の質って違うでしょうし、
いろいろ心配しながら美容院にいるって、私にとっては至福の場所である以上許せない、と思っていたんです。
でも。先日、自分を変えよう!と思って、試験が終わった後に、こちらに来て初めて髪を切りに行くことに。
数ある美容院のどこに行こうかな、と思ったときに、思い出した美容院がありました。
イエローページ好きの日本人のオジサマが、この街にインターナショナルコンクールで1位になった美容師さんというのを、電話帳からみつけ、そこに通っていました。
で、何度か私に「そこのオヤジさんはやっぱり腕がいいぞ、1位だからね。女性もやるって書いてあるから、行くときは是非そこに行きなさい」と勧めてたっけ。
それを思い出し、電話で予約、足を運んだところ、ちょっと引いてしまいました。
前のお客さんは、半分禿げているおじいさん。
う~ん、これはどうみても「散髪屋」さん、だわね…
ま、でも腕はいいって言うのが本当なら、何でもいいわ。
美容師のおじさんは、前のお客のおじいさんを終わらせると、私に鏡の前に座るように指示。
「どうしたいの?」
「とにかく、短くしたいんです。」
「勿体無いよ、そんな髪。」
「え?でも私変わりたいんです」
「そうお?」
と言って、スタイルブックも何もあったもんじゃなく、ストレート・ロングの私の髪をきり始めました。
思いっきり短く、って言っているのに(示しているのに)、肩までの長さに。
「これでどう?」
「いや、もっともっと、ずっと短くしてください」
おじさんは再度、きり始めました。
まだ全然長い!
「これでどう?」
「申し訳ないですが、もっともっと切ってください。」
そうして、一番おかっぱ頭(?)には厄介な首のあたりの肩に着くくらいの長さに。
きっと、ショートにはしてくれないつもりなんだわ。と私は諦め、こんなはずじゃなかったのに。と思いながらも、申し訳ないので、それでOKにしました。
「学生なんでしょ?髪を切ったあと洗うと高くなるから、そのまま帰りなよ」、と勧められ、従いました。20ユーロなり。
髪を切った直後に会った友達に、何?それで20ユーロなんて高い!そんなの誰でも切れるでしょう?と。
ところで、やっぱり肩すれすれの長さのため、髪がはねる。。。
3週間くらいガマンしましたが、本当はもっと短くしたかったわけだし、その髪のハネに耐え切れず、先日、あるチェーン店の美容院に行きました。
スタイルブックで、このくらいの長さと雰囲気、と指定をすると。
まず洗髪台に案内されました。
これが…
痛いのなんのって。
だって、フツーの洗面台(ホーローでしたっけ?)みたいなのに首をかけるようにUの字に凹みがついているだけ…
つまりクッションも何も無く、首の折れに、頭の重みがかかるのです。
苦しすぎ…お年よりはガマンできるんだろうか?と心配になったくらい、辛かった。
しかも、すっごくぬるいお湯。(なのに熱すぎませんか?だって…)
そして、そのシャンプ・ーリンスが終わると、髪を切る鏡の前に戻りました。
すると、ですね。
いきなり櫛で髪をすいたかと思うと、その櫛を切りたい長さに保ち、バリカンみたいな(髭剃りの大きくしたような)ものでジャーっと切るのです!
それじゃ、鋏のテクニックも何もあったもんじゃないですか!
ミドル・ショートにしたのですが、髪を薄くするのも全部そのやり方。
なんと前髪、もですぅ…
というわけで、あっという間にカット終了。
その後、ドライヤーでセットして、29ユーロ、でありました。
こんなので、果たして髪の技術コンクールって一体どうなってるのだろう?とフシギに思いながら、帰宅したのでした。
…至福の時間には決してなりそうにないフランスの美容院。
でもショートにしちゃったため、これから何度も経験することになりそうです。。。
人に頭をマッサージしてもらう、って本当に気持ちがいいし、「少しは綺麗になるかな」という期待感とともに、ぼ~っとした日常から離れた時間を持つのがとっても嬉しい。
だから、話しかける美容師さんは、好きじゃない。
美容師さんの技術がうまいとか、その後の髪のスタイルよりも、その間の時間が大事、なんです。
というわけで、フランスでは美容院には行かない、と決めていました。
最初に日本を発つ直前、伸びてもおかしくない髪型に、とお願いして、只管そのまま。
一時帰国の度に、美容院に行くことにしていました。
だって、フランス人の髪の毛とやっぱり日本人である私の髪の質って違うでしょうし、
いろいろ心配しながら美容院にいるって、私にとっては至福の場所である以上許せない、と思っていたんです。
でも。先日、自分を変えよう!と思って、試験が終わった後に、こちらに来て初めて髪を切りに行くことに。
数ある美容院のどこに行こうかな、と思ったときに、思い出した美容院がありました。
イエローページ好きの日本人のオジサマが、この街にインターナショナルコンクールで1位になった美容師さんというのを、電話帳からみつけ、そこに通っていました。
で、何度か私に「そこのオヤジさんはやっぱり腕がいいぞ、1位だからね。女性もやるって書いてあるから、行くときは是非そこに行きなさい」と勧めてたっけ。
それを思い出し、電話で予約、足を運んだところ、ちょっと引いてしまいました。
前のお客さんは、半分禿げているおじいさん。
う~ん、これはどうみても「散髪屋」さん、だわね…
ま、でも腕はいいって言うのが本当なら、何でもいいわ。
美容師のおじさんは、前のお客のおじいさんを終わらせると、私に鏡の前に座るように指示。
「どうしたいの?」
「とにかく、短くしたいんです。」
「勿体無いよ、そんな髪。」
「え?でも私変わりたいんです」
「そうお?」
と言って、スタイルブックも何もあったもんじゃなく、ストレート・ロングの私の髪をきり始めました。
思いっきり短く、って言っているのに(示しているのに)、肩までの長さに。
「これでどう?」
「いや、もっともっと、ずっと短くしてください」
おじさんは再度、きり始めました。
まだ全然長い!
「これでどう?」
「申し訳ないですが、もっともっと切ってください。」
そうして、一番おかっぱ頭(?)には厄介な首のあたりの肩に着くくらいの長さに。
きっと、ショートにはしてくれないつもりなんだわ。と私は諦め、こんなはずじゃなかったのに。と思いながらも、申し訳ないので、それでOKにしました。
「学生なんでしょ?髪を切ったあと洗うと高くなるから、そのまま帰りなよ」、と勧められ、従いました。20ユーロなり。
髪を切った直後に会った友達に、何?それで20ユーロなんて高い!そんなの誰でも切れるでしょう?と。
ところで、やっぱり肩すれすれの長さのため、髪がはねる。。。
3週間くらいガマンしましたが、本当はもっと短くしたかったわけだし、その髪のハネに耐え切れず、先日、あるチェーン店の美容院に行きました。
スタイルブックで、このくらいの長さと雰囲気、と指定をすると。
まず洗髪台に案内されました。
これが…
痛いのなんのって。
だって、フツーの洗面台(ホーローでしたっけ?)みたいなのに首をかけるようにUの字に凹みがついているだけ…
つまりクッションも何も無く、首の折れに、頭の重みがかかるのです。
苦しすぎ…お年よりはガマンできるんだろうか?と心配になったくらい、辛かった。
しかも、すっごくぬるいお湯。(なのに熱すぎませんか?だって…)
そして、そのシャンプ・ーリンスが終わると、髪を切る鏡の前に戻りました。
すると、ですね。
いきなり櫛で髪をすいたかと思うと、その櫛を切りたい長さに保ち、バリカンみたいな(髭剃りの大きくしたような)ものでジャーっと切るのです!
それじゃ、鋏のテクニックも何もあったもんじゃないですか!
ミドル・ショートにしたのですが、髪を薄くするのも全部そのやり方。
なんと前髪、もですぅ…
というわけで、あっという間にカット終了。
その後、ドライヤーでセットして、29ユーロ、でありました。
こんなので、果たして髪の技術コンクールって一体どうなってるのだろう?とフシギに思いながら、帰宅したのでした。
…至福の時間には決してなりそうにないフランスの美容院。
でもショートにしちゃったため、これから何度も経験することになりそうです。。。